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17th 光芒

気づけば日が落ちるのも早くなり

朝夕もちょっと肌寒い今日この頃

宮崎もだんだんと秋の気配漂う空気感で

僕ら釣り人の眠れないシーズンの到来です!笑

そんな秋の夜長

今日も嫁さんの目を盗んではコソコソ、ソワソワと脱走準備

夜な夜な河川を徘徊しております。

そんなワクワクの夜ですが結果からいうと

んー、なんかいまひとつ(汗)

シーズン初期、調子は上向いてきているものの

まだ河川の様子や魚が切り替わるにはもう少しかかりそうな気がします。

なので

今日はちょっと違う話

ここ数日、触れる機会のあった

「日本三大怪魚」について書いてみたいと思います。

これがはたして良いのか悪いのかは分かりませんが

僕が思う、僕の勝手な、率直な考えを書きますので悪しからず。m(__)m

まず日本三大怪魚とは

日本の限られた地域にのみ生息し1mを超える大型に成長する魚で

イトウ、ビワコオオナマズ、アカメを指します。

釣り人なら一度は聞いたことがあったり

憧れの魚だったりするのではないでしょうか。

今回はその中のアカメという魚について。

アカメは西日本の太平洋沿岸域に分布する日本固有種の大型魚で

アカメという名のとおり、赤く光る瞳が印象的な魚です。

分布は西日本と言ってはいますが主な生息域はまだ狭く

有名な生息地として高知県、また僕の住んでいる宮崎県があげられます。

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赤く光る瞳はまた非常に神秘的でもあり

身体の大きさやそこから生まれるパワー、生息数の希少さも相まって

まさに怪魚というにふさわしい魚です。

そんな魅力的でロマンあふれる魚ですが

その魅力や希少さ故に

稚魚の乱獲や日々変わる環境の悪化等により

現在はその数を減らし

環境省レッドリストにて「絶滅危惧IB類」に分類されています。

これは近い将来に野生絶滅の危険性が高いものという位置づけになります。

また宮崎県では2006年に「指定希少野生動植物」に指定されており

捕獲や販売、譲渡等が原則禁止とされ

アカメを釣ることも許されてない状態で

アカメという魚を知ったり、それについて考えたり、直接肌で感じたりすることが難しい環境にあります。

こんな魅力やロマンの詰まった魚が居る環境で

それを感じることができないのは

釣り人としてはとても悲しいですが

個体数が減少し、ホントに幻の魚になるのはもっと悲しいし

それを考えれば「指定希少野生動植物」に指定し

保護対象になるのは仕方がなかったことなのかもしれません。

これとは別にアカメを代表する高知県では

以前は宮崎県と同じ境遇になる流れがあったみたいですが

釣り人をはじめ、アカメという魚に関心を持った人たちの長きにわたる努力の甲斐あって

希少な魚ではあるが、県では身近な日本固有種であるとして

「絶滅危惧種」ではなく、新たに「注目種」と位置づけ

県の「注目種」とすることで

今まで知らなかった人たちにもアカメという魚を知ってもらい

直接肌で感じだり、楽しんだり、親しみを持って接することで

今日まで大切に守ってきた今があります。

「指定希少野生動植物」とし、人の手から遠ざけることで保護してきた宮崎県と

「注目種」という新しいカテゴリーで、アカメを知り共存してきた高知県

両県ともに未来を思って、アカメを思っての対策で

どちらが正しくてどちらが間違ってるとは思ってなく

その中で、いち釣り人視点から意見を言わせてもらえるのであれば

アカメ釣りを楽しみながらも保護を行い、共存してきた高知県は

素晴らしい未来のカタチではないかと思います。

2006年以来、アカメ釣りというコアな釣りができなくなった宮崎県ですが

シーバス等を狙ったルアーフィッシングや

エサ釣りの釣れた魚にアカメが食ってきたと話は

釣り人の間ではよく耳にします。

またSNS等、情報媒体の普及もあるかもですが

以前よりもアカメの情報やその姿を見る機会は年々多くなってきたとさえ感じています。

実体験、僕自身もここ1ヶ月

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幻の魚と言われたアカメが、、、

季節的なものもあるとは思いますが

シーバスよりも遭遇してます。
(※シーバス釣行にて)

たしかに全国的にみて絶対数は少ないですが

宮崎県も高知県と同じくらい

ある一定の個体数が確保できている状態なのではないかなと個人的には思います。

(実際、過去からの増減は調査してみないと分かりませんが)

これは、これまで宮崎県が厳しく「指定希少野生動植物」していたことで

減少の遅延化や絶対数の確保

またひとつに、県民の一定数の人々(釣り人)に

アカメに対する保護意識を向けさせられたことも大きい要因と感じてます。

希少な魚だから捕ってはいけない

釣れてしまった時はしっかり蘇生し返してあげないといけないという考えの定着や

またシーバスフィッシング等、ゲーム性のある釣りの人気が高まってきたことで

キャッチアンドリリースの精神が広まってきたこともひとつの要因になってると思います。

こうやって無駄な捕獲や殺生が減り、保護意識が生まれた現在であれば

高知県と同じように釣りを楽しみながら共存していけるのではという気持ちになります。

まぁ、でも

そこにはまた色んな問題が出てくるのでしょうが(汗)

その問題のなかに、僕たち釣り人のマナーやモラルの問題も大きくあって

釣場環境を良くするも悪くするも釣り人次第だと思っています。

ゴミ、駐車、騒音、釣り人同士のトラブル等、

色んなことに釣り人は注意を払はないといけなく

まわりを気にせず楽しんだり、自分の意見ばかりを主張すれば

それはいずれ自身(釣り人)の首を絞めることになります。

僕らが何かを良くする、制限を緩和してもらうには長い時間と努力が必要ですが

僕らがそういったマナーやモラルを守らず好き勝手すれば

いとも簡単に、直ぐに制限や禁止にされます。

「指定希少野生動植物」もそのひとつだと思います。

釣り人というのは保護の観点から見れば

魚を傷つけてしまうし悪いものなのかもしれません。

ですが、僕らがこうやって常日頃から水辺で遊んで魚と関わってるからこそ

関心を持って自然の大切さ、資源の大切さを誰よりも理解している存在でもあると思います。

そうでなければいけません。

アカメに触れる、出会う機会って

どんな人よりも釣り人が断然多いです。

そんな僕たちの行動が、マナーやモラルが

情熱や愛情を持って、本気で遊ぶことが

これから先の未来へ光となるでしょう。

これからの先の誰かへの兆しとなるでしょう。


おわり

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