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▼ 月の灯り
- ジャンル:家族
月が綺麗だから、急いで家へ帰った。
住宅地で月見をするには、まだ少し時間が早い。
隣の家が近い住宅では、もう少し遅くならないと見えない。
低い月が、大きくてカッコいいんだけどね。。。
食事をして一休みした頃に、やっと家の角から白く強い光りを放つ月が、駐車場から見える位置に来た。
昼に凪チンが手伝って作った、餅のようなダンゴをこさえて、家族三人で駐車場でお月見。
酒は国産のウィスキーにした。
父、お酒美味いのか?
と凪チン。
ちょっと思い出し笑い。
月見で思い出すのは、初めての二日酔い。
お月様へ備えてあった酒を勝手に飲んだところ、母が「ダンゴに酒じゃ合わないでしょ?」と言って、漬物と新しい酒を持ってきた。
実家の縁側で、秋風を感じながらの美味い酒。
徳利を何本か転がし、その場で眠りに付いた。
翌日は母、学校へ「頭痛がすると言うので休みます」と伝えていた。
まぁ確かにウソではない(笑)
たしか小3の出来事。
それ以来、晩酌が普通になった。
もちろん毎晩大量に酒を飲むわけではなく、ワインを水で薄めた物とか、自家製の梅酒を薄くしたものだとか。
当時はウィスキーを含めた洋酒は非常に高価な物だったので、そういうのは父親が居ない時にコッソリと母に相談して戴いていた。
今は何かとうるさい世なので、未成年者へ酒などもってのほか!という風潮があるが、昔はそんなもんだった。
酒もタバコも。
まぁ、時代だよね。
親父の頃はヒロポン打って、寝ないで仕事してたわけだし。
荒れているとか不良だとかそういうことではなく、「男が酒に負けていたら仕事にならん」ということで、わりと早い時期から我が家では酒のマナーを教えてくれた。
だから、高校生ぐらいになってみんなが酒を覚える頃は、介抱役と言うあんまりありがたくない仕事が常に回ってくる。
あれは非常に辛い。
かわいい女の子がつぶれたのなら良いが、大抵はゲスな野郎共だったりする。
元々強くはないが、酒は好きだけど酔っ払って迷惑を掛けることが無いのは、そういう経験と教育のおかげだと思う。
酒はストレス発散の手段では無い。
職人が一生懸命に作った、ありがたい物なのだ。
だから失礼の無いように、楽しい時や嬉しい時に呑むのが一番。
大事に味わうには、ほろ酔いが一番酒を味わえる。
一人の時も良いし、友人や恋人なんかと呑むのも良い。
体に合わないなら、無理して飲む事も無い。
弱いけど美味しいと思うならなら、ほんの少しだけ戴けばよい。
あまり酒に強いと、ほろ酔いまでにお金が掛かる。
だけど、それが一生懸命に働く為の理由になるなら、それもまぁ良いのではないか。
なんにせよ、飲めない酒を見栄で飲むほど、酒に失礼な話は無い。
そういう酒は体を壊して、結局は酒を不味くしたり酒に縋るようになるから、長く酒を楽しむ為にはやってはいけない事だ。
でもそういうのは、歳を重ねると解ることかもしれない。
若い時の大酒のみは、ある意味で登竜門か。
なんかいも痛い目に合いながら、やがて自分の適量を知っていく。
緩やかに、尊重しながら付き合う。
それは人との付き合いも、同じかもしれないね。
そんな話しを凪チンにしたのだが・・・
全く聞く耳を持たずに、一心不乱に絵を描いていた。
自分で話を振っておいて・・・と言う部分は、母親に似たのだと思う。
嫁様はニコニコしながら月を見て、聞き耳を立てている。
なにを描いてるの?
楽しいから、お月様の絵を書いてるの。
いいね。
月が綺麗だから、父は明日釣りに行こうかな。
嫁様のニコニコが一瞬で消えました(汗)
満月の日は事件や事故が多いので気をつけましょう。。。
- 2013年9月30日
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