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▼ 沈黙の魚隊
- ジャンル:釣行記
- (湖)
渓流が解禁となってから3週連続で釣りに行っているが、魚の顔を拝むことが出来たのは前回記事に書いた釣行のみだ。
目下、2週連続でボウズをくらっている。
【第2週目】
本来ならば、とある山岳渓流の比較的入渓し易い区間に行く予定だったが、前日にまとまった雨が降ったため川は増水。
現地を見るまでもなく、私は別プランへの変更を決定した。
向かった先は、平時ならば水量の少ない上流域に位置する穏やかな川だ。
時期的なことも考慮していきなり源流へは行かず、中間区間から釣り上がるつもりだった。
クルマを運転しながら、林道に沿いに並走する山の斜面を眺める。
雪が溶け出し、ところどころから水が流れているのが分かる。
嫌な予感がした。
そしてその予感は的中してしまう。
林道をこれでもかとふさぐ落石の数々。
溶け出した雪が地盤を緩め、結果的に落石を生むのだ。
春先は林道が荒れ易い。
一つずつ岩をどかしていけば進めないこともなかったが、単独釣行であること・帰りのことなども考えて自重することにした。
時折、雪や冷たい雨が降る一日だった。
私は今までやったことのない、下の区間を釣り上がっていた。
しかし、どうも反応が良くない。
というより魚影が一切見えなかった。
「春先の雨はイワナを眠りから覚ます」
そう信じてこの川を選んだのだが、悪天候はどうやらマイナスに働いたようだった。
次第に流れも激しくなり、ウェーダー着用での遡行は少し恐怖を感じるようになったため、一度川を上がることにした。
「さて、どうするか」
まだ午前中。帰宅するには少し早過ぎる時間だ。
「徒歩で出来る限り林道を歩き、流入する沢をいくつか越えて、流れが緩くなったところから入渓しよう!」
と考えた。
スマホのGPS(あまり正確ではないが)によれば、最初の沢まで徒歩で約30分だった。
20分ほどで最初の沢を越える。
アプリには表示されていないが、この林道の途中には小さな橋があり、そこから入渓が可能だ。
ところがどうだろう・・・GPSによれば、早いペースで歩いてもけっこうな時間が掛かりそうだ。
いつもならクルマで移動する区間なので、ギャップを感じる。
入渓ポイントに到着する時間、釣りをする時間、退渓する時間(川が林道から離れるため、川通しで戻らないといけない)
さらに今後の天候がどうなるかも読めない。
歩きながら色々と思案する。
林道の遥か下を流れる川の勢いは、沢を越えた後も収まる気配がない・・・
「これは・・・やめておいたほうがいいんじゃないか?」
歩く足が、ふと止まってしまった。
結局、先ほど越えた沢まで引き返し、そこから釣り上がることに決めた。
現場の痕跡を見た限りでは、今シーズン、この沢に入った釣り人は私が初めてのようだった。
クリアな水質。
ほどほどの増水でイワナが動きそうな水量。
条件は整っていたが・・・魚影はまったく無い。
これでもか!というポイントからも魚が走る気配は無かった。
最初こそルンルン気分だった足取りも、そんな現実を見る毎に重くなっていった・・・。
時間もあまり残っていない。
これ以上遡行しても無駄なことは明白だった。
雪がちらつく中、岩の上に腰掛けてパンをかじる。
「寒い・・・色んな意味で」
第2週目、完全敗北で終了。

【第3週目】
気温が上がるまで釣りに行くのはやめようと思っていた休日の前夜。
「湖なら釣れるんじゃないか?」
と、ふと思いついてしまう。
準備など当然してないので、本流サツキマス用のスプーンやミノーをかき集めてフック交換。
風呂入ってメシ食って布団に潜り込む。
午前2時行軍開始。
現地到着は4時。
気温マイナス12度!
