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古賀 亮介‐snif
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▼ プロトを作る作業
FBでちょっと質問があったので、それにお答えしようと書き始めたら、
なんかあれやこれや書きたい事が出てきてログにしてしまいました。
長い事ずっとメインでテストしてる3本のロッド。
HJ64、BT73、そして別ニュアンスのES610という3本。

今のプロトでも5本www
この3モデルは、最初にINX.Labelというチームの意識を提示するための、
いわばフラッグシップなライトゲームロッドになります。
これらの竿、特に64,73の2本は、主にプラッギングを意識してのテストを繰り返してはきてますが、実は素材特製のおかげで、ある程度、、、
例えば64なら軽量ジグヘッドでもそれなりに対応してしまえる側面もあったり、
73は(今のところ)キャロでも遊べるし、ワインドやフィネスジギングも行ける。
どちらもそんな自由なスタンスをある種スタイルとして、保持しています。(今のところ)
例えばHJ64は、プラッギングに使用する際は、
0.8~1号フロロや0.3~0.4号のPEラインを場所に合わせて選択して使っていますが、

そのセッティングを対象魚とシチュエーションに合わせて替えて、
モノフィラで0.3~0.4号くらいのもの、例えば細くて硬いポリエステルやフロロに替えてあげれば、

それなりに戦闘力の高い状態で、アンダー1gのJHにも使えるようになっていたり、
なんていう汎用性があって。
開発のかなり初期の段階から、僕自身ちょっと驚いてしまったくらいです。
これは、特に意識的にジグヘッド単体に照準を合わせててセッティングを煮詰めたわけではなく、プラッギングへの適性を煮詰めていくと、たまたま軽いジグヘッドリグにも適応している一面が見いだせた。という事ですね。専門的な見地から言っても、不思議な話ですが、ブランクの素材特製のおかげであるところが非常に大きいです。
当然専用機ではないので、その後、ブランク自体も作り変え、選択したパーツの影響でアジングの本気でシビアな場面なんかに対しては、現在でも完璧なノーストレスかというと、決してそうではないのですけど。
ブランク素材自体のポテンシャルの高さで、意図せずとも、普通沢山存在するはずのフィネス操作への障壁が、使い方ひとつを少し意識してやるだけで、水準以上のレベルを超えてしまった。そんな印象に到達しています。
先程から(今のところ)という限定枠でお話しているのは、『現プロト』がそういう特異な竿として、想像の範疇すらも越えてヒトツノカタチとして出てきてしまっているのであって、当然、これまで組んできた、数あるプロトロッドの過程の中には、
『プラッギングをやるにはメチャクチャ気持ちいいんだけど、ジグ単にはクソロッドだね』なんていう結果の出てしまったボツプロトブランクも、ままありました。
そしてそのプロトが落選した理由は、ジグ単が扱えないから落選ではなく、
『ライトソルト分野で必要な釣り竿の条件』を、『ただ気持ちいい』だけで誤魔化してはいけない。
そうテスター陣で判断してのボツだった事をお伝えしておきます。
(そのために今年の僕は、メバルに対してもアジに対しても、
魚影の濃い場所での釣りを1割程度にして、群が薄かったり、食わせるための条件がシビアだったりと、少し難易度の高い群を追うように釣りを選んでいるのです。)
ココで製作に関しての話を掘り下げていきますと、

我々インクス開発陣のように、プロトロッドをビルダーとテスターのマンツーマンないし、ビルダー一人に対して3~4人のテスターという、ファクトリー規模で『真剣に1本ずつ向き合う』というのは、実は量産品にする際にちょっとした壁となってしまう事態を引き起こす場面もあります。

特に、僕と山本のような、野良のガレージロッドプロダクターが、初めてビジネスとしての竿造りに向き合った際に、知らず知らずのうちに打ちたててしまう壁が、そういった類のものである。

なんて話も、以前さる偉大なロッドビルドの先達から諭された話です。

ガレージビルダーがスペシャリストの要求に純粋に応えるためだけに、あくまで極自然に、必要に応じて取り入れたはずの『組みの技術』は、
いざ工場で一気に200本とか500本とか、製品としてロッドを組みますよ。
となった際に、細かい部分で工場には真似できない技術や素材でした。
という事になる事柄、事案が大なり小なり出てくるわけです。

例えばアジングのシーンで言うと、
チタンティップの接合部の超精密な摺り合せや、
破損防止のための安全マージンをどの程度仮想するのか、
といった部分の話がそうですね。

