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曲がるロッドがダメな時

  • ジャンル:style-攻略法
前回のログを理解していただいているという前提で。
http://www.fimosw.com/u/yasutakak2/pgfhpcvbsaw8rv?c=6
 
曲がるロッドがダメな釣りが、シーバスでも確実にあります。
 
 
その筆頭は、バイブレーション等を用いたボトムをタッチする釣り。
大事なんで、もう一度。
「ボトムをタッチ」する釣り。
「バイブレーション」は別に大事ではありません。
ボトムを触るから、曲がりすぎるロッドは向かないのです。
 
図にするとこんな感じ。

9n9z5duepsvkdspg3ktb_480_480-8853d6ed.jpg

エクセルで書いてるので手抜きです。
笑わないでね!
 
実際に真冬の漁港でやるヒイラギパターンです。
バイブレーションを沖に投げ、ボトム20cmをフォール&リフトで引いてくるのですが、そのフォールでボトムを触った瞬間に、即ロッドで20cmをリフトさせます。
これが遅れると、根掛かりをします。
 
求められるのは、ボトムを触ったことが判る感度と、リフトの際にロッドのさばき量に追従するロッドの張りです。
その為、使用するルアーの重さ限界までの、リフトしても入らない程度の硬さをロッドへ求めます。
この時に高弾性カーボンはちょうど良い張りを出します。
 
まれに棒でいいじゃん!と言われますが、この釣りは掛けた後に高確率でバレます。
ボトムを触らない横の釣りのバイブの場合は、むしろグラスロッドぐらいの入りが欲しくなります。
また、明らかに魚は居食いに近い、フォール時の「吸い込みバイト」を起こす為に、この時の入りしろが欲しいのです。
図で示す、Aの部分がフォールで伸びた状態の時にバイトがあり、その張らず緩めずのラインを伝ってくるコフッというバイトに対応するには、どうしても適度なはいりが必要です。
もちろん、Dの部分の理想の角度は90度なのですが、A~Bが曲がるという事は角度が広がっていくことと同じ悪さが出ます。
 
私が作った89もそこはかなり意識して作ってありますが、実はBの部分を「横のルアーの動き」の時の入り代として曲げていくので、この小さなバイトの前のボトムタッチで感度は鈍るようになってます。(一般的な20g以下のルアーを基準とし、リトリーブではA部はほぼストロークを使ってしまっているので、B部が対応できるようにしてある。ただし、ある一定量をストロークすると反発が強くなり粘りが出て魚を止めたり掛ける力へ移行します。これがハーモニクス89の一番の特徴で、使い切ってほしいところ)
 
・棒じゃダメ
・でも、感度が欲しい
・フォールバイトはちゃんと口に入りやすい。
この三点が揃うと、何位げにファーストテーパーの高弾性ロッドはすさまじく使いやすいロッドとなり、逆にレギュラーテーパーのロッドは感度も落ちるうえにボトムを切れないので、あんまり向かないのです。
 
実はこの感覚、ボトムを取らないまでも中層でもやるときが在ります。
特に河川の流れの中を、表層ではなく中層で。
ボトムを切る代わりに、水の壁をラインが切ってます。
そういう釣りに特化すると、やはりファーストテーパーは使いやすいです。
 
ちなみにTulalaだと、そこまでのロッドは今のところないです。
ベイトってのはありかもしれませんが(ニヤリ)
 
まぁいいや。
そんな理由で、高弾性カーボンがもたらす高感度と張りの強さを生かすシーバス釣りがあるのは、覚えておいて損はありません。
 
もう一つ、これは感度の話ではないのですが、曲がりすぎちゃいけないって釣りもあります。
それは港湾ストラクチャーと磯のヒラスズキ。
 
この二つの釣り、どちらも共通する部分があります。
 
「ストラクチャータイト」に「魚が流れの上流を向いていて」、「バイトは反転」しながら「下へもぐる」のです。
まぁここまで書けばわかると思いますが、キャスト精度と掛けた後に引きはがすパワーがもとめられます。
とにかく「掛かったら、ストラクチャーへ入る間を与えない」為の初期のパワーが必要なのです。
 
が・・・
でも基本は横の釣りなので、やはり曲がらなすぎるロッドは向いていないと思ってます。(前回記事参照)
 
