10cmの価値

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以前、某記者という男に

「アンタ、そこまで港湾やったんだから、いい加減ウェーディングしたら?」

と言われた事があった・・・




それは昨日の事。

ここ最近ボーズ無しの、別名「ロストワールド」へ行き、一通り撃ってみたのだが全く反応が無い。

が、この潮回り・潮位・そして流れ。

絶対に居ないはずが無いのである。

そこでじっくり流れの状況を見て、魚の着いている場所を特定する。

幅は4m程、そしてそこであり得るバイトポイントは2か所。

が、そこは先程までに10数回は通してる場所。

しかし、食わせられる場所といったら、条件的に他に無い。
(魚は居るのだが、物理的に通せない)

2か所の内、奥のポイントはキャストが10cmショートしたら、手前のポイントは横に10cmずれたら潰れる。

しかし、そのギリギリを攻めないと魚は反応しない。

オープンスペースならば良いが、障害物に囲まれた場所故、ミスキャストは即ロストに繋がる。

そこでアウト側から、手前のポイントを軸に10cmずつ絞り込んでいく。

奥のポイントは、ロングキャストに対してはそれ程シビアではないが、
ルアーの深度に影響が出るので、せいぜい50cmオーバーまで。

そして、手前のポイントで、先に通したラインの約20cmアウト側で





こういう魚は、サイズ云々抜きにして嬉しい。


単なる偶然かも知れないが、多分これは大雑把に攻めていたら釣れない魚。

ストラクチャーに対し10cmという距離の重要性は痛いほど知っている。

それは、以前ソルストにも載せた。

が、コースに対しても10cmという距離が重要になるとは・・・



こういった釣り方がある以上、まだまだ港湾の釣りは奥が深い。




本当にやる事が無くなったら、ウェーディングも・・・と思った事もあった。

でも、こんな釣りが成立してしまうなら、まだまだ自分はヒヨっ子。





もっと精度の高い釣りを目指さなくては。


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