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僕的シーバスロッド論(その5)

  • ジャンル:style-攻略法
この竿、トルクがハンパねー。



トルクって何ね?



5-1 そもそもトルクとは何か
トルクとは日本語では遇力と言う。
たとえば、自動車のハンドルを回す、自転車のペダルを漕ぐ、真ん中に軸があり、それを回すその力をトルクと言うのだ。

最大限理解を巡らせて、「よく曲がって、ドラグを出さずにストロークで魚の動きを吸収し、そこから竿が勝手にトルクを発生するかのごとく魚を自分に寄せることが出来る竿」がトルクがあると表現されるのかもしれないが


もっとまともな表現は無かったものか(笑)

ちなみに、トルクを謳った竿にも地雷があり、固くて曲がらない竿になってる物もあるので注意。



5-2 強さと優しさのハイブリッド
なんかトラックのようなネーミングだが(笑)
先ほどトルクを謳った竿にも地雷があると言ったが、強い=固いではないと言うこと。
敢えてトルクという言葉を使うならまずは曲がらなければトルクは発生し得ない。

固いは荷重に対してストロークを与えないと言うこと。
強いは単純に荷重の限界値と僕は理解している。
つまり強さとトルクは共存するが固さとトルクは共存しない。

よく曲がって優しく魚をいなしてくれつつ10キロの荷重にも耐える竿ってのが理想だなと。


5-3 少しマニアックな話
基本的に竿をどんどん強くしていくと固くなる方向になるのだが、テーパーによって竿の強さ、固さは変化する。

曲がりの支点が根本に来るほど竿は強くなる傾向にあるように思う。
先調子は曲がりの支点がベリーに来るので全体としてストロークは与えないのだが破断の限界が低くなる傾向にある。

また、カーボンが高弾性になるほど破断限界が低くなる→弱くなる。
これにはふたつ理由があり、一つは黒鉛化処理により結晶粒をコントロールすることで「弾性は上がるけど限界荷重が低くなる」。

もう一つは、単純にカーボンの弾性がアップするので同じアクションの竿を作る場合に少ないカーボンの量で同じ弾性を出せる。→軽く仕上がる。
ただしその分カーボン繊維の使用量が少なくなるので単純に折れの限界が低くなる。

例)
20トンのカーボンと40トンのカーボンがあったとして、同じマンドレル(芯金)に同じ量のカーボンを巻くと倍固い竿が出来上がる。
同じ固さの竿が作りたいならカーボンの量を1/2にする。
ただし、カーボンの量が減っているのと脆くなっているので10キロの荷重に耐えられる20トンの竿に対して4キロの荷重にしか耐えられない竿が出来上がる。


※ 誤解を招かないように書いておくが40トンカーボンを使用していると明記してあったとしてもそれは30トンとか35トンとか他に様々な弾性の物をミックスしてあるので、実際のロッド設計は一概に上記の様にはならない。
また、マンドレルに巻き付ける「プリプレグ」と呼ばれるカーボンのシート状になったものがあるのだが、これを色々な形状にカットして狙ったアクションになるように設計する。(先端は少なく、根本は多く。)
なのでさすがにフル40トンとかのブランクを焼いても強さ1/2とかにはなるような設計はしない。


ちなみに、高弾性カーボンを折らずにキレイに曲げ込むノウハウはダイワが随一だと思う。



5-4 長い竿はアラか出にくい
散々8.6ftの竿をすすめておいて今さら言うが、竿は長いものを選んだ方が失敗しにくい

理由は多少テーパーが悪かったとしても長さから来るストロークでそれを誤魔化す事が出来るからだ。

もし、Lクラスの8.6ftの竿を既に持っていたとして、MLやMの竿が欲しいと思うならば8ft台より9.6ftを選んだ方が良いのかもしれない。



まとめ:竿は実際に曲げて見ないと解らないんだな。

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