他にも、グリップの組み方とか、接着剤の量、スレッドの巻き方、塗装、ガイドの扱い方ひとつであっても、微差があります。そういう可と不可、工場の複数の職人さんたちのスタイル差、技術の差といった問題が出てくるのです。
その釣りを十分に知らない人に、言葉での伝達のみで、何かしらテーマを持ったスペシャリティなロッドを要求し組んでもらっても、仲介に人を挟めば挟む程、イメージの具体性に差があればあるほど、精度はボヤけたものに、焦点が点から枠へと変わり、同じものは作れないですから。
素材にしたって、工場も個人も問わず、“職人さん”から見たら、
同じ日に同じ釜、同じマンドレルで作られたブランクにだって、
極僅かでも差が生まれるわけです。
まるでギターやヴァイオリンの音が、一本一本鳴りが違うように、
釣り竿のブランク素材にも、そうした『個性』は曲りや響きに僅かながら差が出るものなのです。
コレは、決して工場の職人さん側の『技術が足りずにそうなってしまう』という話では断じてないことも、ご理解ください。

普通は、製品になった段階で手に取った釣り人の中にも気づく人は、
なかなか居ないのですが。
オカルトではなく、人の手によって作られた万物には、、、いえ、この世の中の全ての物は差があって当然なのですから。
したがって。
コレがベストだ!
と、授かったブランクに向き合って、長い時間を掛けてファクトリーで決めた完成型に拵え上げたもの(最終のプロト)に対しては、工場に渡す手前の段階で、我々プロダクターは、じゃあそれは『許される生産予算の上限(価格)』と、『生産期間(納期)』の縛り要素の中で、一体何処まで同じに作り上げることが出来るのか。と一考する必要が出てきます。

工場側は当然、最終プロトを目標に生産するし、誰も気付かない範囲内に製品のバラつきは無くすよう、最大の努力を以て誰しも仕事に望んでいただくのですが、必ず折り合いをつける必要がある現実と向き合ったら、工場側に対してファクトリーチーム側で、プロト製作の期間内に、実現出来る事、出来ない事の選別が、どうしても必要になってしまうのです。
そうでなくては、どんな竿も、1本10万円とかで当然の世界になってしまうので。
多分、モノを作って売る。という仕事を自分以外の誰かと一緒にされている方は、こういったジレンマがきっと誰しもあると思うのですけれど、いかがでしょう。
僕とビルダーの山本は、そこに対しても可能な限り向き合っていて、
必ず、一本一本のブランクに対し、まず全ての可不可を無視して、
思い描いた『ベストなセッティング』を出して一定期間、素材のテストを行います。必ずです。
これが、まず素材そのもののポテンシャルを推し量る作業となるのです。
そこで一旦、極限の答えを出した後、
今度は工場で量産品として生産される事を想定しながら、
『量産するにあたって無理の無いプロト』も、
同時か、再度、パーツをすべて外してゼロの状態に戻して、イメージを選別しなおし、修正しながら『量産した時にどういった状態で出来上がるのか』という真逆のセッティングも仕上げていきます。

こんな風な調整を製品すべてにやるなんて、土台無理なお話ですから。(笑)
レーシングチューンと大量生産品の、それらの両面を、必ず見るわけです。
コレがファクトリーの仕事であり、量産モデルの為の叩き台(最終プロト)を作るための、INX基準の『仕込み作業』と、なります。
さて、話が大きく逸れてしまいましたが、
今回、FBでいただいた質問で
『展示予定のプロトは、プラグ専用でしょうか。軽量ジグヘッド単体への使用は向かないのでしょうか』
という質問に最後にお答えさせていただきます。
今、組んでいるHJ64、BT73、ES610という、3本に対して、
特に僕個人からは、『〇〇専用品』とは言いません。
それぞれに設けた着地点が、
・64は、64の長さでのプラッギングのやり易い竿。

・73も、73の長さでのプラッギングのやり易い竿。

・610は、その外枠を上も下も埋めるウルトラバーサタイルとして仕立てを行ってます。

(そのウルトラバーサタイルは、次の段階でレングスアップ版も作って、ピースを埋め、
INXライトゲームロッドのフラッグシップ4本を、不動の四天王にするささやかな計画が僕の頭にはあります。)
コレを踏まえたうえで。
今、テスト中のロッド3本で、1g前後のジグヘッド単体を操作する。
着地点を明確にプラッギングに置いてこそいますが、
ラインでのセッティングを合わせれば、可能です。と、お答えします。
実際、昨年の秋シーズンは、敢えてずっと、
僕はベイト付きもアミ付きもどちらも含めて、
呼子だけでなく各地域の様々なアジを釣って、
やり込むようにテストしていましたから、そこへの適応力は、それなりに保証出来ます。

