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古賀 亮介‐snif

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レンジクロスとフロードライブ

  • カテゴリー:釣り具インプレ
  • (道具)
アジングにおいて僕が使用するジグヘッド。
以前から数種類を使い分けているという話をしていたんだけど、
その使い分けっていうのも、かなり細分化しちゃってて、微妙な差を使い分けていたわけなのですが。

まず、『アジング、メバリングに使うジグヘッド』という
大きなくくりから、ザックリと三つに分かれます。


・巻き主体、ワインドや巻き上げで釣るいわゆる『動』な釣りにJAZZの尺D。

・ボトムにほぼ定点で止める『静』の釣りに尺D、尺Rと、スミスのたけちゃん。

・表層~中底層でスローに、フォール主体の釣りで、数種類のジグヘッド。


昨年から大きく変わったのが、この3つ目になります。
それがアジングで主体となる、スロー気味なフォールを軸にした釣りに対して使用するジグヘッド群です。



去年のログJH(軽め)時点でのその専用ケースの中身。
この時点でレンジクロスも入ってたんだけど、
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それがだんだんあからさまになってきて、

今や
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95%以上レンジクロスとフロードライブになってしまいました。

10月ぐらいに自分で気づいてびっくりしたんですけどねw
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1軍がそれぞれの理由でほぼ全て、コイツらにとって代わる。
そんな革命的な現象が起こってしまった。





何故なのか。
という話は後にして。

レンジクロスとフロードライブのお話から。



レンジクロスとフロードライブの特徴、基本事項については、開発者である矢野さんのログをご紹介しておいて、いきなり省略させてもらいまして・・・(笑)

レンジクロス
http://www.fimosw.com/u/9suc6rh28g/3cutykrei96imj

その①
http://www.fimosw.com/u/9suc6rh28g/3cutykria32nj4

その②(針先について)
http://www.fimosw.com/u/9suc6rh28g/3cutykritw88dg

その③(線材、線径)
http://www.fimosw.com/u/9suc6rh28g/3cutykrnomoj6i

その④(表面処理)
http://www.fimosw.com/u/9suc6rh28g/3cutykranov5br


フロードライブ
http://www.fimosw.com/u/9suc6rh28g/3cutykr2cv9nf9


だって作者の言葉が商品概要知るには一番ですから。

そして、使用した僕の感想も、その通り異論のない物であります。
まずは上記リンクを一通りご覧いただきたいとおもいますm(_"_)m


で、付け加えて僕が感じた事を少し。

このフック、ホントに針先をこだわり尽くして作られてるだけあって、本当に良く刺さります。
針先チェックでうっかり流血とかもたまにありますし、針先には十分にご注意ください。


アジがワームを吸い込んで吐き出す時や、そこでアタリを関知して釣り人側がラインテンションを足した時(フッキング時)に、自然と針先が上を向く形に設計した。
と、言われていましたが、その効果も体感として、しっかりと感じています。
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先日のロッドテストでは、フッキングテストの段階だったんですけど、
発売されたばかりのフロードライブヘッドを検証兼ねて、
プロトのロッドで組んで使ってみたのです。

するとですね・・・アミ付きのやや渋い群でテストしてみて、色々と数釣って、明らかなアワセ遅れなんてのも意図的にやってみたりして。

それでほとんどのタイミングで、キッチリと上顎に刺さっていたんですよね。
上の写真のアジのように。

更に興味が沸いたので、試しにノーフッキングで、アタリ感知後に。緩く巻くだけ、竿もほとんど曲げないっていう動作もやってみたんですが、それですらも半数以上で上顎をしっかり捉えて、懐まで深く刺さりこんでいたんです。

流石にオート過ぎてテストにならないので、
JHを2軍ボックスから選び直してテストに戻った程。

その効果たるや、今までそれ程までのレベルでオートマティックなフックはなかったですから、正直、鳥肌モノでした。

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それから、使い続けるうちに発見した事なんだけど、フローリンコート、つまり、フッ素コートのモデルは、ガルプとの相性が抜群にいいという実感がある。


特にベビーサーディンやサンドワームなどの使用時ですが、
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他のジグヘッドで使用した時より、1匹分か2匹分、
《ズレにくい》という効果を感じたんです。



