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▼ 思い出の魚②
- ジャンル:釣行記
ボッッシュ!!!!
少なく見積もっても20センチを超えるベイトを、肥えた鱸が吸い込んだ事に違い無い補食音だった。
この季節、流芯側に最初に走り出す流れの中にベイトが入れば、大きな茶色い目をしたあの野郎を居抜ける。
当初、この狙いは悉く空振っていたが、神出鬼没で気まぐれなこのベイトは、1日で状況が急変する事を知っていたので、前日はベイトだけで雰囲気無し。
その次の日は暑いだけ。
その次の日は沖にベイトの塊だけ。
汗に寄せられた虫にイライラしながらも水際に立ち続けなければ見つけるの事が出来ない、ややこしい鱸を俺は狙っていた。
相棒と振った春先は、支流から流れが上りだす滝のような流れを、海からの本流筋が右側から山に向かって流れ出し、最初に走り出した支流の流れとぶつかり、規模の大きいヨレを形成する。
潮位が増せば増すほど、鱸がステイ出来る渦流や壁を作り出し、流れに呆然と身を任せて遡上する春鱸を狙う事ができる。
「夏はあっちなんですよね。」
の言葉通りの立ち位置に立っている目の前の還流帯と岩が潜む筋に、狙い続けて追いかけ続けたベイトと、それに付く輩が、理想の浅瀬に、最高のタイミングに潜んでいた。
■今夜か?■
夕刻を過ぎ、南寄りの風が収まり汗が滴り落ちようとする頃、2発の強烈な音が響き渡った。
釣り人は無し。
狙いの潮位より少し早いタイミングだったが、目と鼻の先に、コノシロを狙い、水面を凝視する鱸が居ることに気がつかない訳がない。
今夜食うのか!?
緊張が走る。
気配を消し、信じたルアーを投げてるほんの数十分後、急に魚の気配が川から消えた。
ベイトは次々と遡上し、ウェーディングする足を掠めながらその密度はどんどん増してくるが、上手く力が伝わらない自転車のように魚との距離は離れている気がした。
そろそろ満潮か?
狙いの潮位以外で鱸の反応を得ることができず、魚を釣る感覚を無くし、見失った流れを掴んでるフリをして独り言を語り、時間だけを過ごした。
苦労して巡り合わせ、引き寄せた最高のタイミングを逃したことを、リンリンリーン♪っと鈴虫に笑われてるような気がした。笑
遡上の1発目!それだけは掴めたぞ。
帰路につき、乾いた身体にシークワーサーサワーを流し込むと、連日の熱帯夜で虐めた身体は崩れ落ちるように眠りについた。
■昼は出ないだろう■
6時間ほどか?
気持ちの良い目覚めで気分が良かった。
朝飯の時間はとっくに過ぎていて、背伸びをすると心地よい疲労だけが少し残っていて、今年これを思うのは何回目だろう?っと睡眠の大切さをまた知った。
狙いの地合いまであと2時間。
リーダーを組み直し、前夜逃した鱸と、馬鹿にしてきた鈴虫に会いに向かった。
まだ陽は高く、水も来ていない。
いつも投げ込むシャローを少し歩くと、水は澄んでいて水位は膝から下ほどしかない。
「この水が濁るんですよ。」
これから変わる川の景色がばっちり頭に入っていた俺はどこか微笑ましい気分だった。
すき家で食ったネギ玉牛丼のネギが、左奥歯のいつもより奥に挟まってるのを上手く外そうとしながら時間を潰した。笑
川の温度が少しずつ変化しだした頃、流れが止まり、岸際の水が盛り上がりだした。
目の前の流れは徐々に濁り始め、逆流を始めた。
抑えられた流れを解き放ったかのように一気に水が走り出した。
まだ潮は低い。サルディナ127Fが時々ボトムをカスる。
やや早巻きの途中、ボワンっと流れの変化が起きた。
「あれっ?あそこなんかあったっけ?」
その次のリーリング後、俺の生まれ持った狩猟本能が反応し、身体が反応した後、沖で大きな頭がシェイクした。
「マジカ、クッタ!!」
狙いは夜。
身構えが浅いヒットだった。
驚いた魚は流れに乗りながら左に、左に、上流側へ泳ぎ、手前に手前に寄ってきた。
左に倒していた竿を右側へ倒し、流れと逆流する下流側へ向けると、口元に違和感を覚えた魚は目の前でヘッドシェイクし、今度は離れる方へ、上流へ上流へ泳ぎ出し、ドラグがジリジリ滑り出した。
妙に落ち着いていた俺は、口元にボガが入った瞬間喜びが込み上げた。
嬉しかった。
こいつは俺の魚だ!
ついに追い詰めたんだ。
っと、3~4回目の深呼吸で、心臓の鼓動と興奮した時に出るよくわからないホルモンが全身を駆け巡った事を感じた。笑
数日前、下流側に入ろうと誘った相棒は今ごろ上流にいるだろうとラインを入れると
「絶対釣ったラインかと思ったよ。笑 おめでとう」っと。笑
流れの上手に頭を向け、エラに水を通す。
嬉しさが込み上げた、グッと噛みつく手に心地よく走る痛み。
鱸釣り師の勲章傷を親指に負い、手を離した。
水辺をいつもより長く見た。
辺りはすっかり薄暗くなっていたが、俺はリーダーを切った。
この1本で良い。帰ろう。
ニヤつきを隠せない今、身体に巡り回った謎の興奮ホルモンは、幸せホルモンに変わっていたように思う。
その数十分後、聞き覚えのある補食音が3発響いた。
そして、大きな塊となったコノシロの大群が、今夜も姿を現した。
ベイトが来てから地合いだと読んだ俺の読みは浅はかだった事に気付き、前日と同じタイミングに入っていたら、一瞬だけ起こるボイル音に翻弄され、そこにいる鱸をどう食わせよう?っと考え方が変わり、ずっとヒットに持ち込めず、掛けたこともない魚を語ることになっていたかもしれないし、もしかしたらボイルが止まず、違ったパラダイスがあったかもしれないが、そんな探求芯を追いかけだしたらキリが無いし、毎回毎回読みは当たらない。
それでも追いかけ続け、たまに、90点くらいの釣りに当たる。笑
だから辞められない。なんて言ったもんだが、本当にそうだ。
この回数が増えて行ったらまた違った景色が見えるかもしれない。っと、さっき仕舞い込んだ探求芯はすぐに顔を出してくるので、呆れたもんである。笑

- 2020年5月4日
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