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▼ 内房磯マル・会心の釣りと現状
冬も真っ只中といった感じの気候になってきましたね。
こうなると気になってくるのが磯マル・・磯からマルスズキ(ヒラスズキではなく、普通のシーバス)を狙う釣り。
・磯マルって?
昔から提唱されている、「東京湾奥のシーバスが産卵のため房総半島や三浦半島に沿って南下する」説。
これが本当に正しいのか否かは、発信機による調査結果やタグ&リリースでの採捕結果を積み重ねることでしか明らかにできないと思うので、ここでは一旦その議論は置いておくとしましょう。
ただ、例年冬の足音を聞く時期から、房総半島の富津~館山の磯、三浦半島の横須賀市~三浦市~逗子市の磯では釣れるシーバスの数と型が上がってくるという定説は、東京湾で釣りをしていらっしゃるシーバスアングラーの方々なら周知の事実でしょう。
これを狙うのが俗に言われる磯マルの釣りであると僕は認識しています。
・房総半島の現状
【悪い話】
そんな磯マルの釣りを房総半島でやってみたいと考えて、2017年の冬から少しずつ試行錯誤していましたが・・
どうもこれまでセオリーとされてきた攻め方が通用しない状況になってきているらしい、という結論に達せざるを得ませんでした。
2014~2015年くらいまでは、磯マルといえば
・磯で沖の流れの回遊待ち
が一般的なパターンだったようです。
また、磯マルの釣りという趣旨からは少し外れますが、近隣の漁港では
・船道でヒイラギパターン
・漁港内でトウゴロウパターン
というストロングパターンも存在していたようです。
とりあえず漁港パターンは置いといて、サイズが狙えるという磯の釣りは魅力的。
是非ともモノにしたい。
ということで、2017年~昨年にかけて色んな場所で沖の流れの回遊待ちを行ってみましたが、結果は惨敗。
そして、他のアングラーの影も無し。
2014年よりも以前、沖の流れの回遊待ちで好調に釣れていた頃には、有名ポイントでは場所取りで揉めたりしたこともあるという話を聞いていたんですが、そんな話が信じられないくらい、有名ポイント・無名ポイント問わずどこも無人でした。
以前と同じように釣れているのであれば人も必ず来るはずです。
この人出の少なさから察するに・・・沖の流れの回遊待ちでナイスサイズ連発というパターンは、もはや消滅してしまったんでしょう。
【良い話】
ここまでの話だけでは、磯マルを諦めたくもなってきますが・・一つだけ希望を持てる情報もあるんです。
それは、定置網の水揚げ情報。
この時期になると内房各所の定置網に大量のシーバスが入荷するというのは、ここ数年も毎年聞く話なんです。
※2014年以前と比較しての情報は持っていません。あくまでもその定置網にしては大量ということです。もしかしたら2014年以前はもっと凄まじい量が入っていたのかもしれません。
この情報から、この時期に内房各所にシーバスが回ってくるタイミングがあるのは間違い無いとは言えると思います。
【考察】
ではなぜ沖の流れの回遊待ちで釣れなくなったのか?
理由は、魚の数が減っているためと僕は考えます。
単純に考えて・・・ある一定の時合いの時間中で、その場所を通過する魚が100本の場合と10本の場合では、回遊待ちで当てられる確率もかなり変わってくるわけですね。
となると、その少ない魚を狙うためには・・通過するところを面で狙う回遊待ちよりも、ある一定の時間足を止めてくれるような場所をピンポイントで特定し、魚の前にルアーを送り込めるような釣りをするのが理想でしょう。
・試行錯誤
一定の時間足を止めてくれるような場所・・
それはやはり、捕食ポイントとして優れている場所でしょう。
河川や干潟と考え方は同じ。
そういう意味で言えば、雨が降れば、内房各所に点在する小河川の河口周りも良い選択肢になるかもしれません。
ただ、雨というのは狙って降らせることができないので、どうしても運頼みのパターンとなってしまいます。
運任せではなく、狙って行きたい。
ということで着目したのは磯の地形変化です。
ベラやメジナやエビやカニといった常在ベイトが多く、さらにそのようなゾーンで流れが出る時間を読みやすい磯であれば魚が回ってくるはず。
かつ、その地形から魚が付く場所も特定できるはず。
特に着目したのは、こんな地形の場所。

房総半島には各所に点在する、この洗濯板のような地形。
このような地形にはベイトが寄り付きやすく、流れが出やすい地形であることが多いことに気づきました。
という方針で磯マルを探し始めたのが去年?一昨年?の話。
ポイント開拓がメインの釣行を重ね、各所の傾向を把握することに努めてきました。
が・・時期が少しズレていたせいか、ヒラスズキは数本釣りましたが磯マルと出会うことは出来ませんでした。
ということで今年は時期をバッチリ合わせ、満を持して狙うこととしました。
・実釣
下見の結果、狙いをつけているポイントはいくつもありますが、そのうちの一つにイン。
下げ止まり前の最後の流れが効いている感じ。
まずは手前のスリットを・・ということでカゲロウ124Fを選択。
もうちょい深ければクロスカウンター125fを出そうと思っていたんですが、ここまで浅いレンジを繊細に攻めるならカゲロウ124の方でしょう。
と、すぐにヒット!