実釣中、投げ続けて、数匹釣ってとやってると、
そのうちにワームがボロボロになってきますよね。
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針穴が広がって行って、こんな風に割けてきたり。


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それでズレやすくなったり。


普通ならそこで、もうワーム変えないと釣りにならないくらい、
ズレまくるようになっちゃうんですが、このセットであれば、


例えばこの状態から戻して整えてやると、
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そこから、あと1尾2尾って追加できちゃうんです。
(何匹か釣ってみるとなんとなくその感覚が伝わるはず)


流石に大暴れされてガルプが飛んじゃうと厳しいんですけど、
ミスバイトした時にちょっとだけワームがズレたのを、
そのまま戻してリトライできる。っていうのは、かなり有益ですよね。

この『もう1匹』がそのままやれるってのは、凄い事だと思うんです。



土肥富さん、矢野さん。凄いよ。
ホント、いいもの作ってくれてありがとうございました。っていうお話でした。(*´ω`*)



さて。ココからは与太話です。

なんで、1軍ボックスのジグヘッドが1つになってしまったのかっていうオマケ。

使い分けに際しては、いくつかの理由がありました。
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1、操作感の強弱とフォールスピードをジグヘッドのヘッド形状で超微調整していた。

ですが、ここ1年使用しているロッドの性質と、慣れから、その機会が減りつつ、
そもそもヘッドの形状での調整って技は、極限エクストリームなシブ過ぎる場面を釣る時の為だけのもので、それ以外の状況では一つにまとめておいた方が、指先の感覚、手感度のレベルを、その都度使い分ける煩わしさがなくなり、釣りがスマートになる。そもそも、最近は反応の良い群を探してランガンするスタイルの方が増えた。
といった理由から、このシステムそのものが予備になりました。

爆風時など、引き抵抗を増やしてあげたい場面っていうのも、あるにはあるんですけど、風速15m程度の天候でも、他と比べて少し弱めのレンジクロスヘッドの引き抵抗で操作感度は十分と僕は感じますし、フォール時のリグの姿勢変化を拾いやすいこのジグヘッドは潮流センサーとして十分な働きをしてくれます。

ラインの太さとノットのヒゲの長さ、ロッド角度でのラインの接水面積でのフォールスピードや姿勢を調整するなどの小技を用いてのフリースタイルなアジャスト作業は今も変わらずやるんですが。


2、フックの形状とサイズを魚の状態(何を食ってる群なのか)に合わせていた。

まぁ、基本になるわけですが・・・。
この釣り方で主に狙う、レギュラーサイズ前後のアジ、20cmから38cmくらいまでを、およそどれもオープン気味かオープンゲイプのモノを中層のスローな釣りで使用していたんですね。
レンジクロスフックの角度が、使えば使う程、理想的であると感動していたところに、レンジクロスのSサイズである、フロードライブヘッドが出てきた。
もう、ベイトの小ささや、魚のサイズに対してあれこれ使い分ける必要をあまり感じないくらい、出来が良かった。

実際にはもっと極小のヤイリさんのアーミーヘッドなんかは、しっかり備えてるし、他も探してはいるんですけども。レギュラーサイズのいわゆるアジングのフックは、もうしばらくは変わる事はないかなぁ。


そんなここ最近です。

以上が、
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こうなった理由。



そしてちょっとナイーブなニュアンスのお話にも今回は触れる事にします。

フックの鋼材、線材について。
ジグヘッドのフックの部分に使われている、針の素材の事ですね。

カーボン80とか、カーボン110とか、後ろの数字で、炭素の含有率を現すんですが、
以前からこのスローアジング的な釣りで多用していた3つのうち、
その2つのジグヘッドは、カーボン含有率の非常に高いものでした。
カーボン100だかカーボン110という素材だったかと思います。
以下、これらをここではハイカーボン素材、と呼びます。

対して、レンジクロスや尺ヘッド、それから密かに使うアーミーヘッドなどの現一軍選手たちは、カーボン80か、それ以下。
なんというか、戻ってきた感が否めない(笑)