愛媛での時合いの外の尺上×HJ64にPE0.4号ジグ単

長崎の産卵期の超渋いメバル×HJ64にアンダー1gJHのフロロセッティング

呼子で産卵期アミ付きの尺上アジ×BT73にPEセッティングでのキャロ

呼子のジグ単アジングで中アジメイン×ES610にジグ単0.6g~2.3g
このくらいの事は十分できます。
ただ、ジグヘッド単体だけを見据えた竿とは、性格がまるで違うものになるので、メバルのプラッギング中に、アミ付きのシビアな個体がいるかも?と、リグを即座に軽量のジグヘッドに替えてチェックするといった作業に対して、十分に役目を果たすくらいの所に、着地点を置いて、見ていただきたく思います。
それ以上に繊細にジグヘッドの釣りメインで使うには、ラインセッティングを変える必要がどうしても出てきますし、そこは釣り人側が自由にセッティングを出して楽しむべき部分。
と、そのように我々は考えるのです。
それから、、、この3本とはまた違った生産方法で、
今度はアジングの極軽量ジグヘッドでも、本気でやれる、特化した竿を、実は既に、かなり前から製作中であります。
僕のログやFBを遡っていただけると写真は出てくると思うのですけど、
文面では触れないようにして極秘?に進めていましたが、流石にもういいでしょう(笑)
テスト段階でも、既にシビアなアジングの局面で、
圧倒的な使いやすさと、今まで実現不可能とされていた、とある性能を実証済みです。いかんせん先に仕上がる予定の3本とは生産ラインも、販売形態も変えて取り組む予定であるため、それは秘密裏に作成しているプロダクトでした。

この竿も非常に面白いものになっていますが、正式な発表までは、もう少し情報は隠させていただきたく、お待ちくださいませ。
その竿も、2モデルほど構想を作っているので、
そのうちの、64程度の長さの1本は、来月のかめやさんでの展示会に展示します。
かなり衝撃的なアジングロッドになりますから、やんわりご期待いただければと思います。
なんかあれやこれや書きたい事が出てきてログにしてしまいました。
長い事ずっとメインでテストしてる3本のロッド。
HJ64、BT73、そして別ニュアンスのES610という3本。

今のプロトでも5本www
この3モデルは、最初にINX.Labelというチームの意識を提示するための、
いわばフラッグシップなライトゲームロッドになります。
これらの竿、特に64,73の2本は、主にプラッギングを意識してのテストを繰り返してはきてますが、実は素材特製のおかげで、ある程度、、、
例えば64なら軽量ジグヘッドでもそれなりに対応してしまえる側面もあったり、
73は(今のところ)キャロでも遊べるし、ワインドやフィネスジギングも行ける。
どちらもそんな自由なスタンスをある種スタイルとして、保持しています。(今のところ)
例えばHJ64は、プラッギングに使用する際は、
0.8~1号フロロや0.3~0.4号のPEラインを場所に合わせて選択して使っていますが、

そのセッティングを対象魚とシチュエーションに合わせて替えて、
モノフィラで0.3~0.4号くらいのもの、例えば細くて硬いポリエステルやフロロに替えてあげれば、

それなりに戦闘力の高い状態で、アンダー1gのJHにも使えるようになっていたり、
なんていう汎用性があって。
開発のかなり初期の段階から、僕自身ちょっと驚いてしまったくらいです。
これは、特に意識的にジグヘッド単体に照準を合わせててセッティングを煮詰めたわけではなく、プラッギングへの適性を煮詰めていくと、たまたま軽いジグヘッドリグにも適応している一面が見いだせた。という事ですね。専門的な見地から言っても、不思議な話ですが、ブランクの素材特製のおかげであるところが非常に大きいです。
当然専用機ではないので、その後、ブランク自体も作り変え、選択したパーツの影響でアジングの本気でシビアな場面なんかに対しては、現在でも完璧なノーストレスかというと、決してそうではないのですけど。
ブランク素材自体のポテンシャルの高さで、意図せずとも、普通沢山存在するはずのフィネス操作への障壁が、使い方ひとつを少し意識してやるだけで、水準以上のレベルを超えてしまった。そんな印象に到達しています。
先程から(今のところ)という限定枠でお話しているのは、『現プロト』がそういう特異な竿として、想像の範疇すらも越えてヒトツノカタチとして出てきてしまっているのであって、当然、これまで組んできた、数あるプロトロッドの過程の中には、
『プラッギングをやるにはメチャクチャ気持ちいいんだけど、ジグ単にはクソロッドだね』なんていう結果の出てしまったボツプロトブランクも、ままありました。
そしてそのプロトが落選した理由は、ジグ単が扱えないから落選ではなく、
『ライトソルト分野で必要な釣り竿の条件』を、『ただ気持ちいい』だけで誤魔化してはいけない。
そうテスター陣で判断してのボツだった事をお伝えしておきます。
(そのために今年の僕は、メバルに対してもアジに対しても、
魚影の濃い場所での釣りを1割程度にして、群が薄かったり、食わせるための条件がシビアだったりと、少し難易度の高い群を追うように釣りを選んでいるのです。)
ココで製作に関しての話を掘り下げていきますと、

