プロフィール
森岡紘士 -朔
岡山県
プロフィール詳細
カレンダー
検索
タグ
アーカイブ
アクセスカウンター
- 今日のアクセス:20
- 昨日のアクセス:98
- 総アクセス数:1032817
QRコード
▼ 幻の魚(志計魚)を探しに
- ジャンル:釣行記

お久しぶりです。
半年ぶりにログを書きます。
僕が探している幻の魚についてです。
〜エピソード0〜
幻の魚を求めて
藤の花が咲く頃。
若鮎とともに海から遡上すると言われる。
幻の魚シケ。
海から100km以上離れた
県北部のとある山間部の旧村では、初漁のシケを神様に御供えしていたという神聖なる魚。
中国山地を挟んで出雲の国。古代から魚を追って遡上するスズキの生命力が評価されてかスズキがさまざまな神事で扱われていた。
古事記(日本最古の歴史書)には国譲りの宴にスズキが献上されていたと記されてる。
古代より日本海側ではスズキ。
瀬戸内海側ではマダイ。県北のとある山間部の旧村ではシケが、神聖な魚として扱われている。
神々の魚として扱われたシケ。
幻の魚の正体を追いかけてみました。
〜エピソード1〜
テスター時代、淡水域でスズキを追いかけていた頃。とある興味深い話を聞いた。
その昔、住んでいた岡山県の山間部の旧村にシケという魚がいる。そして、そのシケの本当の正体は、地元の人も誰も知らないと。
その話は、衝撃的で。
いつか自分の目で確かめてみたい。
そう思うようになった。
海から100km以上離れた
県北のとある山間部。
幻の魚、シケを探しに。
断片的な情報をもとに
水深のある淵をひたすら探した。
その1投目。
まさかのヒット。水面に輝く銀鱗。
突然の出来事にうまく対応できず。
まさかのバラシ。その後、何度もトライしたが姿を見せることはなかった。
9cmのミノーに喰いついた魚。
ニジマスやハスとも違う
聞いた話と一致する銀鱗。
あの時にバレてしまった魚が忘れられず。
毎年、藤の花が咲くころ。
1人で幻を探して淵を歩いている。
〜エピソード2〜
江戸時代の芸藩通史に志計魚(シケ)に関する記述がある。「藤の花が咲くころ」「海から遡上」「断魚渓に集まる」その特徴から分析するとサツキマス(アマゴの降海型)が有力な説。
県北の釣り具店でもシケに関する話を聞けた。
ここでもサツキマス説が有力。
もう一つのスズキ説。
関東では150km以上遡上するスズキがいる。
海なし県の群馬県や埼玉県でも想像をはるかに超える遡上限界点でスズキが釣れている。
県南の淡水湖の支流で釣れるスズキの遡上限界点が約20km。その7倍以上の距離…
気になるのは
″シケの本当の正体は誰も知らない″という言葉。
こればかりは自分の目で確かめたい。
鮎を食べて育つパワフルな魚。
今でも友釣りの外道でたまに喰いつくことがあるという。その魚はスズキに似てるけど、こんなところにいるはずはないと地元の人は語る。
はたして真実は?
ちなみに、かつてこの川では日本記録級のサツキマスも上がっている。サツキマス説、スズキ説、どちらにしても海から100km以上遡ぼってくることになる。
その生命力は神様に御供えされるべき神聖な魚であり浪漫しかない。
〜エピソード3〜
春に若鮎とともに海から遡上するシケ。
今年もシケの季節か…と想いを巡らせてたころ気になるニュースが飛び込んできた。
5月、馴染みの渡船屋の釣果。
岡山の宇野沖の沖磯でチヌやマダイに混じり、大型マス(2kg級)が上がったという。
昔から稀に宇野沖でマスが釣れていたのは知っていたのですが、その正体については深く考えたことはなかった。
河川から降海したサツキマス(降海型アマゴ)と思っていましたが、あらためて釣果写真を見ると、サツキマスとは明らかに違う個体。
これはニジマス…?
思い返せば、僕が育った故郷の河川の中流域(河口から30〜40km)や河口域でも過去に仲間が大型のニジマスを釣り上げていたこともある。
おそらく源流から100km以上流された落ちマスが海で育った説が有力かな?と思っていましたが、調べていると答えは意外なものでした。
答えが分かった時は、本当に頭がすっきり。
ちなみにシケではありません。笑
岡山の沖磯で釣れるニジマスの正体とは?
こちら↓

ここ数年は本業に力を入れているので、釣行回数は激減してる。個人的に釣りは一生涯の趣味。だけど今は、自分の人生において、釣り(趣味)よりも大切にしないといけない時間がある。
そんな感じで釣りにベクトルが全く向いていないのですが、それでも藤の花が咲くころになると、幻の魚、シケのことを思い出す。
今年も遊魚券を購入し、県北の山間部に幻の魚を探しに川へ向かう。
気になる瀬や淵にミノーを入れる。
サツキマス説、スズキ説、どちらでも対応できるようにパワースピンスタイルで。
タックルがミスマッチなのか、腕が悪いのか、場所なのか、全く釣れない。
でもいいんです。
最終的にスプーンや小型ミノーを投げて、ニジマス、ウグイ、カワムツを釣って楽しんでいます。
ゆっくりと時間をかけて自分の答えを見つければ良いと思っているので。
マラソンと同じで、自分の感覚、自分のペースで楽しむことが大切かなと。
幻が簡単に釣れたら面白くないし、釣れなくて試行錯誤する過程が楽しい。
タイムリミットは8月末。
以降は禁漁期間になります。
今年あと何回行けるかな。
幻の魚(志計魚)
いつか出会える日を楽しみに。
以上、最後までお読み頂き
ありがとうございました!
- 2020年7月3日
- コメント(4)
コメントを見る
fimoニュース
登録ライター
- たけのこのこのこ2025 #4
- 4 時間前
- はしおさん
- ラッキークラフト:スクリュー…
- 6 時間前
- ichi-goさん
- 41st Overture
- 17 時間前
- pleasureさん
- バチ戦線異常アリ
- 3 日前
- rattleheadさん
- 『マイクロベイト』 2025/4/25…
- 8 日前
- hikaruさん
本日のGoodGame
シーバス
-
- 貴重なバイトをモノにできるか⁉︎
- JUMPMAN
-
- ラッキー!
- kamikaze
最新のコメント