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▼ 岸ジギノススメのような持論3
- ジャンル:style-攻略法
- (岸ジギノススメのような持論, 【フィールド】沖堤, 【フィールド】護岸, 【対象魚】シーバス, 【タックル】アトール)
1~2回目をご覧になってない方はこちらもご参考ください。
岸ジギノススメのような持論1:
http://www.fimosw.com/u/menthol/1fa8fdc2nv9dus
岸ジギノススメのような持論2:
http://www.fimosw.com/u/menthol/1fa8fdcpreryrv
ATOLL『岸ジグ』の特徴・使い方:
http://www.fimosw.com/u/menthol/1fa8fdcgy8v9ts
●「フォール」&「巻き上げ」
まず前回書き忘れたことですが、
岸ジギでシーバスが釣れる季節はいつからいつまでだと思いますか。
一般的によく言われているのが「メタルジグ=夏のルアー」ということです。
メタルジグの釣りってのは、かつてライトショアジギでサーフや地磯から散々投げていたことがあるので、私も正直なところそう思ってました。
では岸ジギはどうなんでしょうか。
目に見えるもの以外は鵜呑みにしないのが私の流儀です。
それを自分の目で確かめたくて、とにかくしゃくりましたね、厳寒期のキワを。
で、しゃくった感想としてはそんなことは全くないですね。
むしろ冬の方が魚がステイする場所が狭いエリアに集中するから釣りやすかったりします。
ただ、ほとんどがフォール&ボトムの釣りです。
ということで一旦纏めると、冬も問題なく釣れてます。
ただし、冬季にシーバスが生息するエリア、即ちディープエリアに限定されるってのは言うまでもありませんが。
ところでこのコーナー、かなり更新ペースが遅くなってしまいましたが、、しばらく続けると思います。
なぜかというと、岸ジギは“奥が深く”書くことが一杯ありそうだから。
何となくですが、、まだ完全に確立されてないジャンルじゃないかなあと。
もしかしたら本当はもっと何倍もの威力があるにも拘わらず、ただその釣り方が完全に解明されてないだけ・・・かもしれません。
私が岸ジギの魅力に感じる点がもう一つ。
それはシーバスフィッシングの独自路線であるということです。
バスの二番煎じと言われがちなシーバスですからね、これは嬉しいじゃないですか。
勘違いしちゃいけないのは岸ジギは“誰か”が考案した釣りというより、ジグをキワに落とす釣りなんざ随分昔からその辺で普通にやってましたよ(笑)
それまでとは、“スタイルの一つ”として認識されていたかどうかが違うんじゃないでしょうか。
話を戻します。
今回は「フォール」と「巻き上げ」について書いてみようかなと。
「フォール」と「巻き上げ」、2つの違いをざっくり言うとアプローチが上からか下からかの違い、と言えます。
それだけのことですが、この違いがかなり大きい。
フォール、良く釣れますね。
なぜ、よく釣れるのか考えてみると、
実はコレ、ベイト待ち伏せ型のシーバスには特に適した釣り方なのだと思います。
キワにステイしエサを待ちかまえている状態のシーバスは、「上方向で動くベイトの影」、あるいは「キワから落ちてくるエサ」として錯覚しやすいんじゃないかと。
また、釣りには欠かせないものであり、かつ邪魔なものがフロロカーボン等のラインですが、
フォールの場合はラインがジグの後をついてくる格好になるため見切られにくい。
こうして考えると、フォールが釣れるというのは当たり前のことなんですよね。
一方、巻き上げを下方向からのアプローチとすると、
・魚にジグを見せずらい
・ラインが邪魔なことがある
というようにフォールの時の逆になりますし、“待ち伏せ型”としての魚の習性を利用し辛いため、ジグを追わせてスイッチを入れるという強行に出るしかない。
こうして考えると、巻きで出る魚に思いのほか小型が目立つのは“必然”なのかもしれませんね。
ただ、例外はあって上記のデメリットをフォローする釣り方はあります。
“斜め引き”です。
やり方は非常に簡単で、アプローチしたいストラクチャーが目の前にあるとすると、
その向こう側へキャストして上・中・下層と、レンジを3回に分けて刻んで通してくるやり方です。
特に丁寧に攻めたい場所などは私も良くやりますが、そこがキワなら魚が居れば高確率でバイトしてくるはずです。
「フォール」と「巻き上げ」、この2つの違いについて別の言い方をすると、
シーバスがジグの存在を「知らなかった」か「知っている」のか、です。
勿論、釣るのが難しいと思われるのが後者、即ち“巻き”ですね。
一度、ジグを見せてますからスレ度が若干進むとも言えます。
その場合、口を使わせるには“確信犯”にならなければいけないんじゃないかと(笑)
イメージとして分かりやすいのが、例えばネコを飼ったことありますか。
確信犯なアプローチとして私がイメージするのはネコです。(あくまでイメージ)
飼いネコは、家の中で飼っていればお互い常に存在を知ってますよね。
かまってちゃんなネコは思いのほかうっとおしい存在ですが、人間というのは勝手なもので、こちらがネコに遊んで欲しい時がたまにはあるもんです(笑)
当然、ネコもこちらの存在を知ってますし、そのまま放っておいたら必要以上に近づいて来ません。
その時どのような行動を取ればネコが自分のもとへ来るのか、考えてみます。
①注目させる・・音を立てるorアクションを見せる
②注意を引く・・もう一度、音を立てるorアクションを見せる
③ネコのスイッチを入れる・・ネコじゃらしを使う
④こちらに飛びついてくる
③はネコじゃらしを使えば一発ですが、禁じ手ですよ(エサもですよ笑)
というかですね、このネコをシーバスに置き換えてネコじゃらしじゃなくルアーでやる(笑)
ちょっとというかかなり強引な気がしますが、確信犯とは、こういうことイメージしてます。
ネコを飼っている方は簡単にイメージできるんじゃないでしょうか。
これはまたの機会に。
- 2014年9月19日
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