さて、そのハイカーボン素材
『針先をキンキンにしておいて、とにかく掛けるためにこの素材を選びました』と、
そのように仰るメーカーさんもあるのですけど、
実際にその針先の精度ってのは、常にその通りになっているのか。
そこが非常に大事です。

ココだけの話ですが。
製品の袋を開けて1本1本見ていくと、
実質3割程度、検品ではじいてしまうものが出ていたんです。

工場でのお話でなく、僕がお店で買ってきて、
実際に現場で使用するまでに弾いたものが、各社まぜこぜで3割程度です。

新しいパッケージを開封して、ボックスに入れる時。
自分の目で検品して、まず2割が検品落ち。

そして準備して、現場での実釣を繰り返すんですけど、
ケースで待機させて、現場でセットするまでの時間で、
フックポイントが酸化して鈍ってしまっていて使用できない
と、そう判断したものが更に追加され、
結果として、控えめに言って3割程度。という数字になっています。

ケース内の管理って、どうしても雑になってしまう部分だけど、
僕のような連日長時間型現場主義者は、
パッケージで持ち運んで1本ずつその場で出して・・・なんて事をしてると、
現場に着いてからの準備だけで日が暮れますし、
なによりその開けたパッケージはゴミになりますから、まぁちょっと無いお話。


カーボンの含有率を上げた素材で針を作るとどうなるのか。
予備知識として。

・針の先端の形は維持しやすいそうですが、全体としての強度は脆くなり、曲がらずに折れる
・炭素成分が多く、硬くなるが、代わりにさびやすくなり、潮風にも弱い
・加工、研磨が難しく、生産でのロス、検品難度も上がる?


それに準じて、この素材を使った針は多くの場合、
上に挙げたデメリットを現状避けられない。
という事を肌で感じていました。

検品云々は、カーボン含有率の高い針を使用しているメーカーさんの全てが、
ではなく、極一部が、というお話ですが、しっかりと、自分の目で、肌で触れて検品していくと、残念ながらそのような結果になる製品もあった。という話です。


大事な事なので繰り返しておきますが、

『全てのハイカーボン』ではありません。
何処の何が、どうなのっていう事は言いっこなしでお願いします。
与太話ですから(´・ω・`)


さて、
確かに、鋼材のカーボン含有率が高いフックは、針先の持ち自体は良いような気はする。ほんの少し。


カーボン80の製品では
アジを35匹程度、連続で釣った段階で針先が甘くなったと感じて交換する。

一方、カーボン110では40匹程度釣った段階で鈍ってきたと感じて交換する。

完璧な精度の出ている新品を用いてくらべると、
5匹分くらいは確かに針先だけの寿命は長いのかもしれない。

でも、そこに至るまでの過程で、
いざ、使用する際に必ずフックポイントをチェックしてからセットして、
その時にキンキンに刺さって心地よくやれる、『よし、大丈夫。』って個体があるかと思えば、

なんか針先の鋭さが微妙に丸い気がして、『あれ?まぁ、いいか・・・』
と、小さな違和感を感じながら使うものってのもある。

その小さな違和感を感じた時点で、
自信を持って釣り続ける事が僕は途端に困難になる。


その微々たる差は、良くわからない状況から最初の1匹を得るまでの、
『魚を探す時間帯』では特に、集中力の妨げにすらなってしまう。

針先の製造技術現場の問題もあるでしょう。
普通に作っていくと、かなりの数の検品落ちが出るはずです。

それを踏まえた上でもハイカーボン素材の、
クオリティーの高い商品を出し続けられているメーカーさんは、凄いな。と、そんな事も思います。


ですが、極めつけその次。強度です。

良い魚群に出会って、数をまとめてバタバタ仕留めて釣る際に、
多少雑にフックを外したり、掛り所なんかの問題で、
ほんの少し無理しちゃった場合、ハイカーボンではいとも簡単に折れる事がある。

ラッシュ掛かって数釣りたいっていう時に、壊れてしまって使えない針を、どうして大事な一匹を取る時に使う事ができましょうか。

ハイカーボンは硬いから開かない、伸びない。
アジ程度でコレが折れる事なんてそうそうない。

では、その『そうそうない魚』がフックアップした時、どうすればいいのでしょうか。


実釣時の針先の耐久力に関しても、
メバルやハタなど骨の特に硬い魚をしっかりと釣り込んでみるとよくわかるんですけど、大き目個体の硬い上顎にしっかり刺すって、それ自体が結構難易度の高い事だったりします。