我々インクス開発陣のように、プロトロッドをビルダーとテスターのマンツーマンないし、ビルダー一人に対して3~4人のテスターという、ファクトリー規模で『真剣に1本ずつ向き合う』というのは、実は量産品にする際にちょっとした壁となってしまう事態を引き起こす場面もあります。

特に、僕と山本のような、野良のガレージロッドプロダクターが、初めてビジネスとしての竿造りに向き合った際に、知らず知らずのうちに打ちたててしまう壁が、そういった類のものである。

なんて話も、以前さる偉大なロッドビルドの先達から諭された話です。

ガレージビルダーがスペシャリストの要求に純粋に応えるためだけに、あくまで極自然に、必要に応じて取り入れたはずの『組みの技術』は、
いざ工場で一気に200本とか500本とか、製品としてロッドを組みますよ。
となった際に、細かい部分で工場には真似できない技術や素材でした。
という事になる事柄、事案が大なり小なり出てくるわけです。

例えばアジングのシーンで言うと、
チタンティップの接合部の超精密な摺り合せや、
破損防止のための安全マージンをどの程度仮想するのか、
といった部分の話がそうですね。

他にも、グリップの組み方とか、接着剤の量、スレッドの巻き方、塗装、ガイドの扱い方ひとつであっても、微差があります。そういう可と不可、工場の複数の職人さんたちのスタイル差、技術の差といった問題が出てくるのです。
その釣りを十分に知らない人に、言葉での伝達のみで、何かしらテーマを持ったスペシャリティなロッドを要求し組んでもらっても、仲介に人を挟めば挟む程、イメージの具体性に差があればあるほど、精度はボヤけたものに、焦点が点から枠へと変わり、同じものは作れないですから。
素材にしたって、工場も個人も問わず、“職人さん”から見たら、
同じ日に同じ釜、同じマンドレルで作られたブランクにだって、
極僅かでも差が生まれるわけです。
まるでギターやヴァイオリンの音が、一本一本鳴りが違うように、
釣り竿のブランク素材にも、そうした『個性』は曲りや響きに僅かながら差が出るものなのです。
コレは、決して工場の職人さん側の『技術が足りずにそうなってしまう』という話では断じてないことも、ご理解ください。

普通は、製品になった段階で手に取った釣り人の中にも気づく人は、
なかなか居ないのですが。
オカルトではなく、人の手によって作られた万物には、、、いえ、この世の中の全ての物は差があって当然なのですから。
したがって。
コレがベストだ!
と、授かったブランクに向き合って、長い時間を掛けてファクトリーで決めた完成型に拵え上げたもの(最終のプロト)に対しては、工場に渡す手前の段階で、我々プロダクターは、じゃあそれは『許される生産予算の上限(価格)』と、『生産期間(納期)』の縛り要素の中で、一体何処まで同じに作り上げることが出来るのか。と一考する必要が出てきます。

