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▼ ルアー選びのイロハ17 フィールドへの合わせ方
- ジャンル:日記/一般
ルアー選びのイロハ17
5 フィールドに合わせていくときの考え方
イロハ15の最後に書いた、「釣れた」と「釣った」にの違いは大きいよぉ~という話をします。
ルアーをどうやってフィールドに合わせていくか。
そしてそのフィールドをどのような視点で見ているかです。
なお、ここからはかなり「私はこうやってます」の話です。
今までのように「物理的にはこうなので、こういう風に考えます」とは違い、所詮は私の経験上から成り立つロジックなので、話半分程度に聞いておいてくださいね。
いつだったか書きましたが、所詮釣りは「その人の経験値」の枠からは出れないのです。
いくら世の中に便利なまとめサイトがあって、「ここでこれ投げれば釣れる」と書かれていようとも、そんなのは文章の整合性を重ねただけであり、平均値の積み重ねかただのコピペです。
「釣りに対して自分のアングルを持つからアングラー」という言葉をずいぶん昔に聞きました。
わたしもそう思います。
さて・・・「フィールドへ合わせていくということ」とは何のことかですね。
まず絶対的に必要なのは、そのフィールドのどの位置に魚がいるかです。
これは2次元的に考えると、上から見てどこにいるのか?です。
広くとらえたら、今日は川が良いとか干潟がいいとか外洋に行ったとか、湾奥にいるね!とか。
もう少しフォーカスしていくと、例えば川の中流域、あの橋脚が良いね!とか明暗だねとか、カーブのアウトサイドの流心だったとか、インサイドの反転流との境目だとか。
もっと細かくなると、この流れのどっち側に・・・また、この明暗の流心とか。
これらは一般的にどこに魚がいるか?という問いの際に、聞かれる言葉です。
期比音的に2次元での話という意味はお判りでしょうか?
まぁ、この手の情報はあふれていますから、きっと目にしたことも多いかと思います。
しかし、もう一歩進んで3次元的な魚のいる位置も抑えておくと、この後のルアーのチョイスとの関連性が理解しやすくなります。
「3次元=どのレンジにいるか」です。
そしてさらにもう二つを付け加え、「どっちを向いているか」と「どのレンジに食いに来るか」も重要です。
近年よく「流す」という技法を大げさに宣伝することが増えました。
これはラインテンションを掛けようが掛けまいが、とにかくルアーを流れに乗せて送り込む釣り方を表現していますが、こんなのむかしっから餌釣りの人の中では当たり前すぎる&それこそが最重要技術として認識されてきていました。
そうなんです。
スズキも流れの中を好むので、とうぜんですが流れの上流に頭を向けてステイしていることが多いのです。
(最大公約数の話です。それ以外の捕食も当然あります)
ですから、ルアー選びの前には魚探しが大前提にありますし、ある意味で口を使わせるのが簡単な魚が多いこの釣りにおいては、場所選びが80%以上なのではないかとさえ思っています。
私も含め、おっさんたちがよく「釣れる場所からルアーまで教えてもらって釣っても、それは自分で釣ったといえるのか?」というのは、実はこの部分が引っかかるからなのです。
まぁ、誰がどこで何をどのように釣ろうが関係ないのですが、教えてあげたポイントで釣れた魚をどや顔で自慢されると、さすがにもうこいつにポイントを教えることはないなぁ・・・と思ってしまうものです。
えぇ、心が狭いもので。
逆に、釣れたよ~!ありがとう!と言ってもらえ、その時の状況を詳しく教えてくれた時には、「もっといい場所あるよ~」と言いたくなるものです。
えぇ、すぐに図に乗るもんでw
ちなみに、教えてあげたことと違うことを積極的に試してきた人とは、釣れよ言うが釣れまいが今度一緒に釣り行きましょうとなることが多いです。
これは、逆に勉強させてもらいたいからですね。
もちろんお互い様の話です。
あいてが見せたくないならば、無理に見せてもらう必要もないですし。
また話がそれた。
