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▼ ようこそ東通村へ
- ジャンル:政治・経済
- (環境問題)
今日、東北電力の東通原発活断層というニュースが流れていた。
東通・・はて?東通(ヒガシドオリ)・・・聞き覚えのある名前だと思ったらやっぱりそうだ。
青森県下北は東通村の白糠にある、僕の釣り人生において大切な川の記憶が鮮明に蘇った。
僕の実家のある埼玉から、東北道を北上する事、約700キロ。
当時東北自動車道の終点だった八戸ICがある、更に北へ、国道45号、338号を経て三沢基地の近くを抜けて、小川原湖。
そして六ヶ所村。
そこには、原生林を削り、山を破壊して作った、むつ小川原港、原子力船むつ、むつ小川原石油備蓄基地。
巨大な甕の化け物、この国の見た夢の痕がある、コンビナート計画はオイルショックの後に泡と消え、代わりに原子力開発の食い物になってしまった山がある。
その先には自衛隊の六ヶ所対空射撃場もある、危険なものは何でもゴザレだ。
東通村には老部川、小老部川という川がある、小さな川である。
僕が青春を捧げた小河川。
僕の好きな小河川は、東北電力、東通原発の開発で永年立ち入り禁止だ。
もう、小老部川には、二度と踏み入る事が出来ない。
僕と僕の仲間は、その最後を見届けた。
アメマス・カラフトマス・サクラマスが溢れるばかりに上る川。
そんな小河川郡が下北半島には存在している。
いいや、嘗ては存在していた。
インターネットなんて無い時代に、その言葉に夢を見て、最果ての地、下北半島を目差したのは、もう20年近くも前の事になる。
今はどうなのかはわからない。
見に行きたいとも思わない、釣りに残念な想い出は要らない。
僕が始めて行ったときには既に開発に壊され行く原生林があった。
青森から九州まで釣り歩いた釣師。
僕の紹介文。
その起源は、下北半島にある。
大畑川、易国間川、風間浦、大間崎、奥戸、佐井、脇野沢、川内、大湊、田名部川。
国道338を走りながら、好きな場所で竿を出し、アメマスにヤマメを釣り。
何処にでもある、小さな漁港では、ソイ、カジカ、アイナメ、当時は幾らでも釣れた。
河口近くの河川でアップストリームに投げれば岩魚、ダウンクロスでフグ。
それも今ではどうなのかわからない。
嘗ては、そんな夢のようなフィールドがそこにあったという話。
大畑町にある、民宿が僕等の定宿だった。
名前は確か「正栄館」、歩いていけるパチンコ屋は「パチンコビッグ」だ。
昼飯は、ホタテの味噌貝焼き、朝と夕食は、イカ刺し。
何よりも旨かった。
釣りの旅、旅の釣り。
その土地の食い物を食らい、その地の魚を釣り、その地の人に道を聞く、店を聞く、宿を聞く、湯治場を聞く。
地、魚、人、空気だ。
空気、吸って吐く空気、肌で感じる空気、記憶に焼き付ける空気。
目に見えないものは、嗅覚と言う記憶に焼付ける。
この国の人々に、原子力は何を残したのか?
澄んだ瞳の魚達、その踏み潰された野生の無口な悲鳴は、今でも僕の耳に残って消えない。
重機のキャタピラの音も、ダンプカーの排気音も僕の記憶から消えない。
夢の原子力よ、その大きな力で、失われた小さな命を返してくれ。
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- 2013年2月19日
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