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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

流れのドリフトを考える

今ではドリフトという言葉が海のルアー釣りの世界で当たり前になってきたけど、いまいちこれがわからないって人も多いと思う。

今回はドリフト。

テクニックの話ではなく、考えるべき方向性の話である。

テクニックを知りたい方は、ネット上にも色々書いているログがあると思いますので参考にされてください。

さて ドリフト。

直訳すれば、「流す」という意味の言葉だが流水の釣りであればどんな釣りも「流す」釣りになるのである。
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昨今は横文字のドリフトテクニックが色々あるけど、大切なのは流されている糸の長さとルアーのヘッド(ルアーの頭)の関係である。

ルアーをコントロールして流して行く釣りと、流れに流されて何をしているのかわからない釣りとでは、結果に差がでる。

例えば、川は川幅全て一定の速度や方向へ流れて行くとは限らない。

何処の流れが速くて、何処が深くて、何処に魚が付いているのか?

それをまずはイメージしてみよう。
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次に何処をどういう風に流して行きたいのか、ドリフトコースを考える。

究極的には平面的な2次元のコースではなく、3次元、つまり立体的に考えないといけない。

トップウォーターなら2次元でいいから、慣れるまで、最初はそれもいい。

きっと、狙い通りに流すのは意外と難しいという事に気付くだろう。

その前に、魚がどこにいるかわからない人は、徹底的にフィールドに通い観察する事が大切である。

それは、タナゴでもハヤでも何でも良い。

流れに対する魚の付き場は、基本的には同じなのだから。

そもそも、この流す釣りに着目したのは、随分昔の事で、20歳になる少し前。

ドリフトは何かの釣りの教本に書いてあったわけではなく、先輩アングラーから教わった本流の釣りでは、当たり前の流し釣り。それを沈むスプーンでルアーをコントロールできないのは、致命傷だった。

毎週20個近くルアーをロストして、漸く気付いたのである。

釣行数を重ねて、やがてミノープラグでのドリフトが始まった。

その頃、初めてのスズキがヒットする。


更に年数を重ねて、今では、魚の付き場は明確になってきた。

ルアーヘッドの方向もわかるようになった。

結論、ドリフトの釣りは難しいけど、凄くシンプルな釣りである。

上流から下流へ流れる水に、それぞれのルアーの特性を最大限に生かして流れの中を泳がせ、魚に近づけ、魚から遠ざける。

それだけの釣りなのである。

それは、単純な釣り故に、奥が深いのである。

どれだけの速度や角度で、どう近づけて、どんな姿勢にして、どうやって遠ざけるのか?である。

遠ざける所が、最大のヒットポイントである。

それをカッコよく横文字にすれば、ユーエフェクト つまり、U字効果。

ターンである。

小魚が、大きな肉食魚に気付き、慌ててユーターンをする様を演出することで生じる効果を使った釣り。


流れに対して、横向きになること、腹を見せること、ボディがやや傾くこと。

それは、魚食魚からすれば、即、攻撃対象になるということ。


ただ流すだけの釣りに、そんなアクセントを付けるだけで。
きっと釣りが変わることだろう。
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トラウト、サーモン、シーバスなど、流れのフィッシュイーターを狙う釣りはどれも基本は同じであると思う。

そのテクニックを習得するのは、フィールドで覚えるが良い。

机の上では、上達しない。

なぜなら、ロッドやリール、ラインなどのタックルの操作と、流しているルアーの動きをリンクさせるのには、相当な熟練を要するからである。

勿論、正解の流し方には、ちゃんと答えが出るようになっている。

僕がフィールドに通う理由はそこにある、僕がこの流す釣りを自分のものにするべく、試行錯誤を繰り返す意味もそこにある。

100%に近い完璧な流し方で、良い魚と出逢えるのは。

10年に一度あるか?それとも無いか?くらいの話。

それでも、それに出逢えた釣師は、幸せなんだよね。

それが魚のサイズで釣りが計れない理由。

ここからは、貴方のドリフト学を探して見て下さい。



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