それを数本、まともに釣ったら、
次のバイトをしっかりキャッチできず逃してしまった。
よく見ると針先が潰れてました。

とか、

しっかりアワセたのに、フックが皮一枚、変なとこに掛かってた。
なんて事がたまにありますよね。狙ってやる場合もありますが、今は除外します。


針の材質が何であれ、キンキンに尖った針は、使用するほどに摩耗しますし、コレは、どんな素材を使用していても不可避です。

フック交換のタイミングってのも釣りの一部であるとするなら、
管理する『釣り人側の責任』としておくべきところであると僕は思いますから、
魚を釣ってる間、針先がどのくらい消耗しているのかをイメージしておけるかどうかって大事な事だと思います。
そこに於いて、カーボン80程度の鋼材が一番心地よく使えたんです。
いきなり折れるという事も、それこそ、そうそうないですし。


僕自身では、35匹が40匹になったところで些細なものであると感じますし、そんなことより、0を1にする時の不安材料となり得るものを、極力排したいのです。

数字の理論では、カーボン含有率の高い方が、
針先の耐久性が高いはずですが、極細針のアジング、メバリングの現場では、
そんな数値的な差はただの机上の空論ではないかとすら、
そのように僕は感じてしまいました。

つまり、その素材にあってメリットとされている事は、
僕にとってはなんだかズレた話だったんですね。

もしものトロフィーフィッシュってやつは常に狙っていたいわけですから、
鋭さは均一に高水準で、ある一定の負荷でいきなり折れるよりは、徐々に伸びて開いていってくれた方がいいのです。

必要十分な強度と硬度、そして破断負荷を迎えた時の折れにくい柔軟性。

そこを満たすカーボン80という鋼材を、僕は信じたいと思ったのです。


新品時の針先の精度がしっかりしてるか、十分なチェックも怠らない。
連日釣行中、ケースの中で出番を待つ間、勝手に劣化しないかどうか。
使用中、替え時が自分の感覚でしっかり把握できるかどうか。


今回、僕のボックスから消える事になった針だって、
カタチは優秀だし、アタリな製品はその設計故に本当に素晴らしい性能を持っているんです。設計者は天才だ!!って思うくらい素晴らしい性能ですから、素材って面だけで落としてしまうには、正直勿体ないほどの実力はあるんですが。

その上で、『惜しいなぁ・・・』の一言に尽きるんですよね。


趣味の手道具はすべからく、自分が心から信頼のおけるものでないと。
と、いうのはINXのマスター、LEON先生からの受け売りになりますが、
そこは本当に常々思ってきた事であります。

気質がトーナメンターなのもあってか、人に言わせれば僕のその基準は、かなり厳しいところにあるらしいですけど、僕はそうは思いません。

ハイカーボンを使ってても、折れにくい設計、製法と、完璧な精度で、
再検品不要の一撃必釣ウエポンを出してくれるのなら、倍以上の値段でも僕は買うんです。

どうですかねぇ、ナントカヘッドプレミアムなんて。
ハイカーボン素材の底力は、いつか技術の進歩と共に見てみたい。
そんな事も思います。



一方の尺ヘッド、電撃Dタイプ改に関しては、
1本ずつ微調整する手間と、長らくの廃盤。
新しいものが入手できなくなったから。ってのが単純な理由です。

数釣りには針先の強度も、テンションオンオフでの姿勢変化も、
針のカタチを上手くチューニングして使えば、
かなり秀逸なものだっただけに、リファインして再販出来たらなぁって夢はありますけど、現状手持ちでベストと考えられる土肥富さんの針に比べ、引き抵抗の強さが『少し強いので、リフト時の操作感が欲しい時に使いたい』くらいのもので、実は他の面はフロードライブヘッドで、もうほぼカバーできるっていうのが、ホントの所。

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それにしても、また凄いものがアジングの世界に出てしまったなぁ・・・。
と、惜しみないリスペクトと感謝を、ここに記したいと思います。

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