【花釣風月】中海シーバス？ロデムの新用途

また雪が降った。
昨年から今年にかけて、回数にして3回、会社において遅刻者が発生する程度(笑)の降雪が発生している(笑)
頻度的には今年はやや、多いなぁ。

そんな週の末を迎え…。
これまで雪が降ろうが、雨が降ろうが、寒波が来ようが、どんな時でも僕を癒し続けてくれた愛しのシーバスちゃんに会いに行った。
そう、こんな書き方をするってことは、完全に相手にされなかったってこと(笑)

いやあね、普通にジグヘッド放っとけばいつものように癒してくれると思ったのだが、完璧にやられた。
ノーバイト。
検証を兼ねての事だったので、ラウンド型ジグヘッドエコギアミノーSやら、砲弾型ミノーMやらを投げるわけですが、全くもって反応が出なかった。

マグレ当たりもないのでその他確実な実績を持つモアザンミドルアッパーとか、DRスティックとかを使ってみる。
しかしながら、それにすら反応が無いと来た。

ふと、陸からの風の向きが変わり、中海の水の匂いが鼻腔をかすめた。
泥臭いニオイ。
このニオイから連想されるのは、寒波や暴風により上層の水が冷やされ、湖の下層の水が上がってくるターンオーバーの時のニオイ。
秋頃、しばしば中海のターンオーバーに悩まされるのだが、まさかこの時期にこいつに遭遇するとは思わなかった。

そして、その臭いはクロソイのそれに似ている。

諸説あるとは思うのだが、寒波がくるとクロソイが釣れるというのは山陰のクロソイを狙ったことがあるアングラーであれば誰しもが考えた事だろう。

もしかしたら寒波によって上っ面とボトムの水が入れ替わる事も寒波によりクロソイの調子が良くなる要因なのかもしれない。

もちろん、それの何が影響してクロソイがショアラインに接岸してくるかは分からないが。

あまりにも手前がダメなので、ロデムをフルキャストしながら扇状に探りを入れる。

1時間ぐらい投げ続けただろうか。
不意に流れが逆向きに流れ始めた。
このタイミングで魚の回遊があったのか、リトリーブしているハンドルがズドンと止まった。
シーバスにしてはやけに走るなと思っていたが、手前に来てから水面に魚を横たえるとまたまたレアな魚。

あらクロソイちゃん(笑)
サイズは35センチ程度だが、ゲストとしては十二分に楽しませてもらった。

クロソイにロデム、お勧めかも知れない。
ボトムをスローに狙えて、アピールもほどほど。
居れば何を投げても釣れるのかも知れないが、標準サイズのジグヘッドで届かないエリア、シーバスを狙いながらもクロソイが狙えるルアーってなかなか無い。
何より今年の実績が2本もある。
モチベーションを切らさず投げ続ける事が出来るからだと思うが、マボロシを探すのにちょう度良いルアーを見付けてしまった。

ロッド : ポセイドンゼファーアバンギャルドソリッドソリューション88GRT
リール : １２イグジスト3012(グローブライド)
ライン : PE0.6
リーダー : フロロ16lb
ルアー : モアザンシーバスロデム14g(グローブライド