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濵田就也

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カゲロウ124の外見的特徴

  • ジャンル:ニュース
  • (小話)


こんにちは。


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ついに私もこのカゲロウ124Fを入手しました!

いやぁー長かった。

入荷情報を見て駆けつけるも売り切れてしまっていたりネットには相変わらず転売ばかりとなかなか苦労しました。

苦労させやがってッ。
俺に合わなかったら即行転売行きだぞコノ野郎ッ。


なんてのは冗談で。このカラー、ラインナップの中で一番ビビッと来たものなんですが実物を見るとなおさら惚れ惚れする美しさです。

サイドのクリア感とお腹のパール、全体の色のグラデーション感。たまらない。私の釣りに合わなくてもディスプレイ行きだから安心なさい。

さて、こいつの噂はかねがね聞いていましたが、どんなルアーなのか自分で分析したかったので私は敢えてどこがすごいとかここが違うという風な情報は仕入れずにいました。
(スイム動画は拝見しました)

実家に帰省してしばらく河川のスズキはやる予定がないんですがこのルアーはパッと見ただけでもムムッと感じる部分があったのでその部分について今回はファーストならぬゼロインプレッションをしたいと思います。




 
お腹のライン


まずは特徴的なお腹のラインについて。

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わかりづらいかもしれませんがここのラインですね。顎から一回へっこんで2個目のアイが近づいて来ると出っ張ってくるのがわかるかと思います。

リップレスミノーはお腹のラインが一直線になっているものが多く、飛行時に余計な空気の渦を生み出さないようになっているそう。

ただ、このカゲロウ124は2つ目のアイ周辺が大きく出っ張った形状をしています。

これの考えられる理由は簡単でLBOを搭載したからでしょう。

ベアリング球を用いた重心移動システムならベアリング球が収まるスペースの隔壁の後ろ部分にアイの足を収めることができますが、LBOだと一直線に重心移動のレールがあるためそのスペースがない。だからアイ周辺ごとグイッと下に引っ張ったというだけの話。

これ自体は何ら珍しい形状ではなく細かな意図の差はあるでしょうが、成形式の重心移動ウエイトを採用しているルアーにみられることがある特徴でしょう。


ここまではいいんですがじゃあなぜ顎からアイ周辺までアールがついているのかな?と思ったんです。ここのへっこみいらなさそうじゃない?と。

ただ私はおそらくこれがこのカゲロウというルアーの肝なんじゃないかと睨んでいるんです。

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例えばこういう具合にアールを潰すように樹脂を置くと顎裏で渦ができなくなるので動きが悪くなると思うんですね。

そうしたら今度顎を張り出させると結果的に水受け面が大きくなりすぎて低速でもかなりキビキビ動いてしまう。

あのカゲロウ独特のロール主体のアクションよりもウォブが強くなるんじゃないかと。

じゃあ、頭の形状そのままに下方向にズラせばいいじゃない。とも思いました。

しかしそうすると背中のラインの傾斜がきつくなってそこで水を受け、少し前傾するようになりアクションの系統も変わる。

ボディとリップ、内部構造のバランスを最適化してあのアクションを出すにはこのアールがあってこそなんじゃないかと予想しているわけです。
(間違っていたらごめんなさい)

もしLBO非搭載のカゲロウがあったとしたらこのアールはないのかも・・・



 
センターバランス



先ほどの特徴を見ているときにだんだんと「このカゲロウというルアーは水平姿勢、センターバランスにこだわっているルアーだな」と感じ始めました。

パッとみるとウエイトの位置的にも若干前に寄っていてスイミング時に少し前のめりになるのではとも思えますが実物を手に取り観察すると全くそんなことはありません。

内部のウエイトこそ若干前に寄っているものの、テールは尻すぼみになっていて隔壁等も合わさりかなり浮力が抑え目になっています。

対してヘッド部にはエラ付近の隔壁やリップ面の厚さ、アイ周辺の肉などもありはしますがアウトラインが太く作られていて浮力を持たせてあるような印象を受けます。

ボディ中央をしっかり膨らませてあるのは2個目のフックとその周辺の樹脂による重心の下がりを打ち消すためでもあるのではないでしょうか。
(背中のアールでの水受けも考慮)

さらにフックアイの場所。

テールの一発を考慮して全体のバランスを調整しているのはさることながら、他の二発のフックもできるだけ内部の重量物に近づけて真ん中に重さを集中させているように見えます。

このルアーはLBOのバランサーが置きづらいという弱点を様々な箇所で工夫して補って水平姿勢を実現しているんじゃないかなと感じました。




 




以上がこのルアーをパッと見てムムッと感じた点です。

結果としてはおそらく、テーマを水平姿勢かつ低速でロール主体のアクションとして、それを実体化させるうえでこのような造形になったという運びなのでは?と予想しています。

そんなことかよ?と思う方もいるでしょうが私にとってはかなり勉強になったことだったので共有できる方がいればと思いログにまとめました。

ろくに泳がせたりみたりもしていませんし、妄想半分のログなので間違いもあるでしょうが後でここは違ったんだなという気づきになればいいと思うのでもし間違いだと思ってもそっとしていただけるとありがたいです。

まぁこんなログを書いてもしばらく川にはいかないのでカゲロウは眺めるだけになるんですがね。



それでは。



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