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古賀 亮介‐snif

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ハタ族プラッギング(濃いめ)


僕の釣りで、割とおなじみ展開になってきた感のある釣り。。
ちょっとサイズ出しに行くべくナレージのハタプラッギング。
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僕がハタゲーによく使うプラグは、現在80%くらいナレージになってしまっている。
(写真がいきなりクエなのはご愛嬌ww)
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今回はこの釣りに関して書いていきます。


このナレージに出会うまで、メインで使用していたレンジバイブとTDバイブ。
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ロック、フラット、ブリーム問わず。
対ボトムフィッシュでボトムからスイッチ入れて、追わせてスイミングで食わす釣りを学んだものである。

もっとこの釣りを遡って、僕の中のスタートが何だったのかを思い返していると、ナレージの記事を書く際、BlueBlue社のテスター内では『スローロール』という表現をみんなが使っていたことに少しの違和感と懐かしさを感じた事を思い出した。

バイブレーションのスローロール?ん?

スローロール。
まずは、その言葉を追う事から始めてみたい。


ソルトゲームアングラーの多いfimo内でも、
バス釣りを一通り経験してこられた方ならご存知であろう言葉である。


スローロールとは、スローリトリーブと表現しても良いが、
ただ投げて、ただゆっくり巻く、といった
『動作としてのスローリトリーブ』では条件を満たしえない。
という認識が僕の中には強く植えつけられている。


本来、スローロールといえば、僕の中では、
スピナーベイトの本式のスローロールの釣り。
そのくらい、愛着のある釣法であるし、色んな事を教わった釣りだと感じる。


あ、そこはただの僕ん中の固定観念ですので、別にスルーでもOKなんですが(笑)

ブレードが回転する最低速度、または任意に設定したレンジを、
一定して引ける限界の遅さで、とにかくゆっくりと巻く。

とにかくゆっくりと、投げて、そして、巻く。

それは、ひたすら同じコース、をトレースするんじゃなく、
コースや角度を次々に替えながら、ストラクチャーや層にコンタクトさせ続けて、
点と点を結び線にする。
ピンスポットとピンスポットをリトリーブコースで結んで線の釣りにする。
そして角度、コースを変えながら続けていくと、それは面(テリトリー)になる。

その点と点を結んで線にして、線を束ねた空間から、
反応してくれる魚を次々訪ねる、または強い波動で呼び寄せる。
スピナーベイトの面の釣りとは、だいたいそんな釣りである。


僕は昔、この釣りをドップリと、本当に深みにハマりこんでやったものだ。

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この釣りをどんな風に書こうか、youtubeで検索してみると、
僕が今年楽しみまくったハタ族プラッギングという釣りの原作が、
もう15年以上前に田辺哲男さんのクリスタルSと、
奥村さんのBカスタムでのスローロールの釣りで、学んだものであるという事に行き着いた。

今、自宅のタックルの中の手持ちスピナーベイトはダブルスワール。

実家のタックルボックスで寝ているクリスタルSやB-カスタム,ダブルエッヂ,D-ZONE
、、、久々に投げ散らかしに行きたくなるね。

ラージマウスバス、初めての50アップも、60アップも、
その釣りと、そこから派生したデカイラバージグの中層スイミングだった。

真冬に雪の降る山上の湖の放水路付近でひとり。
はたまた真夏の暑いダムサイトで友人と二人。
そんな記憶がよみがえってきた。

今ではみんな当たり前のように使っているビックベイトってものも、
アメリカから頑張って取り寄せたキャスティークトラウトくらいしかなかった頃の話。

ビックバスをビックベイトで。という公式は、
この頃大きなシルエットのスピナーベイトで。
というイメージがあった。

リスペクトをこめて。



水中をゆっくり、強烈な波動と光で引ける。
ストラクチャーに絡めながら自由自在なコントロールができる

難しいことではなく、簡単にゆっくりと引くことができる

ボトム近くもゆっくり引けるし、表層もゆっくり引ける

スローダウンさせて使っても、強烈な波動で、ちょっと濁ってても魚を呼べるし、
魚との距離がちょっとあって、離れているピンからも魚を呼べる。
(動画内から要約引用)


つまり
魚を呼ぶための戦略がスローロールであり、
時には水温やその他の条件で、ワーミングにも一切反応しなくなっている魚を、
強いリグで反射的にスイッチを入れてテンポよく。