今度いつか、この手の「マナーのイロハ」でも書きましょうw
さて、ルアー選びをする際に重要なのは、まずはフィールドありきというのはこれらのことから察してほしいのです。
一言でいうならば、どうやってそのスズキのストライクゾーン(捕食のために口を使ってくれるエリア)へ、ルアーを運ぶかです。
2次元的に距離の問題、そして3次元的なレンジ合わせ。
もう一歩進むと、頭の位置を見極めて、どの角度からルアーをストライクゾーンへ入れていくかです。
世の中にたくさんあるルアーの中から、あなたが立つその位置からは、どのルアーが一番効率が良いでしょうか?を考えてから、ルアーを絞り込みます。
遠くて深いなら、私はバイブレーション(鉄板含む)です。
逆に近くて浅いなら、フローティングミノーとか、レンジが入りにくいリップレス。
などなど。
まぁ細かくは、前出の書くルアーの特性のところを読んでいただければいいと思います。
ちなみに私が、初心者を連れていくときに必ず使わせるのが、樹脂製のバイブレーションです。
最初にフローティングミノーで「投げて巻く」の練習をさせて、「バイブがボトムにつく前にリトリーブができる」と判断したら、結構な比率でバイブを投げさせます。
理由は簡単で、簡単に釣りやすいからです笑
というのも、バイブは比較的アップだろうがダウンだろうが、レンジコントロールをする必要もなく、またアクションは常に出てくれる上にシルエットが小さいというメリットもあり、あまり小難しいことを考えずにひたすら投げてりゃそのうち魚が回遊してきたら、フレッシュな奴から食ってくれるというイメージがあるからです。
しかも初心者はバイトがあっても巻きっぱなしだから、勝手に乗るし。
唯一問題は根掛かりなので、横目で見ていてロッド角度とリトリーブ速度だけを管理しています。
ちなみに鉄板でもいいのですが、どうしてもエビる率は樹脂製より高く、無駄なキャストが増えてしまう傾向があります。
あれ、また話がそれた。
で、フィールドに合わせたルアー、特に位置と深さへ効率よく入れることを前提として選んだなら、その次はどの向きからルアーをゾーンへ入れていくかを考えます。
ルアーを通す、コース取りのことですね。
まず、絶対にやらないのが、真正面からその魚へ向かっていくコース。
これを嫌がる魚は非常に多いですが、コース取りは非常に似ていても真逆にある「流れに逆らえずに、正面へ流し込まれてしまう小魚」を演出して、魚へ正面からルアーを流し込むことは効果的です。
特に堰の下の泡立つ中や、磯のサラシなどで、ルアーを後ろからしか見させないように、アクションしながらバックで流し込むやり方です。
ただ、すぐに飽きられることもあるような気がしますので、ここぞって時にやる程度です。
基本的にもっとも多く使うコース取りは、魚の右から左へ、(またはその逆)ルアーを横切らせるコース取りです。
もっとマニアックな言い方をすると、右目で認識させて、左目へ移るコース。(その逆もある)
これはルアーが、「餌だと思わせて食わせている」という前提で、偽物である(違和感を感じさせる)と考えさせる時間を極力与えないという発想です。
また、これに「逃げていくものを追いたくなる習性(リアクション)」を混ぜると、右後ろから現れて左前に抜けていくコースや、右前方から現れて、左前方へUターンをしていくコースとか・・・
と、ここまで聞くと、きっと聞いたことがあると思います。
よく言う「U字ターンが釣れる」というものですね。
大事なのは、ただU字という単語ではなく、なぜU字?という理由を自ら考えることなので、あえて細かく書きました。
同じ発想で明暗というものを考えてみてください。
なぜ明暗は釣れるのか。
なぜ明るい場所では突き上げてきて、暗い場所では横に出てくるのか。
という風に考えていくと、そのポイントへのアプローチ方法をいろいろと考えることになります。
そこで初めて、「何のルアーが良いかなぁ」と、BOXをのぞき込んでみてください。
今の流れの速さ、レンジ、立ち位置、想像するスズキの頭の位置とバイトゾーン。
そこで最も「いい動き」をするルアーは何なのかなぁ?です。
ん?!