真っ暗なダム湖はメチャクチャ怖い。
寒さより霊的な意味で怖い。
ビビリな私は外灯付近の駐車スペースまでクルマを移動させ、明るくなるのを少し待つことにした。
やがて空が白み始めポイントへ移動を開始する。
釣り場に着いたころにはちょうど良い明るさになっていた。
広大なダム湖で足場が確保できるポイントは限定される。
急深なポイントが多い中、ここだけが唯一広めのシャローがある。
更にそこから沖に向けてカケアガリが形成されている。
シャローに逃げ込んだベイトフィッシュをサツキマスやイワナが追いこんで捕食する。
いわばここはフィッシュイーターの狩りの場所なのだ。
水通しはそこまで良くないが、近くにインレットもあり、風さえ吹けば水が流れ込んでくるので、条件が整えば魚が回遊してくる可能性がある。
ワカサギが接岸していればゲキアツなのだが、見た感じ、ベイトフィッシュは居ない。
まだ魚の動きはスローだろうと想定し、スプーンをメインに投げていく。
私の中で本流では実績のある、バイト10g
ひたすら投げ続ける。
山から日が差し込んできた頃合いだった。
ガツンと明確なアタリがロッドを襲った。
比較的上のレンジを引いていたので根掛かりではないことは確かだ。
そのまま巻き続けると、再び同じようなアタリ!
完全に魚だ!
すかさず合わせを入れるが、乗らない。
素早くルアーを回収し、キャストしようと試みるが、ガイドが凍り付いている。
慌てて溶かし、再キャスト。
群れならば近くにまだ何尾かいるはず!
近いレンジ、近いポイントを何度も通すのだが反応は戻らない。
「ミノーのほうが良いのか?」
軽くトゥイッチを入れながら引くが、これも反応が無い。
そんなことを繰り返していると、日が完全に上がってしまいゴールデンタイムは終了してしまった。
正午過ぎまでキャストをし続けたが、激しい向かい風が吹くようになり、やむなくロッドオフとした。
あの魚は何だったのだろう?
アタリはアマゴ・サツキマスっぽい感じもしたが、下から突き上げ来るようなふうにも感じれたからイワナだったのかもしれない。
姿は見えなかったので何とも言えないが。
それはそうと、途中でラインが高切れして、ロッドが継ぎ目から吹っ飛んでしまったのには難儀した。
偶然にも手前に着水したので何とかなったが、片足を水に浸しながらの回収は悶絶モノだった。
第3週目、完全敗北で終了。
目下、2週連続でボウズをくらっている。
【第2週目】
本来ならば、とある山岳渓流の比較的入渓し易い区間に行く予定だったが、前日にまとまった雨が降ったため川は増水。
現地を見るまでもなく、私は別プランへの変更を決定した。
向かった先は、平時ならば水量の少ない上流域に位置する穏やかな川だ。
時期的なことも考慮していきなり源流へは行かず、中間区間から釣り上がるつもりだった。
クルマを運転しながら、林道に沿いに並走する山の斜面を眺める。
雪が溶け出し、ところどころから水が流れているのが分かる。
嫌な予感がした。
そしてその予感は的中してしまう。
林道をこれでもかとふさぐ落石の数々。
溶け出した雪が地盤を緩め、結果的に落石を生むのだ。
春先は林道が荒れ易い。
一つずつ岩をどかしていけば進めないこともなかったが、単独釣行であること・帰りのことなども考えて自重することにした。
時折、雪や冷たい雨が降る一日だった。
私は今までやったことのない、下の区間を釣り上がっていた。
しかし、どうも反応が良くない。
というより魚影が一切見えなかった。
「春先の雨はイワナを眠りから覚ます」
そう信じてこの川を選んだのだが、悪天候はどうやらマイナスに働いたようだった。
次第に流れも激しくなり、ウェーダー着用での遡行は少し恐怖を感じるようになったため、一度川を上がることにした。
「さて、どうするか」
まだ午前中。帰宅するには少し早過ぎる時間だ。
「徒歩で出来る限り林道を歩き、流入する沢をいくつか越えて、流れが緩くなったところから入渓しよう!」
と考えた。
スマホのGPS(あまり正確ではないが)によれば、最初の沢まで徒歩で約30分だった。
20分ほどで最初の沢を越える。
アプリには表示されていないが、この林道の途中には小さな橋があり、そこから入渓が可能だ。