魚が何処に居るのか把握できないような、広い範囲から、
居そうなところを通して、反応する魚を選んで掛けていくスタイルの釣り。

ただただ、『ザ☆男の巻きの釣り』のように見えて、
実は1回のキャストでピンをいくつも釣ることが出来る繊細さのある釣り。
それこそがスローロールなのである。

ソルトシーン、特にシーバスアングラーにとっては、
バイブレーションの巻きの釣りって、
線の釣りっていうイメージが色濃くあると思うのですけど、

でも、投げて巻くだけっていうのは、
それはその動作を“外から見ている人の感想”であったり、
やってる作業を“分かりやすい風”に伝えるためだったり。

本当の事を教えたくなくて、そういう表現にしているなんて場合まで、
実際にはあると思う。(特にトーナメンターとかはね笑)


一見、巻きの釣りでありながら、このスローロールという釣りを難しくしないために
『ゆっくりと投げて巻く』という表現こそ使えど、漠然と投げて巻くだけの釣りではない
という事を意識しておくのは非常に大事だと、僕は知っている。


上で紹介させていただいた田辺さんの実釣シーンでも、
何の説明もなく傍から見ているだけでは、
その動作イメージは、多分投げて巻くだけ。になるはずで、

割と良さげな雰囲気のところに適当にキャストする。
着底したりレンジに入ったら、少し持ち上げて巻く。
ボトムを切る動作を時々入れつつ一定層を意識して巻く。

ね。釣れたよ。簡単でしょ?って。


しかし、見方を変えると、この実釣シーンひとつでも、
カメラ越しに判るくらい狙い目がハッキリしています。

着水点付近のカバー。
それと、リップラップ(石積み)のエッジ(落ち込みの肩)。
そしてその落ち込みの陰。
一見投げて巻く、でも3か所のピンを繋げて釣っている事になる。


ピンとピンを結び続けていく事が、たまたま線の釣りになっているのであって、
実際の感覚的には、スローなピンの釣りを1キャストのうちで何度もやっている。
という感覚を保ち続けていた場合、
漠然とキャスト&リトリーブを繰り返すのとでは、結果がガラリと変わってくる。

スローロールという釣りの本質に気付き、魚が食ってきそうなタイミング、
勝負どころを意識してアプローチできるから、ただ投げて巻くだけの意識でやるよりも、
何倍ものバイトチャンスは得られるし、喰い渋っていたとしても、
掛けていける姿勢を、必要なタイミングにしっかりと維持できる。




と、いうのが本来の僕の知る『スローロール』の概要である。

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点と点を結び線にする。
角度、コースを変えながら続けていくと、それは面になる。

その点と点を結んで線にして、線を束ねた空間から、
反応してくれる魚を次々訪ねる、または強い波動で呼び寄せる。





で。

そもそも、ボトムワーミングのハタゲームがメインストリームである今、なぜプラグなのか。

僕の場合、それはまず、展開の速さにある。

1度の釣行時間が例えば20時間程度、それだけ多くの時間を費やしていても、勝手知ったるホームエリアであったとしても、海の中の事を知るには時間が足りないのである。
ナイトゲームはほとんどアジとメバルに割いてしまうし、デイの明るい時間のうちにそれらの海況調査や準備も最低限しなければならない。そっちが僕のライフワークだから。

そうするとハタゲームに割ける時間は、その20時間程度のうちの2~3時間。
漁港ひとつにしたってボトムを丁寧に撃ちきる事は出来ないし、回ってきそうな場所のみを、
いくつか絞ったにせよ、それだけを追っていても群の動向は把握しがたい。
海は広いのだ(笑)

結局は
いかに絶対の自信を持って
テンポよく、ベストなタイミングで、それら複数の目ぼしいポイントを探り歩けるか。

という事になる。


テキサスリグでズルズルと引っ張ってスローに釣っていては、効率的にかなり難しい。
漁港1ヶ所、集中で撃ちに行く時ならそれで充分なんですけど、
それでは他の要素を同時に追うのに不十分なんです。

単純に季節感をより感じやすいプラグの釣りが好きな事もあるけれど、それ以上にハードベイトの釣りの展開の速さが僕のデイゲームには不可欠なのである。


では何故、僕はプラグでのハタゲームにナレージをメインプラグの一つとして使うのか。

・バイブレーションプラグでありながら、本式のスローロールに近い釣りが出来る事。
そして、もう一つ。
・何処でもところ構わず起こせる強烈なフラッシングを伴ったヒラ打ちという強力な武器。