50cmくらい。
直後、同サイズを追加。
時合だったようで、同サイズのヒットが同じタイミングでもう2回得られるも、ランディング直前にバレてしまいゲットならず。
ここで潮止まりとなり、ポイントは静まり返ってしまいました。
上げも見ておきたい・・ということで上げ待ちをすると、潮位がじわりと上がってきたタイミングで沖にサッと潮目が表れました。
飛距離が欲しいタイミングだが・・浅い手前も引きたいしということで取り出したのはバロール130。
沖の潮目と手前の浅根を絡めるコースをしばらく通していると、浅根のカケアガリ付近で不意にヒット!
下げ止まり前までのサイズとは明らかに違う重量感を感じながら、慎重にランディングしたのは77cm。

続いてのキャストで食ってきたのは77cmよりもさらに大きい感じ。
連発の快感に酔いしれながらランディングしたのは85cm。

ここ数年、一人で色々やってきたことが報われた感がある結果に、気分はかなり上々。
人の情報の後追いでは無く、自分の力のみで結果を出すことを誇りとしている自分にとって、この結果はこれ以上無いご褒美です。
この後少し粘ってみるも、ヒットが続くことはなかったので撤収しました。
・総論
内房磯マル。たしかに往年の盛り上がりは無いものの、やり方次第ではもう少しひねり出せそうです。
毎日行くわけにはいかない距離ではあるので開拓ペースはどうしても落ちますが、これからも毎年コンスタントに通って、発掘しつつある房総磯マルパターンver.2を磨き上げていきたいと思います。
インスタグラムやってます。
https://www.instagram.com/hiroaki_taketomi/
Twitterも始めました。
https://twitter.com/hiro1015ex
タックル
ロッド・エクスセンス∞ S906M
リール・ヴァンキッシュ4000MHG
ライン・PE1号+リーダー16lb
ルアー・カゲロウ124、バロール130
こうなると気になってくるのが磯マル・・磯からマルスズキ(ヒラスズキではなく、普通のシーバス)を狙う釣り。
・磯マルって?
昔から提唱されている、「東京湾奥のシーバスが産卵のため房総半島や三浦半島に沿って南下する」説。
これが本当に正しいのか否かは、発信機による調査結果やタグ&リリースでの採捕結果を積み重ねることでしか明らかにできないと思うので、ここでは一旦その議論は置いておくとしましょう。
ただ、例年冬の足音を聞く時期から、房総半島の富津~館山の磯、三浦半島の横須賀市~三浦市~逗子市の磯では釣れるシーバスの数と型が上がってくるという定説は、東京湾で釣りをしていらっしゃるシーバスアングラーの方々なら周知の事実でしょう。
これを狙うのが俗に言われる磯マルの釣りであると僕は認識しています。
・房総半島の現状
【悪い話】
そんな磯マルの釣りを房総半島でやってみたいと考えて、2017年の冬から少しずつ試行錯誤していましたが・・
どうもこれまでセオリーとされてきた攻め方が通用しない状況になってきているらしい、という結論に達せざるを得ませんでした。
2014~2015年くらいまでは、磯マルといえば
・磯で沖の流れの回遊待ち
が一般的なパターンだったようです。
また、磯マルの釣りという趣旨からは少し外れますが、近隣の漁港では
・船道でヒイラギパターン
・漁港内でトウゴロウパターン
というストロングパターンも存在していたようです。
とりあえず漁港パターンは置いといて、サイズが狙えるという磯の釣りは魅力的。
是非ともモノにしたい。
ということで、2017年~昨年にかけて色んな場所で沖の流れの回遊待ちを行ってみましたが、結果は惨敗。
そして、他のアングラーの影も無し。
2014年よりも以前、沖の流れの回遊待ちで好調に釣れていた頃には、有名ポイントでは場所取りで揉めたりしたこともあるという話を聞いていたんですが、そんな話が信じられないくらい、有名ポイント・無名ポイント問わずどこも無人でした。
以前と同じように釣れているのであれば人も必ず来るはずです。
この人出の少なさから察するに・・・沖の流れの回遊待ちでナイスサイズ連発というパターンは、もはや消滅してしまったんでしょう。
【良い話】
ここまでの話だけでは、磯マルを諦めたくもなってきますが・・一つだけ希望を持てる情報もあるんです。
それは、定置網の水揚げ情報。
この時期になると内房各所の定置網に大量のシーバスが入荷するというのは、ここ数年も毎年聞く話なんです。
※2014年以前と比較しての情報は持っていません。あくまでもその定置網にしては大量ということです。もしかしたら2014年以前はもっと凄まじい量が入っていたのかもしれません。
この情報から、この時期に内房各所にシーバスが回ってくるタイミングがあるのは間違い無いとは言えると思います。
【考察】
ではなぜ沖の流れの回遊待ちで釣れなくなったのか?
理由は、魚の数が減っているためと僕は考えます。
単純に考えて・・・ある一定の時合いの時間中で、その場所を通過する魚が100本の場合と10本の場合では、回遊待ちで当てられる確率もかなり変わってくるわけですね。
となると、その少ない魚を狙うためには・・通過するところを面で狙う回遊待ちよりも、ある一定の時間足を止めてくれるような場所をピンポイントで特定し、魚の前にルアーを送り込めるような釣りをするのが理想でしょう。
・試行錯誤
一定の時間足を止めてくれるような場所・・
それはやはり、捕食ポイントとして優れている場所でしょう。
河川や干潟と考え方は同じ。
そういう意味で言えば、雨が降れば、内房各所に点在する小河川の河口周りも良い選択肢になるかもしれません。
ただ、雨というのは狙って降らせることができないので、どうしても運頼みのパターンとなってしまいます。
運任せではなく、狙って行きたい。
ということで着目したのは磯の地形変化です。
ベラやメジナやエビやカニといった常在ベイトが多く、さらにそのようなゾーンで流れが出る時間を読みやすい磯であれば魚が回ってくるはず。
かつ、その地形から魚が付く場所も特定できるはず。
特に着目したのは、こんな地形の場所。

