【花釣風月】ストレスフリーなバイブレーション

徒歩3分の大橋川へ、今日も出掛ける。
いつもの場所に着いたのだが、この日はかなり潮位が高かった。

流れは上げ潮。
しかしそれももう止まりかけという位で、現に1時間半位で下げ潮に替わった。

そうそう、光栄なことにダイワシーバスルアーチャレンジ2017の第２ステージに選出して頂けた。

供給頂いたルアーはコチラ。

モアザンソルトバイブ72S
モアザンリアルスティールslim25
の2点。
この日はまず樹脂のモアザンソルトバイブ72Sを使用してみた。

僕が興味があったのは、TDソルトバイブRRを廃盤にしてまでモデルチェンジさせたその意図だった。
RRには長く世話になったし、割と思い入れのあるルアーだったがゆえ。

結果的に言えば、モアザンソルトバイブはトータル面でTDソルトバイブRRを凌ぐ上位互換になっていた。

マスが集中していて、かつ重心が低いので、飛距離が出ると言うよりは飛行姿勢の安定が望める点や、重心が低いことによるジャーキングへの絡みにくさ等々、このモデルチェンジは必然だなと感じた。

中でもジャーキングについてはダートを意識したバイブと同じレベルの頻度でしかテーリング(糸絡み)が起きない仕上がりになっていた。
急峻なフォールでも糸絡みは無い。

誤解を恐れずに言えばミニエントがボックスから要らなくなるレベル。
まぁ、実際は大きさでミニエントを選ぶケースもままあるわけだが。

泳ぐ姿勢がRRと比較して水平に近くなっていたように思うが、これは動画などを確認していないので定かではない。
あくまでウェーディングで確認したところ、水平に近いなと言う印象を受けた。

あと、重要なのは手に入りやすさである。
ダイワのスタンダード系ルアーなので、欲しいときにいつでもどこでも手に入れられる安心感は大きい。

キャスト時に数回ミスってぶつけてしまったのだが割れる事もなく平然と戻ってくる頼もしさも嬉しい。

そんなモアザンソルトバイブ72S。
橋下のシェイドにキャストしてから着底させ、ボトム付近でゆっくりとリフト&フォールを入れていると鋭いバイトが出た。

正直このルアーでなければ出せなかったかと言われるとそうではないと思うが、使っていてストレスが無いと言うのがアドバンテージなのだろう。
とにかくロッドアクションへのトラブルが無いルアーだった。
今時巻いたり落としたり、飛ばしたりで食わないバイブレーションは市場に無いと思うが、とにかく全体的に良くまとまっているルアーであると言える。

いつものルアーが置いていない、そんなときには一度手にとって頂きたいルアーである。