それらふたつの相乗効果で、よりボトムフィッシュに対して有利に扱いやすいこと。

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ここで少し別のログをご紹介しつつ
http://www.fimosw.com/u/blueblue/tmm3jxripnfnpo ナレージとは
http://www.fimosw.com/u/noedge/21h7degt62vp9t BlueBlueイチバイブにうるさい男のこだわり
http://www.fimosw.com/u/blueblue/tmm3jxr8bzmpgn ナレージ×ノーザンロック


改めて、ナレージっていうルアーの特殊性を振り返る。


このナレージ。65でも50でも、
投げた事のある方は、多分ご納得頂けるかと思うのですけど、

まず、フォールにヒトクセ。

ラインテンションを抜いてフリーに落とすと、
クルクルとスパイラル軌道を描きながら舞い降りていく。


そして、
そんな高重心、水中不安定設計なのに、
とにかくラインがフックに絡むトラブルが極端に少ない。

同じことを違うバイブで昔やろうとしたけど、
水深20mも30mも重たく複雑な潮流の中をフリーで落としていくと、
着底する頃にはかなりの高確率で、既にフックがラインを拾っているし、
ラインを拾わないように、ラインテンションを掛けながら落としていると、
今度はどんどん流されて狙い通りに釣りが成立しないなど。
そういう壁に当たって限界を感じた事があった。

他にもファストフォール仕様の樹脂製バイブは、既に世にいくらでも出ていたけれど、
今度は操作スピードをある程度上げてやらないと使いづらいとか、
ちょうど良いものってのが難しかったんですよね。

そのスピードは深場の1点のピンスポットを集中的に、意図的に釣るというのには、かなり無理のあるもので、一定レンジを引いて寄せて追わせて食わすメソッドにしか使いにくいもので、瀬や藻や岩にタイトに着いている魚になればなるほど、止めて誘える時間が短く狙いづらい魚になった。

そこを、ナレージのスロー性がようやくカバーした。

これを通して全く反応を見せない魚は時合いの外の魚で、ワーミングの出番。
と、割り切るだけのスロー性。
つまりそこはもう、自分の釣りたい魚じゃないって風に納得できるスピード。


そしてスパイラルフォール。
これを作り出している重心の髙さは、
これこそナレージの他にはない、最大にして最強の武器になっている。

ラインテンションを張った状態から竿先を倒してテンションを抜く。
それだけで、何処でも、ところ構わず、パタッと倒れ込む意図的なヒラ打ちを生み出せるのだ。

食い渋っている中で釣ると、
『どうやって釣ったの?』
『中層でパタパタです』
『???(あぁ、なんだ変態の特殊技術か)』

なんて会話がたびたびあるのですが。
その時のタネは、ナレージ特有のハイバランスによる、中層ヒラ打ちでした。




ご覧いただきたいのは、
まず1分03秒辺り。

それから、
1分20秒辺りから1分43秒に掛けて。

リトリーブやカーブフォール中にテンションを抜くと、
このヒラ打ちをレンジも幅も自由に、そしてすべて意図的に、発動できる。


動画の中で、ボトムでピッチの短いジャーク&フォールで、
障害物の間を通すシーンがある。

ブルッと持ち上げて、持ち上げた幅を即座に落として、また持ち上げる。
そのストロークの所作の全てに呼応して、ヒラ打ちが自由に演出できているのがわかると思う。
いかにも、シーバスに限らず色んな魚をリアクションで反応させるような動き。

そこで少し想像してみてほしいのですけど。
これと同じような操作を、もし水深20m以上のディープや、
しっかりと潮の効いた場所で潮に乗せてやるとどうなるのか。

更にスローに仕掛けていける。ということであります。


中層の定点。とまでは言いすぎなまでも、ほぼそれに近い。
魚を誘い出すのに十二分な時間、
1つのピンでじっくりとルアーを魅せるという事が可能になるのです。

実際に、流速などの条件をキレイに読んで行けば、ショアから狙える水深なら、
どんなに深い場所であっても、操作感を失うことなしに、
根の直上で一点シェイクならぬ、
一点無限パタパタなんて芸当も可能なのです。

ボトムの岩陰、その一番安全そうな、
居心地のいいカバーの奥に、潜んでいるロックフィッシュ。

カバーの周りでチラチラとヒラを打たせるフラッシングと、
バイブレーション本来の波動で魚に魅せ、
そこから巻きだして追わせて一気に食わす。


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天草の川絡み、小場所の可愛いキジハタから

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鹿児島某所のなんでもない道路沿いシャローで出会ったヤミハタも

