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初夏の山口県。 献上真也



おはようございます。


献上 真也です。


気付けばもう6月。
あっという間に1年の半分ですね・・・。
更新は6月ですが、ログの内容は5月の模様となります。


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CAP:APIAワークキャプ スウェット 2016 NEW


2016年5月の山口県は本当に雨の日が多かったです。
大雨が降り、河川が増水してしまうと、近所の海はカフェオレ色になり、塩分濃度が大きく低下します。
そういった状況になると、大好きなメバルとアジもしばしお預け状態に・・・。


そろそろ増水が落ち着いてきたかな?
と思ってると、また次のまとまった雨www
結局、河川が平常水位まで回復した日は殆どありませんでした。

とはいえ、増水状態がおいしいターゲットも居る訳で、少しの間は
狙いをシフトする事に。


その代表的なターゲットがシーバス。
何故かピンぼけと曇った写真しか無かったのですが、
デイゲームを中心にフィールドを歩いてみました。

この時期の雨後は鮎や鮒などの淡水系ベイトとボラの稚魚が多く補食されており、潮汐のタイミングと水量が上手く一致すると、海からコンディションの良い銀ピカのシーバスが群れで河川を遡上して来ます。

面白いのが、一番条件の良いタイミングには上記に挙げたような、群れがベイトを活発に貪り、上手くいけば絵に書いたような爆釣も味わえるのですが、好条件が1つ減って行く毎に、釣れるシーバスの様子に変化が起こります。

やっぱり強い個体群が一番最初に一番良い場所を陣取るみたいです!
時間の経過と共に、河川残留型と思われる黒っぽい個体群に変化していきます。

活発な個体群は、また別の好条件を探して短時間でさっさと移動してしまいます。




662udmz4g8p8jt368h67_480_480-56c9a965.jpg

ROD:Foojin'XX STOUT HEART 90MHプロト
REEL:VENTURA 2508R-H
LURE:DOVER120F 銀鱗ベイト


時にはシーバスを求めて干潟も歩いてみました。
デイゲームの時間もあと僅か、夕マヅメを迎えると、様々な魚種の活性が高まります。

そんなタイミングでルアーセレクトに迷ったらドーバーの出番です。

ターゲットの想定内ではありましたが、嬉しいゲストがヒラメです。
ヒラメと言っても50cmクラスでしたからソゲでしょうが、これには思わずヨダレが出てしまいました。



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REEL:VENTURA 2508R-H


5月と言えば、どうしても本流が気になって仕方ないシーズン。
元々、海や汽水域の釣りにおいても、メリハリの有る流れを釣るのが大好きなのですが、
もう、これは中毒と言っても差し支えない不治の病です(笑)

狙いは、毎年遡上を楽しみにしているサツキマスなのですが、川の状態が良い日には所々でアマゴも姿を見せてくれました。

サツキマスは上の画像に写っているアマゴの降海型になるのですが、サツキマスになる理由がとても面白いです。

河川内はアマゴ達にとって厳しい摂餌環境であると言え、熾烈な生存競争が繰り広げられています。

その中でも摂餌が上手で強い個体は縄張りを持ち、そのまま河川の淡水域に残留しながら上流を目指してドンドン遡上する個体も多く見られます。
反対に上手く適応出来ない控えめな性格?の個体は自分に合ったより良い餌場を求めてドンドン下流に下って行きます。

下流に下って行くと、最後には潮止め堰堤があり、その更に下流は汽水域です。

縄張り争いに破れたアマゴ達は河川の下流域でスモルト化(パーマークが薄れて銀毛化する)し、背ビレの先端には黒色化が見られ、その段階で最初の塩分調整能力を身に付けます。(パーマークは魚体側面にある模様で幼魚斑点)

この能力を身に付けると汽水域に下降する個体が出現し、より豊富な餌を求めて川を下ります。

一説によると、汽水域に下って約12時間で海水適応能力を身に付けるそうですが、
この時、汽水域や河口付近の川から極近い範囲で生活して再び淡水域に遡上する個体を「モドリ」や「サボリ」などと呼んでいます。30cm前後の個体の多くは海までは行かなかったか、降海期間が短かった個体群ではないかと思われます。
(スモルト化しても汽水域に降りない個体も居るようで、とにかく謎だらけですが)

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サツキマスと呼ばれる個体は、海水適応化が進み、概ね3ヶ月~6ヶ月の期間で、35cm~時には50cmを超える程にまで成長します。
(河川内でスモルト化する事によって、分泌される成長ホルモンが、河川に残留したアマゴの2倍~4倍の大きさに成長できる理由のひとつ)

しかし、餌が豊富な瀬戸内海とはいえ、50cm~60cmクラスまで成長する個体は、比較的大きなサイズの段階で降川したか、降海期間が長いのではないか?
と言われています。
確かに、にわかには信じられないような海で捕獲された情報が複数あります。

サツキマスはサケ目サケ科に属する魚ですが、
アスタキサンチンというカロテノイド系の色素が体内に取り込まれる事で、身を赤く染める事に費やされるそうです。
実際にサツキマスの身は美しいサーモンピンクであり、驚く程上品な脂が載って非常に美味です。

しかし、サツキマスになった個体は全て、1度の繁殖活動で生涯を終えてしまいます。
キャッチした時のダメージが少ない個体に関しては、貴重な命を次の世代に繋いでいく可能性を少しでも残したいですね!



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山陽側の河川にはアマゴが生息し、山陰側の河川にはヤマメが生息しています。(近年色々ありますが・・・)
これらは凄くそっくりな外見や生態ですが、アマゴには朱点が有り、ヤマメには朱点がありません。
また、ヤマメよりもアマゴの方が河川環境適応能力が高い。
とも言われています。

アマゴの降海型がサツキマスでヤマメの降海型がサクラマスです。
アマゴはサツキマスになっても、こちらでは殆どの個体で体表に鮮やかな朱点が確認できます。
因みにニジマスの降海型はスチールヘッドと呼ばれていますね!(和名はテツとも呼ばれる)
これもいつか手にしてみたい魚です。

川魚の生態も非常に興味深く、色々と勉強中です。

遡上魚達の魅力。
厳しい環境を力強く生きる凄まじい生命力と、それを物語る逞しい魚体、神々しい程の美しさにとにかく惹かれてしまいます。


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ROD:Legacy プロト
CAP:APIA 2016プロキャップ ブラック NEW
LIFE JACKET:インフレータブルPFD レッド (8月発売予定)



海ではLegacy プロトを徹底的にフィールドテストしております。

今回のテストに付き合ってもらったのはメバル。
このエリアは黒メバルが多い海域で、大型は中々難しいのですが、数を掛ける事で、ロッドの調子をしっかり見極めました。

ショートレングス次期モデルの完成も目前まで迫ってきた気配です。

ベースとなったサンプルモデルが挙がって来て約1年間、色々なフィールドに持ち込み、沢山の魚達と接したことで、最適なセッティングに導いてこれました。

まだまだ、やる事は沢山ありますが、完成を楽しみにして頂きたいと思います!



WEB SHOPには2016年の新製品が多数ラインナップされていますので是非!

http://apiashop.com/





 

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