そのちょうどいいところを狙えるかです。
 
実はティップからすべてを棒にしてしまうと、今度は「掛からない」とか「バレる」という問題が出ます。
大事なのは、本当の初期の引きはがしパワーと、その後の安定したトラクションを発生させる適切な曲がりです。
ですから、感度を得るための薄い高弾性カーボンはあまり必要なく、反発(前回の断面図参照)ではない「曲がらない強さ」のほうを求めます。
ちなみにこれを、バット側を高弾性カーボンの厚巻きにするという考えもあり、それをやっていたメーカーもあります。
あれでティップ側を高弾性ではなく中弾性で曲げてくれてればなぁ・・・なんて思っていたのですが・・・(笑)
 
11fのヒラ竿で言うとこの部分で、非常に矛盾点が出やすい難しいところなのです。
図で示した各部の仕事で言うと・・・
 
【A部(ティップ)】
▼弱い
ミノーのアクションを破たんさせない
キャストでミノーの方向性を出す
バイト追従性を出す
 
▲強い
向かい風でのキャストでのキレ
ルアーを重く(ジグ等)した時の距離
 
【B部(ベリー)】
▼弱い
引き波ステイでのルアーの掴み
ティップが入った状態でのバイト追従
バラしにくさ
軽いルアーのキャストでの精度
 
▲強い
遠くでの掛け感
流れに流すときの操作感
重いルアーのキャストでの精度
 
【C部(バット)】
▼弱い
糸ダルミによるバレがしにくい
魚(針)への安定したトラクション
魚の反発が発生しにくい
軽いルアーのキャストのしやすさ
 
▲強い
強引に止めるときのパワー
重いルアーの飛距離
ランディング時の強さ(ただし、バットが曲がらない分をほかで曲げてカバーすると、そこが猛烈に弱点となる危険性はある)
 
簡単に書くとこんな感じです。
もちろん全てが程度の話しで、ON&OFFのスイッチの様に割り切れるものではなく、要素としては多くが重なり合っています。
実際に、ABCなんて言う分け方もできません。
 
判り易く書いてるだけですからね。
 
また、ヒラスズキに限って言えば、長さの部分も大きく影響します。
竿が行う仕事は6fも11fも一緒です。
ただ、長いとごまかせる部分(硬くても曲がりストローク量は稼げる)と、逆にごまかせない部分(素材の及ぼす影響比率がデカい)もあります。
逆もまたしかりw
 
ですから、曲がるだけが良い、曲がらないのが良い、という事の話自体が実はものすごくナンセンスで、前回も言ったように「フィールドに応じて、欲しい竿は変わる」のが当たり前の話しなのです。
 
だいぶ暴走してきたので、もう今日はやめる。

おおざっぱ~に整理して言うと、止める釣りボトムの釣りは感度重視の掛け竿(高弾性ファーストテーパー)が使いやすく、横の巻く釣り(シーバスのほとんどがコレだけど)にはレギュラーテーパーの乗せ竿が向いているんですよ・・・と。
ただし、ストラクチャーや魚の位置によっては、その中間点や尺度を持った方向性のシフトもあるので、決めつけるのもセンスが悪いですねと。
 
ちなみにですね、単純にパワーがなくて曲がる竿をレギュラーとは思わないでくださいね。
メバルロッドのパワーでもファーストとレギュラーがあり、マグロロッドでもファーストとレギュラーがあります。
 
違いは何か?
投げるルアーの重さと、掛かる魚の大きさでしょ!
 
だから、針、魚の大きさ、糸の太さ、そして使うリールの設定が大事になるのです。
その条件での曲がりの量とピークの位置がどこが良いのかという話し。
ハーモニクス89では、ウェーディングでPE1号で80cmのスズキという設定が大前提でした。
開発中の11は、磯でPE2号でヒラスズキ。リールはシマノの4000番です。
 
単純に曲がる(パワー不足)って楽しいよね!ってのとは、別の話であることを理解してください。
 
 
実は淡水のルアーの釣りじゃ当たり前すぎる話ですが、なぜか?ソルトではここを語る人が少ない。
う~ん、たぶん、一本しか持ってかないからだね。
 
まぁ私はバスのオカッパりでも、基本は1本でした。
だって、2本あると危ない 邪魔なんだもん(笑)

【お知らせ】
2/14(日)13:00~は、キャスティングふじみ野店で、バスロッドメーカー数社による合同展示会があり、Tulalaのお手伝いで私もお邪魔します♪

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もちろん紛れて、シーバスロッドも持っていきますので、お気軽にお声かけください。

もしも居なかったら、一回駐車場横の自動販売機がある喫煙所にいます(笑)

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