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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

筑後川 この秋を釣る為に。(小型ベイト攻略)

台風15号の過ぎ去った九州筑後地方は朝晩は肌寒い風が吹きすっかり秋本番といった感じである。

そんな中、ソル友の筑紫次郎氏など仲間からの釣果&状況の報告が飛交うのだが、それも一夜三本だの六本だの景気の良い話ばかりである。

此処に来て有明鱸のシーズンもまた秋本番といったところだろうか?

夜間の気温が20度以下になるこの季節暑さで起きる事も無く快適に眠る事も出来るのであるが、オチオチ寝ても居られない。

仕事を終えて父親を終えると車に飛び乗り家を出たのは23時過ぎ。日曜日の夜に釣行者の影は殆ど無く、全てのポイントで自由に釣る事が出来る。数えてみれば今年で7シーズン目の秋となる。超大型との出逢いは最近無いもののコンスタントに釣れる様には成ってきた感じはある。
それでも毎回違うシチュエーションの釣りを強いられるこの河川は、自分の釣りのスキルを上げ基本を磨くという意味では良いフィールドである。

さて現場に付き、しばしのポイント観察。

ベイトも捕食音も何も見つからないまま、最近絶好調の筑紫次郎氏に合流。中潮と言えど満潮の潮が大きく、岸辺のゴミを巻き込む濁流であるが故に毎回植物の茎や葉っぱをルアーが拾ってしまい釣り難い。

やはり、簡単な状況では無い。

釣れてる情報を聞いて来ても筑後川は甘やかしてはくれないと言う事である。筑紫次郎氏より「居るはずやけど、今日は渋いもんねぇ・・」とアドバイス?をもらいながら暫く交互に撃つがノーバイトで時間終了。

午前1時を過ぎ、帰り支度をする筑紫次郎氏に
「この後、リカバリーで魚を獲ります!」と意味深な言葉を告げて別れた。

さあここからはソロの釣侍よと闇の向こうへ魚を求めて進んで行く。

秋に実績のあるシャローへ打ち込む。

 この秋のメインベイトはエツ稚魚である、有明海固有種と言われ地域の特産物のエツは6~7月に遡上し産卵をしてその稚魚が9月になると群で回遊し始める。

幅1cm長さ3~6cmほどの小さな平べったいベイト。
それがエツ稚魚である。

そしてDUOのDC9バレットを打ち込むと直にファーストバイト!

やんちゃ坊主の40cm、未来のランカー。
水中から上げることなく静かにリリース。

その後アタリが遠のく為、エツ稚魚対策の小型バイブレーション早巻き。


案の定ファーストリフトでバイト!

グニャリと暴れるが軽い。

ゴリ巻きで寄せると水上スキー状態で上陸してきた。

胸鰭が真黄色の45cm この子も未来の10キロオーバー。
素早く撮影。優しくリリース。

乗せきれない小さなアタリが続き、群を確認出来たので沢山釣れそうな気配だが、この後アタリが止まる。

午前2時、あと10分で帰ろうと、昔懐かしいスミスのベイブル70Sを装着する。このルアーへの思い入れは深く、真夏の昼間や明け方の運河にてトウキョウベイ時代の僕はこれで何度も厳しい状況を超えてきた。

そして第一投!

着水して5m流してのファーストリフトで「トン!」と小気味良くティップが入った。

その後10m一気にジャーーーっとラインを出される。

流心付近で「バシュッ!」鰓荒い。まだまだ気が遠くなるほど遠い。

6lbフロロライン、UFMのSPS962SS-Ti、セルテート2500R、カルティバの6番フック全ての道具を信じて巻いては巻き、巻いてはまた巻き。
寄せてくるとすんなり手前まで寄ってきた。

ファーストランから想像した5キロクラスではなく、2キロちょいの標準サイズであった。

すんなり寄せて、陸揚げ撮影。
東京湾の友、ベイブル70S 10年ぶりに筑後川で再デビュー。
自称「つぶつぶオレンジ」カラー(笑)

背の盛り上がり、有明鱸らしい個体である。

明日の仕事も忘れかけた午前2時半、楽園の釣師は急に現実に引き戻され興奮冷めやらぬ中、帰路に付いた。

小型ベイトの攻略がキーになる秋シーズン。
今年もライトラインタックルで、眠さに負けず、挑む事になりそうである。

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