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外洋向きの流れの強いシャロー帯や


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そこに絡む足元のブレイクで強烈に潮の当たる一級ピンスポット

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水深と流れのある堤防外側でスーパーディープのキジハタでも



操作を覚えてしまえば、場所を選ばず、潮を選ばず。(限度はあるが)
魚の食い方に注意さえすれば、
バイブレーションのハタゲームは非常に楽しいものになる。

しかも、『ここで出る!』がわかるから釣り味は抜群。


ただ巻くだけ、では時合い待ちに近い釣りになってしまい、
こちらから攻めて出るスタイルとは少し違ってしまう。

必ずボトムに近いレンジまでルアーを送り込んで、
基本はそこからの巻きで食わせる。

あくまで、ワンクッション『魅せて誘い』スイッチを入れた後に
それを増幅させるスピードで『追わせてカバーから引き出して』、
『一気に食わす』。
コレがハタ族プラッギングの理想形。



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その一方で、




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ハタゲーム=バイブレーション一辺倒
ってのでは上手くいかない状況っていうのも、
しっかり使い込んだ結果見えてきた。



極端に小さなフラッシングにバイトが集中し、
食いが浅すぎてバイトがテールフックに集中する時などは、その典型。

また、
流れも足りずにボトムのストラクチャー直上を
パタパタと魅せて追わすことが難しい時なんかもある。

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例えばそんな状況では、より細かいフラッシングで狭いピンを釣りたくなるし、
よりタイトに速いフォールでボトムから離さずに狙えるメタルマルやメタルジグを入れる。

この梅雨時期に加来さんに同行させていただいたボーゲーの日などは、
ナレージで前半は非常に良く釣れた。

だけど、バイトが次第に小さく変化していき、ショートバイトが増える。
やっと掛けてもテールフックになんとか1本掛かってる状況。
そこにメタルマルと交互に入れていくと、
前半は静かだったメタルマルのブレードバイトが次第に火を噴きだした。

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釣りは現場合わせの適材適所であることは、
常々このログに綴ってきているけど、
このハタ族プラッギングでも当然そうなのである。

これじゃなきゃダメ。なんてものは無いのだ。

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場合によってはワーミングという手もあって、
テキサスリグや直リグの出番もあるのだけれど、、

なんとここ1年程デイの釣りでかなりハタ族やりこんでいるはずだし、
多少はワームでも釣っているのに、なんと写真が1枚も見つからなかった(笑)

辛うじて探したのが、2年前のシュラッグミノーでの写真(笑)
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メインストリームの釣りと違うしwww

そうなんです。
現在のロックフィッシュゲームのメインストリームであるワーミングのハタゲームは、
僕の釣りの中では、そのくらいシビアに、そしてごく狭い範囲に
釣り場を限定した時になって、初めて手を出す釣りなのです。

ワームで釣ったハタの写真が探しても手元になかったのは、今季1年まるっと、
単純にプラグで済む場面が多かった事の現れである証明と同時に、
僕の場合、1ヶ所撃ってダメなら、次!次!って速い展開の釣りを
デイではよくやりますしね(´・ω・`)

キャスト毎に違うトレースライン、アプローチを意識して
少しでもフレッシュなピンを釣っていた方が、ワクワクがエンドレスですから。

許される限り自由でありたい。

これでまた釣りたいなぁ。
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ハタを。


そうそう。
ボトムのプラッギングでの注意点といえば、気になるのが根掛かりですね。

着底をちゃんと意識して、すぐにボトムを切ってやると、
針先が通常6点もあるプラグとしては意外と根掛かりも少ない。
てこの原理が働いているのだとか。
(最初は慣れと地形イメージが必要。)

必然的にガチャガチャした地形を釣る場面が多いから、僕もこれをやり込みだしたころは、当然たくさんスタックしました。根掛かりが怖い期間は、フックを自由に伸ばして回収できる程度の細軸に替えて、基本を体で覚えるように意識していました。
僕も最初の3か月くらいはそのようにしていたかな。


その際、使用してたフックはカルティバ極細のST-11の#10くらいから。
そこからスタックさせず、バイトを得られる操作を、身体が覚えていく過程で、1段ずつST-26、オリジナル同等の強さを持つST-36相当のフックまで徐々に軸の太さを上げていく手法を取りました。
僕のペースで、それに大体3か月くらい。

