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ヒラメよりも狙いやすい~夏はお手軽マゴチゲームのススメ~

日増しに上昇してゆく気温と湿度。
近付いて来る夏の香りと共に、遠のいて行くスズキの釣果。


陽が長くなると共に上昇してゆく水温を嫌い、スズキ達は沖の深場や、より河川の上流域へと移動してゆきます。


それと入れ替わるかのように浅場に入って来るのがマゴチ。

やはりヒラメと並んでサーフゲームでのターゲットとして馴染みがありますが、塩分濃度の低い汽水域にも進入して来るので、足場の良い堤防や河口域でも楽しめるサカナです。



 




【マゴチってどんな魚?】


カエルのような愛嬌のある顔に似合わず、砂地のボトムに身体を埋没させ身を隠し、近づくベイトに襲いかかる獰猛なフィッシュイーターです。

主なベイトはエビやカニ、ハゼや小さいシロギスなど。稀にボトムに沈んだ小魚の死体もエサにするようです。

ヒラメに比べて雑食性があるので、ルアーにも比較的安易に反応します。


マゴチの体型を見てみると、アンバランスな程に平たい頭部に対し胴体が太く丸い体型をしています。

そして縦方向に広がる扇状の尾鰭を持っています。

※尾鰭を干してから軽く火であぶり日本酒に漬けて吞むととても美味しいのです(お酒は二十歳になってから)


ヒラメが尾鰭まで横方向に偏平な身体を波打たせながら一気に上昇する事に適した体型をしているのに対して、這うようにして獲物に襲いかかる事に適した体型と言えるでしょう。




【マゴチの狙い方】


待ち伏せ型の捕食をするので流れのある場所を好みます。

沈み根や高低差のあるブレイクなど、スズキの居着くような流れの変化のある場所を狙ってみましょう。


ヒラメにくらべてやや瞬発力に劣り、確実に捕食範囲内に入って来ないとバイトしてきません。
また持久力もあるとは言えず、早すぎるリトリーブではルアーを負い切れずに諦められてしまう事が多くなります。

そのためマゴチを狙う場合には、基本的に、ボトムを意識したトレースコースをなるべく早すぎない速度でリトリーブする必要があります



その反面、小さい目をしている割りには視界が広く、捕食範囲から大きく外れたベイトも確実に認識しています。


具体的には、バイブレーションのリフト&フォールやワームのワインドなど大きめのアクションでマゴチに気付かせた後、確実にボトムを取るようにリトリーブさせてゆけば、高確率でバイトに持ち込む事が可能です。




 

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『夏の照りゴチ』と言われるくらい初夏からはマゴチゲームの最盛期となります。


今年の夏はいつもの河口域で手軽に「フラットフィッシュゲーム」を楽しんでみてはいかがでしょうか?




文 ナカヤマ
編 コウノス


 

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