8/26 金曜日。
仕事を22時まできっちりとこなし、帰宅後食事。
23:30ごろに大橋川へ向かった。

1ヶ所目は岸際にイナッコが溜まっていたもののシーバスの気配がなく30分で移動。

2ヶ所目はそもそもベイトすらおらず、早々に切り上げた。
今回散策しているのは大橋川中流域。
時間的に上げ潮なのだが、上げ潮で喜ぶのは某所ぐらいなものであり、大橋川は全体として下げ潮の方が良い釣果に恵まれる傾向にあるように思う。

そこから徒歩でしばらく歩き、3ヶ所目。
ここでダメなら帰ろう。
そう思って水辺に立つとそこにはトウゴロウイワシ。
7月に入った頃からトウゴロウイワシがあちこちでパターン化していると言う話は聞いている。
ただし僕はこのトウゴロウイワシパターンと言うやつがあまり好きではない。
ある程度のエリアに固まってはいるものの基本行動は単体な事が多く、ボイルは散発的で、しかもルアーに反応しない。

結局2時間を経過し、そろそろ帰ろうかと思い始めた矢先、40センチ位のシーバスがヒットした。
ルアーはマリブ78かラブラ110Fだったかと思う。
結局このシーバスはバラし、この日は千載一遇のチャンスをモノに出来なかった。


明けて8/27。
下げ潮の効いている時間帯に出たかったので19時に出発。
昨日のエリアに向かった。
一番立ちたかったポイントは人が入っていたので諦めた。
昨日2番目に入ったポイントを選択した。
たしかに昨日は上げ潮では話にならなかったが今日は下げ全開。
通りすがるシーバスを狙う。
が、期待したようにバイトは得られず2時間が経過した。

その間何回かショートバイトはあったのだが結局弾かせてしまい乗らなかった。
アルジェントを使い始めて思ったのだ
がこれまでレギュラーやマルチテーパーの竿を使っていた人間が急に先調子を使うとティップの入り代が足らなくなって急にバイトを弾き出す(笑)
先調子は常にロッドとラインの角度に気を配らなければならないなと改めて。
ま、普段手を抜いてるところのごまかし出来ない竿ってことが見えてきた(笑)

捕食音がたまに聞こえる。
魚は居る。
トウゴロウイワシを疎ましく眺める。
動きを観察するのは今回が初めてではないけど、流れに対して常に上手を向いて、時よりピピッと前に進んでいる。
サヨリのように右往左往はしない。

ふと、この動きイメージするのならダウンから巻いてくるパターンなんじゃ無いかと閃く。

思い起こせば盆前に市内でやっていたときもトウゴロウイワシ偏食だったのだが魚のバイトラインに対しU字頂点以降の完全にダウンで通した時にバイトが出ていた。
上げ潮から下げ潮に変わった後明らかに明暗に魚がついていて、橋下に投げ込んで魚のバイトラインにアップから入れたときには一切の反応が無かった。

先週のチヌ釣り(笑)の時も結局はU字頂点以降のダウンでバイトが出ていた。
少し流れの釣りをかじり始めるとアップからのリトリーブの威力を知ってしまうが為にアップに執着するようになるのだが、ベイトの動きをなぞるとなるとダウンの方が近い泳ぎになりそうた。

ラブラ125Fをダウンクロスから引く。
一投目でバイト。
惜しくも乗らなかった。
立ち位置を変えて引き直す。
今までアップで打っていたところをダウンで通すと反転系の強いバイトが出た。
小さいながらもシーバスをランディング。

続けてラブラ110Fを位置をずらしてダウンで通す。
ガガッというバイトの後に水面が割れたが何か違う魚。
この前と同じく腹がでっぷりと膨れたチヌだった。





トウゴロウイワシは流れに対して進まず流されずの位置でホバリングしていることが多い。
なのでダウンでゆっくり引きつつ動きが暴れたりシーバスの定位より下のレンジまで下がらなければルアーはそこまでシビアでは無いように思う。(トウゴロウイワシ自体は極表層に定位しているのだが基本ダウンで入れるさえ意識していれば反応はするようだ。)

今まで効果があったのはラブラ110F、ラブラ125F、ショアラインシャイナーR40(現95)、マリブ78、旧レイジー8S、メタルジグ等。
この傾向からするに少しだけ動きが大人しめでベイトサイズからかけ離れていなければ通用するのかと思う。

もちろんこのようなケースだけでは無いとは思うが少しだけトウゴロウイワシの攻略の糸口を見つける事が出来た釣行となった。


タックルデータ
ロッド：ロッド：16アルジェントプロトタイプ94ML GARPS-942ML(オリムピック)
リール：12イグジスト3012(ダイワ)
ライン：Xワイヤー 1号(デュエル)＋フロロ16LB
ルアー：リード ラブラ125F、ラブラ110F(パズデザイン)