今年から近畿住まいということで、エギングを初めて見ました。
きっかけはショアジギをやってみようということで福井県の方に行ったついでに一応エギを持っていき、ショアジギは坊主、近くにいたおじさんにエギングのことを聞き、堤防でやってみたら釣れた＆刺身がうまいということで、9月～11月くらいまでエギングをやってみたわけです。

場所は両脇を磯に囲まれた狭いサーフを中心に、堤防と磯場などを行ってみたわけですが、特にサーフについては堤防で～200g程度が多い中、500～700gくらいの良型が多く、サーフでのエギングが一番面白かったです。最高記録は1.2㎏でこれは磯場で釣れました。
基本的には早朝～日没までやっていましたので、基本ボトムを取る、しゃくる、着底させるの繰り返しでしたが、日没後の暗くなっているうちに関しては、表層から順に下げていった方がいい結果が出ることがわかりました。

エギのカラーについては、日中中心でサーフでやっているときは特にクリンチフラッシュブーストのケイムラ赤やオレンジ系がよく反応しましたが、それ以外の場所ではエギ王Kのケイムラ系としてムラムラチェリーやクラクラウッディーなどが釣果があり、1.2㎏もムラムラチェリーの釣果でした。シーズン終盤の11月終わりごろにようやく日没以降にやることになり(日中釣れなかったので…)ここで初めて赤テープ系の効果に気が付きました。エギ王Kの赤テープ系は全然売っていないので、スクイッドジャンキーを使用。ようやく最近軍艦グリーンやカクテルオレンジを入手しましたが、なかなかエギングに行く機会が減ってしまい試せていません。

エギのサイズについては、やはり秋ということで、3.0を中心に使用しました。釣果がでないときに2.5を使うこともありましたが、結果サイズが落ちるということもあり、3.0で釣れないのは要らないという意志の元、ほぼ2.5は使っていません。1.2㎏は3.5号での釣果でしたので、やはりサイズを狙うなら大きい方がいいのかもしれません。特に、秋は数釣りが～とよく聞くのですが、釣果は多くても2匹～3匹くらいで何十と釣れることがなかったので全然結果が出せていませんが、やはり小さいのを釣って墨をはかせてしまうくらいであれば大きいエギで小さいのを無視してもらった方がいいのかもしれません。

ラインについてはPEの0.8を使用。動画などを見ると0.6以下が主流でリーダーも1.5号程度であることもあり、太い部類だと思います。しかし、最初のうちはシャクリがどうもぎこちなかったり、ライン負荷が大きいなどあり、スナップやラインがシャクリ中にぶちぶち切れてしまっていたので、細い糸を試す気に全くなれませんでした。
しゃくり方については徐々に慣れていき、”ジグをしゃくるときどうしているのかな～？”と無意識の動作を考えたとき、どうもロッドを脇ではさみつつ、手のひらは若干甲が下向きだったことに気づき、動作を分解し、ロッドエンドを脇で挟んでいる”つもり”で操作したらスムースにしゃくれるようになりました。

キャスティングに関しては、基本ペンデュラムキャストでまっすぐ投げるをやっておけば大丈夫なようでした。ミノーよりは飛距離は安定しますが、やはりまっすぐ投げるのとバックスイングして雑に投げるとでは飛行姿勢と飛距離が大きく違います。ペンデュラムでリリースポイントを守って反発の引っ掛かりを指で感じないように気を付ける、まっすぐ振る、これを守ってれば大体大丈夫です。

タックルについては、最初はヤマガのブルーカレントオールレンジ85、シマノセフィアリミテッド85M、セフィアエクスチューン810ML、セフィアリミテッド89MLの順に使っていきました。
ヤマガに関してはもともと持っていた万能ロッドではありますが、いまだにこの中では一番キャスト性能が高いなと思っているものの、エギの3.5号あたりではキャストしゃくりともにダルい印象が否めませんので、3.0号を最大に、2.5号以下を使うにはちょうどいいと思っています。したがって、エギロッドのＬパワーは要らないかなといったところ。85Ｍについては、2.5～3.0号をしゃくるには少し手加減が必要なものの、キャスト性能については軽くても問題ないという印象でした。ただ3.0中心でしたので、ＭＬを試しましたが、カーディフもそうでしたが、やはりシマノの2番手以下のグレードのロッドはどうにも気持ちよさがなく、何かボヨンボヨンした印象です。ただ3.0に加え、3.5もちゃんと扱えるので、用途としてＭＬパワーがいいかなということで、カリスタと迷いましたが、リミテッドの89ＭＬに落ち着きました。ただ、ヤマガの切れのあるキャストフィールがあるのであればカリスタも一度使ってみたいところです。いずれのロッドもフリップキャストやサイドキャストでも気持ちよく投げられます。やわらかいロッドが多いのでこのあたりは特に問題は出ませんでした。

リールはヴァンキッシュC2500HGを使用していますが、たまたまステラを使った際に圧倒的にステラの巻き心地と毎回しゃくるたびにでるドラグが心地よく、こっちにしようと思いましたが、後述のハンドルノブの関係でヴァンキッシュを使っています。
ハンドルノブはいろいろ試しましたが、結果EP37に落ち着きました。これのほかに、最初は元々使っていた夢屋のセンシティブアルミノブ、次にEVA Iロングを使いました。特にIロングはエギングリールについてそうなタイプだったので購入しましたが、自分には少し合いませんでした。基本親指がノブの胴に引っ掛かってしまうのか、シャクリの際に無意識に親指でノブを押しのけて手が外れてしまうことがありました。結果、ジグの操作と同じくラウンド形状のノブに落ち着き、これがかなり具合がいい結果でした。ダブルハンドルの選択肢もありますが、さすがに重量的に厳しいのとノブはさすがにＩ字系になると思うので厳しいと思います。勝手にハンドルが回らないということですが、シングルハンドルでも1時～6時の位置ではハンドルは勝手に回らないので、あんまり関係ないと思います。それより重さとノブ形状の方が気になってしまいます。ステラはなかなか合致する社外品がなく、純正のまま使いたい次第なのと、来春に本流トラウトをやる際にあまり気持ち的にリブレなどはつけたくない次第です。

最後に結局やってないですが、ベイトエギングするなら、ミッドナイトジェッティー782や892あたりのベイトモデルなんかが身近に売っているロッドとしてはいいかなと思っています。
これからエギに行く機会は少し減ると思うのでやりませんが、もしやるならこれにリールをメタニウムなどを合わせるかなと思いますが、ラインを細くしないといけない関係から、ルアーのロストが怖い感じがするのが大きく、またサーフの釣りなんかでもベイトリールでのシャクリがどうにもできなくてあきらめてしまったので、操作系が多分全然できない気がします。ベイトで下に向かってロッドを操作する分にはいいのですが、上向きにしかも激しく操作するとなると…全然できる気がしません。手首の向きやハンドルの位置的に全くなじめる気がしません。