工場側は当然、最終プロトを目標に生産するし、誰も気付かない範囲内に製品のバラつきは無くすよう、最大の努力を以て誰しも仕事に望んでいただくのですが、必ず折り合いをつける必要がある現実と向き合ったら、工場側に対してファクトリーチーム側で、プロト製作の期間内に、実現出来る事、出来ない事の選別が、どうしても必要になってしまうのです。
そうでなくては、どんな竿も、1本10万円とかで当然の世界になってしまうので。
多分、モノを作って売る。という仕事を自分以外の誰かと一緒にされている方は、こういったジレンマがきっと誰しもあると思うのですけれど、いかがでしょう。
僕とビルダーの山本は、そこに対しても可能な限り向き合っていて、
必ず、一本一本のブランクに対し、まず全ての可不可を無視して、
思い描いた『ベストなセッティング』を出して一定期間、素材のテストを行います。必ずです。
これが、まず素材そのもののポテンシャルを推し量る作業となるのです。
そこで一旦、極限の答えを出した後、
今度は工場で量産品として生産される事を想定しながら、
『量産するにあたって無理の無いプロト』も、
同時か、再度、パーツをすべて外してゼロの状態に戻して、イメージを選別しなおし、修正しながら『量産した時にどういった状態で出来上がるのか』という真逆のセッティングも仕上げていきます。

こんな風な調整を製品すべてにやるなんて、土台無理なお話ですから。(笑)
レーシングチューンと大量生産品の、それらの両面を、必ず見るわけです。
コレがファクトリーの仕事であり、量産モデルの為の叩き台(最終プロト)を作るための、INX基準の『仕込み作業』と、なります。
さて、話が大きく逸れてしまいましたが、
今回、FBでいただいた質問で
『展示予定のプロトは、プラグ専用でしょうか。軽量ジグヘッド単体への使用は向かないのでしょうか』
という質問に最後にお答えさせていただきます。
今、組んでいるHJ64、BT73、ES610という、3本に対して、
特に僕個人からは、『〇〇専用品』とは言いません。
それぞれに設けた着地点が、
・64は、64の長さでのプラッギングのやり易い竿。

・73も、73の長さでのプラッギングのやり易い竿。

・610は、その外枠を上も下も埋めるウルトラバーサタイルとして仕立てを行ってます。

(そのウルトラバーサタイルは、次の段階でレングスアップ版も作って、ピースを埋め、
INXライトゲームロッドのフラッグシップ4本を、不動の四天王にするささやかな計画が僕の頭にはあります。)
コレを踏まえたうえで。
今、テスト中のロッド3本で、1g前後のジグヘッド単体を操作する。
着地点を明確にプラッギングに置いてこそいますが、
ラインでのセッティングを合わせれば、可能です。と、お答えします。
実際、昨年の秋シーズンは、敢えてずっと、
僕はベイト付きもアミ付きもどちらも含めて、
呼子だけでなく各地域の様々なアジを釣って、
やり込むようにテストしていましたから、そこへの適応力は、それなりに保証出来ます。

愛媛での時合いの外の尺上×HJ64にPE0.4号ジグ単

長崎の産卵期の超渋いメバル×HJ64にアンダー1gJHのフロロセッティング

呼子で産卵期アミ付きの尺上アジ×BT73にPEセッティングでのキャロ

呼子のジグ単アジングで中アジメイン×ES610にジグ単0.6g~2.3g
このくらいの事は十分できます。
ただ、ジグヘッド単体だけを見据えた竿とは、性格がまるで違うものになるので、メバルのプラッギング中に、アミ付きのシビアな個体がいるかも?と、リグを即座に軽量のジグヘッドに替えてチェックするといった作業に対して、十分に役目を果たすくらいの所に、着地点を置いて、見ていただきたく思います。
それ以上に繊細にジグヘッドの釣りメインで使うには、ラインセッティングを変える必要がどうしても出てきますし、そこは釣り人側が自由にセッティングを出して楽しむべき部分。
と、そのように我々は考えるのです。
それから、、、この3本とはまた違った生産方法で、
今度はアジングの極軽量ジグヘッドでも、本気でやれる、特化した竿を、実は既に、かなり前から製作中であります。
僕のログやFBを遡っていただけると写真は出てくると思うのですけど、
文面では触れないようにして極秘?に進めていましたが、流石にもういいでしょう(笑)
テスト段階でも、既にシビアなアジングの局面で、
圧倒的な使いやすさと、今まで実現不可能とされていた、とある性能を実証済みです。いかんせん先に仕上がる予定の3本とは生産ラインも、販売形態も変えて取り組む予定であるため、それは秘密裏に作成しているプロダクトでした。

この竿も非常に面白いものになっていますが、正式な発表までは、もう少し情報は隠させていただきたく、お待ちくださいませ。
その竿も、2モデルほど構想を作っているので、
そのうちの、64程度の長さの1本は、来月のかめやさんでの展示会に展示します。
かなり衝撃的なアジングロッドになりますから、やんわりご期待いただければと思います。
- 2017年4月14日
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