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白身魚の刺身と日本酒

  • ジャンル:日記/一般
最近少し良いことがあった。
祝いがてら少し奮発して日本酒を買った。


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王祿(オウロク) 純米吟醸限定。
地元 島根県東出雲に蔵を構える王祿酒造が醸す純米の大吟醸酒である。

王祿の名前は小学生ぐらいの時から知っていた。
当時一升瓶の酒の蓋をコレクションするのが流行っていたのだが、そのときから王祿はレアな酒だった。
このときはオウロクではなくオーロクだったかな。

まさか20数年後、その名前を、しかも東京の人から聞くとは思わなかった。

しかしこの酒、地元でもほとんど流通してない幻の酒なのだ。
保管庫を用意していない店にはまず置いていないし、ほとんど県外に流れて行っていると言うこともあり見掛けることがない。

んで、この王祿 純米吟醸限定。
加水、濾過はおろか火入れすらしていない生酒なのだが、まず封切りのみで味わえる舌の先に、気付くか気づかないか微かに感じる微発泡、独特の舌触りがたまらない。
一晩置いて翌日にはもうこの舌触りは味わえない。
正直題名は白身刺身に合う日本酒だが封切りだけに関して言えば「じっくりと酒だけで飲みたい」。

結局封切りの日に父と一緒に半分以上開けてしまった。



さて、2日目以降。
本当に白身魚、特にスズキのような淡白かつ甘味のある魚に合わせたい。

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純米ということもあり、最初は控え目な吟醸香なのだが、これが杯を進める度に感覚が研ぎ澄まされる。
純米が正義かどうかについてだが、吟醸酒に関しては醸造アルコールによる芳香の取り込みを前提にしている所があり、どちらかと言うと添加が王道と僕は思っている。
が、その香りの強さゆえに飲み進めると嗅覚がマヒして来るのかもしれない。
実際僕なんかだと飲み進めるほどに感覚がマヒしてどうでも良くなってくる(笑)のだが不思議とこの酒は飲み進めるほどに嗅覚が鋭くなってくる。

また、味も無濾過ゆえに上品な甘味を
たたえており、濾過した吟醸酒にみられる水のような飲み口ではなく、酸味、アルコール度数(17~18度)も相まって味がちゃんと活きている。
ただし、精米歩合50%ということもあり旨口ではない。(いずれ書くかもしれないが、旨口で良かったのはヤマサン正宗という酒がある)

まぁ、僕のようなド素人が飲んで美味いと言うのだから間違いない(笑)
やはり知ってる人に聞くと「王祿だけは別格」らしい。

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こういう時、僕は刺身を塩で頂く。
軽く塩をまぶして、少な目の胡麻油で和える。
お好みで千切りの大葉やネギを散らすのも良いが、少な目に。
醤油で食す場合も酒や魚の甘味を味わうために、山陰でスタンダードな濃口の「刺身醤油」ではなく、普通の薄口醤油を使う。
ちなみに醤油のおすすめは地元 豊の秋で有名な米田酒造が造る米田醤油がいい。
香りが立つので酒の香りとのコントラストが映える。
あと、米田醤油は卵かけご飯とも相性が良い(笑)


シーバスをもって帰るという人が居たら、たまには刺身と日本酒でチビチビやるなんてのも良いかもしれない。






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