房総半島には各所に点在する、この洗濯板のような地形。
このような地形にはベイトが寄り付きやすく、流れが出やすい地形であることが多いことに気づきました。
という方針で磯マルを探し始めたのが去年?一昨年?の話。
ポイント開拓がメインの釣行を重ね、各所の傾向を把握することに努めてきました。
が・・時期が少しズレていたせいか、ヒラスズキは数本釣りましたが磯マルと出会うことは出来ませんでした。
ということで今年は時期をバッチリ合わせ、満を持して狙うこととしました。
・実釣
下見の結果、狙いをつけているポイントはいくつもありますが、そのうちの一つにイン。
下げ止まり前の最後の流れが効いている感じ。
まずは手前のスリットを・・ということでカゲロウ124Fを選択。
もうちょい深ければクロスカウンター125fを出そうと思っていたんですが、ここまで浅いレンジを繊細に攻めるならカゲロウ124の方でしょう。
と、すぐにヒット!

50cmくらい。
直後、同サイズを追加。

時合だったようで、同サイズのヒットが同じタイミングでもう2回得られるも、ランディング直前にバレてしまいゲットならず。
ここで潮止まりとなり、ポイントは静まり返ってしまいました。
上げも見ておきたい・・ということで上げ待ちをすると、潮位がじわりと上がってきたタイミングで沖にサッと潮目が表れました。
飛距離が欲しいタイミングだが・・浅い手前も引きたいしということで取り出したのはバロール130。
沖の潮目と手前の浅根を絡めるコースをしばらく通していると、浅根のカケアガリ付近で不意にヒット!
下げ止まり前までのサイズとは明らかに違う重量感を感じながら、慎重にランディングしたのは77cm。

続いてのキャストで食ってきたのは77cmよりもさらに大きい感じ。
連発の快感に酔いしれながらランディングしたのは85cm。


ここ数年、一人で色々やってきたことが報われた感がある結果に、気分はかなり上々。
人の情報の後追いでは無く、自分の力のみで結果を出すことを誇りとしている自分にとって、この結果はこれ以上無いご褒美です。
この後少し粘ってみるも、ヒットが続くことはなかったので撤収しました。
・総論
内房磯マル。たしかに往年の盛り上がりは無いものの、やり方次第ではもう少しひねり出せそうです。
毎日行くわけにはいかない距離ではあるので開拓ペースはどうしても落ちますが、これからも毎年コンスタントに通って、発掘しつつある房総磯マルパターンver.2を磨き上げていきたいと思います。
インスタグラムやってます。
https://www.instagram.com/hiroaki_taketomi/
Twitterも始めました。
https://twitter.com/hiro1015ex
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ルアー・カゲロウ124、バロール130
- 2021年12月27日
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