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エラディケーター 、パワーフィネスとリアルフィネスと

みなさん、こんにちは。
この記事を沖縄から書き始めて、一年が経ちました。
まだまだ探求の日々ですが、その道のりはとても面白く、充実感がありますし、頭の整理もどんどん進んでいます。
 
一方で、(どんな釣りでもそうでしょうが)やればやるほど難しい。
いい海、豊富な魚種、そうであれば期待値が高くなる - あの魚種、このサイズ、と基準が上がっていきます。
そして、海だけに、やはりいい時もあれば、そうでない時もあり、またみんなが釣りたい魚はやっぱり簡単ではない。
 
そんな中でも、まずは釣りの方向性を見出していくために、すっかり欠かせなくなった、僕にとってのアンテナのような竿に巡り合えたのは、ありがたいことでした。
船からのライトキャスティングの釣りに、エラディケーターパワーフィネス 710MLT-TZ。
7フィート10インチの気持ち長めの、高弾性ながら、綺麗に曲がり、曲がることで力を発揮するブランクス。
沖縄ではスプーンが定番ルアーですが、そのキラキラ、ヒラヒラに近い泳ぎやフォールの形を20mまでの深さでどの水深でも任意にできる「マイクロジグフラット」の10や14gに、まさにぴったり。
難しい日は、まずは当たり数の多い持ち上げ方、落とし方を探っていきますが、それでその動かし方と船の流し方のポイントが見えてきたところで、敢えて少し違う動かし方(大体において、より早く、またより高い位置まで泳がせる)をして大型を狙ったり、といったこともできます。
その動かし方の緩急をつけるのに、ハリがありつつも、ちゃんと曲がるこの竿はぴったり。
また、水深がさらに深かったり、荒れ模様の場合、ジグをショアスキッドジグなど、30g程度まであげてしまうこともありますが、十分に釣りになる頼もしさがあります。
写真はマイクロジグフラットの釣りに不意に混じった、中型のイソマグロです。
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同時に、船を水深1.5〜2.5mのインリーフのフラットに入れての釣りとなってくると、今度は、フォールでも誘える(綺麗に、かつ適度にスピードで落ちる)ミノーが安定してきます。
この竿の綺麗に曲がる特性は、ミノーを巻いていて食ってくる魚にも十分に対応すると同時に、ブランクスの弾性の高さからくるハリは、フォールのアタリを実にとりやすい(これはジグでもしかり)。
このフォールで食ってくる魚が得てして大きかったりしますが(こちらでの人気魚種、タマン=ハマフエフキなどその典型)、掛けてからは竿全体が曲がってから戻ろうとする力で、そういった魚相手でもしっかりプレッシャーをかけることができます。
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そんなわけで、この竿の汎用性は、何をやっても8割という意味ではなくて、まさに沖縄のライトキャスティングの釣りにピッタリと感じます。
 
 
もう一つ、岸からの釣りも、こちらの釣り、こちらの魚種への理解を深めるために、時間を見つけてはいろいろとやっています。
構内の出港前に港でジグヘッドを投げたり、河川や港、サーフなどを周りながら、小型のトップウォーター、ミノー、スプーンなどで状況や魚種に合わせて釣っていくのですが、ここでも、これらの全ての釣りをハイレベルでこなせるのが、エラディケーター リアルフィネスERFS-73SULT-ST-TZ、7フィート3インチ、これまた綺麗に曲がるチューブラーのブランクス。
ごく軽いジグヘッドなどはティップで投げ、少し重め、10g近いようなハードルアーはしっかり曲げて投げる形でかなり幅広のウエイトのものを投げられる。
いや、単に投げられるという以上に、自分でブランクスを曲げて投げていけるので、距離だけでなく弾道も意図的にコントロールできる。

これが逆風や、横風をもらいながら投げたり、対岸のオーバハングの下にルアーをねじ込んだり、といった岸釣り特有の難しさにとても大きな助けになります。
この曲がる、そして戻る特性はもちろん投げるだけでなく、小型魚含めて(岸釣りだとそれも大切)ルアーを吸い込んでもらい、掛け、取り込むまでに力を発揮し続けます。
写真は掌に乗るような小型の魚にスプーンをしっかり吸い込んでもらったものと、少し大きめのメッキと、です。
僕はPE03に7lbのリーダーでやっていますが、周囲に障害物がなければ、かなりいい魚でも獲ることができます。
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僕には技術的な側面を詳しく語る術はないのですが、結局、TAF製法のブランクス、その基本性能が高いのが鍵なんだろうな、と思います。
高弾性、ハリのある素材を使っているのに綺麗に曲がり、またきちんと戻ろうとする。そういう基本性能がキャストでもアクションでも、魚掛けてからも仕事してくれるので、釣りがしやすくなる、と。
今年は季節感がまた去年と違って、難しく、でも面白く感じています。
この2本の竿には必ず助けてもらいながら、ここからも沖縄の海で研鑽して参ります。
 
中村 大

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