良い動きってなに?
つづく
5 フィールドに合わせていくときの考え方
イロハ15の最後に書いた、「釣れた」と「釣った」にの違いは大きいよぉ~という話をします。
ルアーをどうやってフィールドに合わせていくか。
そしてそのフィールドをどのような視点で見ているかです。
なお、ここからはかなり「私はこうやってます」の話です。
今までのように「物理的にはこうなので、こういう風に考えます」とは違い、所詮は私の経験上から成り立つロジックなので、話半分程度に聞いておいてくださいね。
いつだったか書きましたが、所詮釣りは「その人の経験値」の枠からは出れないのです。
いくら世の中に便利なまとめサイトがあって、「ここでこれ投げれば釣れる」と書かれていようとも、そんなのは文章の整合性を重ねただけであり、平均値の積み重ねかただのコピペです。
「釣りに対して自分のアングルを持つからアングラー」という言葉をずいぶん昔に聞きました。
わたしもそう思います。
さて・・・「フィールドへ合わせていくということ」とは何のことかですね。
まず絶対的に必要なのは、そのフィールドのどの位置に魚がいるかです。
これは2次元的に考えると、上から見てどこにいるのか?です。
広くとらえたら、今日は川が良いとか干潟がいいとか外洋に行ったとか、湾奥にいるね!とか。
もう少しフォーカスしていくと、例えば川の中流域、あの橋脚が良いね!とか明暗だねとか、カーブのアウトサイドの流心だったとか、インサイドの反転流との境目だとか。
もっと細かくなると、この流れのどっち側に・・・また、この明暗の流心とか。
これらは一般的にどこに魚がいるか?という問いの際に、聞かれる言葉です。
期比音的に2次元での話という意味はお判りでしょうか?
まぁ、この手の情報はあふれていますから、きっと目にしたことも多いかと思います。
しかし、もう一歩進んで3次元的な魚のいる位置も抑えておくと、この後のルアーのチョイスとの関連性が理解しやすくなります。
「3次元=どのレンジにいるか」です。
そしてさらにもう二つを付け加え、「どっちを向いているか」と「どのレンジに食いに来るか」も重要です。
近年よく「流す」という技法を大げさに宣伝することが増えました。
これはラインテンションを掛けようが掛けまいが、とにかくルアーを流れに乗せて送り込む釣り方を表現していますが、こんなのむかしっから餌釣りの人の中では当たり前すぎる&それこそが最重要技術として認識されてきていました。
そうなんです。
スズキも流れの中を好むので、とうぜんですが流れの上流に頭を向けてステイしていることが多いのです。
(最大公約数の話です。それ以外の捕食も当然あります)
ですから、ルアー選びの前には魚探しが大前提にありますし、ある意味で口を使わせるのが簡単な魚が多いこの釣りにおいては、場所選びが80%以上なのではないかとさえ思っています。
私も含め、おっさんたちがよく「釣れる場所からルアーまで教えてもらって釣っても、それは自分で釣ったといえるのか?」というのは、実はこの部分が引っかかるからなのです。
まぁ、誰がどこで何をどのように釣ろうが関係ないのですが、教えてあげたポイントで釣れた魚をどや顔で自慢されると、さすがにもうこいつにポイントを教えることはないなぁ・・・と思ってしまうものです。
えぇ、心が狭いもので。
逆に、釣れたよ~!ありがとう!と言ってもらえ、その時の状況を詳しく教えてくれた時には、「もっといい場所あるよ~」と言いたくなるものです。
えぇ、すぐに図に乗るもんでw
ちなみに、教えてあげたことと違うことを積極的に試してきた人とは、釣れよ言うが釣れまいが今度一緒に釣り行きましょうとなることが多いです。
これは、逆に勉強させてもらいたいからですね。
もちろんお互い様の話です。
あいてが見せたくないならば、無理に見せてもらう必要もないですし。
また話がそれた。
今度いつか、この手の「マナーのイロハ」でも書きましょうw
さて、ルアー選びをする際に重要なのは、まずはフィールドありきというのはこれらのことから察してほしいのです。