今は、何処で投げる時も、タックル強度に合わせたフックから、
それ以下に下げる事はしなくなりました。
フックを小さく軽くし過ぎない方が、波動の強さが丁度良いのか、
なんとなくバイトが多い気がするのです。


そして条件さえ合っていれば・・・


スネコンでも釣れるし
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ブローウィン140Sでも食ってくる。
こんなサイズでも(笑)
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こんな感じで、いろんなプラグで釣る事が可能なターゲット。

更にもう1歩進んだハタプラッギングゲームに可能性を感じ、
最近ますます面白くなってきて、ハタ熱は再燃しているわけであります。

潮待ちに足元で遊ぶミニなゲームも結構おもろいです。
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寒くなっていくにしたがって、数は出にくくなるけど、
これから春まではサイズと食味が上がりますな。楽しみです。

===================

ハタゲームプラッギング参考タックル
rod       アブKR-Xトリプルコンセプト90M
reel      13イージス2506
line      PE0.6号~1号+フロロ3~5号
     (魚の最大サイズと、根にどのくらい近づけて食わすか次第)
baits    ナレージ50,65/トレイシー/レンジバイブES/メタルマル/シーライドなど。

===================

そうそう、ハタ族のキープに関してついでに書いとくと、
僕は〇〇センチ以下はリリースを心がけましょうとかは言わないし思わないです。
リリースもイートも、釣り人の自己規範と共にあるべきだと僕も思うので。

一緒に釣行して悲しくなるから、
根こそぎ何でも持って帰るアングラーとは、魚種を変えて釣行するように無意識でそうしてしまっているとか、いつもどこかしらのFBやfimoで見かけるクーラーに一杯の根魚乱獲写真を見るたびに、
切なくなるからヤメテ(´・ω・`)とかはいつも思うんですけど。

ハタ族の多くは、生まれた時メスで、大きくなってくるとオスになるんだそうな。

30センチ以下をリリースしたところで、
それ以上のサイズをすべてキープして乱獲してしまえば、
雌雄バランスもドーンと崩れるし、アベレージサイズなんてものもどんどん下がる。
かといって、放流して絶対数を増やせばいいってのも多分というか、絶対違う。
現に、ハタが増えた海域からカサゴは減っている。

持ち帰りの少ない魚だって釣られていけばサイズが下がる。
当然ですよね。

メバルなんて、美味いし釣りやすいから、何処の海でも、潰れたポイントはいくらでもあるし、そういう僕自身も考えが甘かったころに潰してしまった場所が3つほどあったりする。
そういう事って、経験しないとわからない事かもしれないけど、1回経験すればもう、全部意識が変わる。

大きいの釣りたい。美味いの釣り続けたい。死ぬまで釣りたい。
だから、リリースのシステムも、魚の生態と海域、海況に合わせるべきだと、僕は思うんです。

そんな事を考える僕自身はどうしてるのかっていうと、
ここ数年はシーズンの初めに、根魚に対しては魚種ごとの年間バッグリミット(年間の持ち帰り制限数)を決めている。


ホームの玄界灘での設定は、以下の通り。

トロフィーサイズは全て写真も出来るだけ返せる状態に維持する事に細心の注意を払ってリリースをすると決めた上で、出来るだけ食べごろの個体だけを大事に持ち帰る。

例えばメバルは27cm以下で10匹までとか
ハタは各種でキジハタ10、アカハタ7、オオモン5(コレは味の好みかw)、
クエは最近地元の海はちょっと多いので5、そしてバラハタ1とかですね。

これには、リリースできない個体の持ち帰りも含むので、メバルの10なんてのは、結構あっさりと行っちゃったりもするんですけど、そのくらいで良いんです。
釣って楽しむがメインですから。

食材確保のオフショアでも、それぞれキープ数に準じますし、
アウェーのショアから釣れるものは、その土地の釣り人の大事な資源だというような、ちょっとストイックすぎる気がしないでもない意識が働くので、もう、100%リリースです。


今年はキジハタ2を残して、バラハタ以外はほとんど達成しちゃってるので、食の楽しみは来年の楽しみになっています。
最近では自宅で魚を食べる事も少なくなってきているので、僕んちの台所はこのくらいで十分なのです。

まぁ、バラハタ1が玄界灘で達成された試しはないのですけど(爆)


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釣ってみたいねぇ。玄界灘でも夢のバラハタ。

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