ところがどうだろう・・・GPSによれば、早いペースで歩いてもけっこうな時間が掛かりそうだ。
いつもならクルマで移動する区間なので、ギャップを感じる。
入渓ポイントに到着する時間、釣りをする時間、退渓する時間(川が林道から離れるため、川通しで戻らないといけない)
さらに今後の天候がどうなるかも読めない。
歩きながら色々と思案する。
林道の遥か下を流れる川の勢いは、沢を越えた後も収まる気配がない・・・
「これは・・・やめておいたほうがいいんじゃないか?」
歩く足が、ふと止まってしまった。
結局、先ほど越えた沢まで引き返し、そこから釣り上がることに決めた。
現場の痕跡を見た限りでは、今シーズン、この沢に入った釣り人は私が初めてのようだった。
クリアな水質。
ほどほどの増水でイワナが動きそうな水量。
条件は整っていたが・・・魚影はまったく無い。
これでもか!というポイントからも魚が走る気配は無かった。
最初こそルンルン気分だった足取りも、そんな現実を見る毎に重くなっていった・・・。
時間もあまり残っていない。
これ以上遡行しても無駄なことは明白だった。
雪がちらつく中、岩の上に腰掛けてパンをかじる。
「寒い・・・色んな意味で」
第2週目、完全敗北で終了。

【第3週目】
気温が上がるまで釣りに行くのはやめようと思っていた休日の前夜。
「湖なら釣れるんじゃないか?」
と、ふと思いついてしまう。
準備など当然してないので、本流サツキマス用のスプーンやミノーをかき集めてフック交換。
風呂入ってメシ食って布団に潜り込む。
午前2時行軍開始。
現地到着は4時。
気温マイナス12度!
真っ暗なダム湖はメチャクチャ怖い。
寒さより霊的な意味で怖い。
ビビリな私は外灯付近の駐車スペースまでクルマを移動させ、明るくなるのを少し待つことにした。
やがて空が白み始めポイントへ移動を開始する。
釣り場に着いたころにはちょうど良い明るさになっていた。
広大なダム湖で足場が確保できるポイントは限定される。
急深なポイントが多い中、ここだけが唯一広めのシャローがある。
更にそこから沖に向けてカケアガリが形成されている。
シャローに逃げ込んだベイトフィッシュをサツキマスやイワナが追いこんで捕食する。
いわばここはフィッシュイーターの狩りの場所なのだ。
水通しはそこまで良くないが、近くにインレットもあり、風さえ吹けば水が流れ込んでくるので、条件が整えば魚が回遊してくる可能性がある。
ワカサギが接岸していればゲキアツなのだが、見た感じ、ベイトフィッシュは居ない。
まだ魚の動きはスローだろうと想定し、スプーンをメインに投げていく。
私の中で本流では実績のある、バイト10g
ひたすら投げ続ける。
山から日が差し込んできた頃合いだった。
ガツンと明確なアタリがロッドを襲った。
比較的上のレンジを引いていたので根掛かりではないことは確かだ。
そのまま巻き続けると、再び同じようなアタリ!
完全に魚だ!
すかさず合わせを入れるが、乗らない。
素早くルアーを回収し、キャストしようと試みるが、ガイドが凍り付いている。
慌てて溶かし、再キャスト。
群れならば近くにまだ何尾かいるはず!
近いレンジ、近いポイントを何度も通すのだが反応は戻らない。
「ミノーのほうが良いのか?」
軽くトゥイッチを入れながら引くが、これも反応が無い。
そんなことを繰り返していると、日が完全に上がってしまいゴールデンタイムは終了してしまった。
正午過ぎまでキャストをし続けたが、激しい向かい風が吹くようになり、やむなくロッドオフとした。
あの魚は何だったのだろう?
アタリはアマゴ・サツキマスっぽい感じもしたが、下から突き上げ来るようなふうにも感じれたからイワナだったのかもしれない。
姿は見えなかったので何とも言えないが。
それはそうと、途中でラインが高切れして、ロッドが継ぎ目から吹っ飛んでしまったのには難儀した。
偶然にも手前に着水したので何とかなったが、片足を水に浸しながらの回収は悶絶モノだった。
第3週目、完全敗北で終了。

- 2020年3月17日
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