一言でいうならば、どうやってそのスズキのストライクゾーン(捕食のために口を使ってくれるエリア)へ、ルアーを運ぶかです。
2次元的に距離の問題、そして3次元的なレンジ合わせ。
もう一歩進むと、頭の位置を見極めて、どの角度からルアーをストライクゾーンへ入れていくかです。
世の中にたくさんあるルアーの中から、あなたが立つその位置からは、どのルアーが一番効率が良いでしょうか?を考えてから、ルアーを絞り込みます。
遠くて深いなら、私はバイブレーション(鉄板含む)です。
逆に近くて浅いなら、フローティングミノーとか、レンジが入りにくいリップレス。
などなど。
まぁ細かくは、前出の書くルアーの特性のところを読んでいただければいいと思います。
ちなみに私が、初心者を連れていくときに必ず使わせるのが、樹脂製のバイブレーションです。
最初にフローティングミノーで「投げて巻く」の練習をさせて、「バイブがボトムにつく前にリトリーブができる」と判断したら、結構な比率でバイブを投げさせます。
理由は簡単で、簡単に釣りやすいからです笑
というのも、バイブは比較的アップだろうがダウンだろうが、レンジコントロールをする必要もなく、またアクションは常に出てくれる上にシルエットが小さいというメリットもあり、あまり小難しいことを考えずにひたすら投げてりゃそのうち魚が回遊してきたら、フレッシュな奴から食ってくれるというイメージがあるからです。
しかも初心者はバイトがあっても巻きっぱなしだから、勝手に乗るし。
唯一問題は根掛かりなので、横目で見ていてロッド角度とリトリーブ速度だけを管理しています。
ちなみに鉄板でもいいのですが、どうしてもエビる率は樹脂製より高く、無駄なキャストが増えてしまう傾向があります。
あれ、また話がそれた。
で、フィールドに合わせたルアー、特に位置と深さへ効率よく入れることを前提として選んだなら、その次はどの向きからルアーをゾーンへ入れていくかを考えます。
ルアーを通す、コース取りのことですね。
まず、絶対にやらないのが、真正面からその魚へ向かっていくコース。
これを嫌がる魚は非常に多いですが、コース取りは非常に似ていても真逆にある「流れに逆らえずに、正面へ流し込まれてしまう小魚」を演出して、魚へ正面からルアーを流し込むことは効果的です。
特に堰の下の泡立つ中や、磯のサラシなどで、ルアーを後ろからしか見させないように、アクションしながらバックで流し込むやり方です。
ただ、すぐに飽きられることもあるような気がしますので、ここぞって時にやる程度です。
基本的にもっとも多く使うコース取りは、魚の右から左へ、(またはその逆)ルアーを横切らせるコース取りです。
もっとマニアックな言い方をすると、右目で認識させて、左目へ移るコース。(その逆もある)
これはルアーが、「餌だと思わせて食わせている」という前提で、偽物である(違和感を感じさせる)と考えさせる時間を極力与えないという発想です。
また、これに「逃げていくものを追いたくなる習性(リアクション)」を混ぜると、右後ろから現れて左前に抜けていくコースや、右前方から現れて、左前方へUターンをしていくコースとか・・・
と、ここまで聞くと、きっと聞いたことがあると思います。
よく言う「U字ターンが釣れる」というものですね。
大事なのは、ただU字という単語ではなく、なぜU字?という理由を自ら考えることなので、あえて細かく書きました。
同じ発想で明暗というものを考えてみてください。
なぜ明暗は釣れるのか。
なぜ明るい場所では突き上げてきて、暗い場所では横に出てくるのか。
という風に考えていくと、そのポイントへのアプローチ方法をいろいろと考えることになります。
そこで初めて、「何のルアーが良いかなぁ」と、BOXをのぞき込んでみてください。
今の流れの速さ、レンジ、立ち位置、想像するスズキの頭の位置とバイトゾーン。
そこで最も「いい動き」をするルアーは何なのかなぁ?です。
ん?!
良い動きってなに?
つづく
- 2021年12月7日
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