ハクパターンを結構マジメに考える

春の大好きなパターンである日中のハクパターン 


全国的に難攻不落シリーズの一つとされ苦手とするアングラーも少なくない 



自粛で行けないから個人的なアレコレをまとめてみました




このパターンの特徴として日中のデイでシーバスがボイルする、、、のに食わない!!


けど釣る人は毎日のようにポンポン釣っている



(流れのヨレにびっしり溜まったハク)



そもそもパターンと呼ばれる物は確立された食わせ方が存在するからパターンと呼ばれるのであって、その方法を知ってる人は簡単に釣って、知らない人はボイルを目の前に悶々とする 








本題!

ハクに付いたシーバスを釣るのに1番大事な事は「釣りをする場所と立ち位置」だと思う 



 ハクは溜まる時に水面直下で群れになり先頭に続いてグルグルと溜まる 


 シーバスはその下に定位して捕食する 


 この捕食する時になるべくハクが逃げれない場所まで追尾して「ココ!」ってポイントでバイトする 



 じゃあそのピンポイントにルアーを通せばいい 


そのピンポイントっていうのには大きく分けて2つのポイントが存在する 




 ・一つは強い流れとそのヨレ 

水門からの排水であったり潮位による流れであったり、その流れがストラクチャーに当たり巻いたり強くなっている場所が食わせのポイントとなる 


 水門の角 
 地形の起伏 
 テトラの凹み 
 ストラクチャーの裏 


 そういう所でシーバスは定位してハクが泳いでくるのを待ち構えている 


(溜まったハクの中でフワフワしてボイルする隙を探しつつハクの群れを散らすシーバスたん)




 だからこのパターンが成立しやすいのは雨の後のタイミング 


 雨の後は水門から水が排出され、上流からの水が増え、普段より流れが増し遊泳力の弱いハクはストラクチャー周りに集まる 


 そして本能で流れに逆らって淡水の方に全力で泳ぐ 


 そういう場合の排水は濁りを含んでおりシーバスが下で身を隠すのを手伝う 


 同じようにルアーのフックやラインも見えなくしてくれる 





 着水地点を考えてみよう 

強い流れの中にルアーを入れてダウンに差し掛かったタイミングでルアーが流れから飛び出す  


その飛び出した場所はストラクチャーの裏で流れは無く弱い反転流が巻くピンポイント 


 あまり下流側に立ったり着水点が下流すぎると反転流やヨレの後ろの方を通す事になるけどシーバスが定位するのは強い流れと反転流のぶつかるヨレの頂点部分 



 ここにルアーを送り込めるように立ち位置やキャスト距離を調整する 



 「シーバス ハクパターン」と調べると大体ハクパターンのオススメルアーが出てくるけど5〜10cmならスリムでもファットでも関係なく釣れる 


 釣り荒れてきたり条件がシビアな状況だと10cmのファットルアーだと難しい場合もあるけど基本的にはバイブでもシャッドでもワームでもトップでも釣れる 


 何か理由があって根こそぎ釣るならセオリー通り波動の少ないルアーを上のレンジから使って徐々に波動を強めたりレンジを下げればいい 



 例えば 
TDペンシル90F or 水面直下系シンペン等
↓ 
ハードコアミノー90F or ラパラCDL7 
↓ 
ビーフリーズ78S 
↓ 
ラパラCD7 
↓ 
レンジバイブ70ES
 ↓ 
ワーム 



 ハクは見えてシーバスがいるかどうかチェックしたい時とか最後にあと1匹釣りたい時に最強なのは静ヘッド5gに真っ直ぐ刺したR32のゴールデンシャイナー



水門に打ち込んだり流れの中をドリフトさせたい時なんかは静7gにパワーシャッド4inchカタカタカラーが強い 



 ワームを使う時は改めて上のレンジから少しずつ刻むのがオススメ



ワーム入れる前のバイブや鉄板はスレかけてる時に使うと完全にスレるから活性の高い時以外は省いていいと思います



逆にバイブがめちゃくちゃ効く時があって、それはシンキングバイブのフリーフォール


これは足元でシーバスがボイルしてる時や流れの緩い所にシーバスがついている時にめちゃくちゃ効く



 オススメはレンジバイブ80ES 流したり巻いたりして使うなら70ESの方が使いやすいけどフリーフォールのリアクションで使うのでフォールスピードの理由で80がオススメ 






 ボリュームはちょっと大きいけどこの狙い方はリアクション狙いなのでサイズは関係ない 


 大事なのはフリーフォールでのフック絡みのしにくさとフォールスピード 




 やり方は簡単で、シーバスの居そうな所で真下にフリーフォールするだけ 

 なるべく早くフォールするように一気に落とす それでも食って来なかったらジギングみたいにワンピッチジャークで大きく動かして水面直下でピタッと止める 


 この時にどれだけ水面に近づけたかでバイトの出やすさが変わるので雰囲気の無かった時なんかにボトムかどれぐらい巻いたら水面直下になるか試して覚えておく




これは堤防のテクニックの岸ジギと同じなんですがハクパターンの場合はジグよりもバイブレーションの方が釣れる


ミスって多少ルアーが水面を割ってもシーバスが飛び出して空中でバイトしてくるんですが、かなり迫力があるので僕はシーバスが多い日なんかはわざと水面を割らせて遊んでます 




 護岸際の起伏や地形変化を狙う時はシンペンやワームがいいんですが、この場合に気にするのはレンジとリトリーブスピードだけ 

アクションはさせない方が釣れます(断言)



派手に動かしてリアクションでも釣れますがそれは別の魚で後からでも出せます


隙を見せて食わせるのとリアクションの違いで釣る魚を分けて釣果アップ!




 リトリーブスピードは実際にハクを見て同じぐらいで巻けばOK!簡単!


ルアー並びはハクのスピードで巻いた時にレンジキープできる程度の浮き上がりの物を


立ち位置の高さや流れの速さで変わるので雑誌みたいに「これがオススメ」って言えないけどドリフト用のシンペンなら大体ロッドの角度でどうにかなります



レンジ探しは20cm刻みで上から3回もやれば大体の場所は十分だと思います 




 僕の場合はラパラのカウントダウンリップレス7cmとアバシリップレス7cmがあればほとんどの場所に対応できてます 


 他にもいいルアーがあるかもしれないんですけど僕はリップの折れたカウントダウンがたくさんありますので…泣 



 DUOのマニックも一時期使ってたんですがハクパターンてウェイトのある魚や長いのが釣れやすいのであとフックだと保たないんですよね 



 ランカー捕獲率の高いパターンなのでちょっと大きめのフックがいいと思います




個人的な要点をまとめると

・エグれや出っ張りなどの地形変化
・ボトムの起伏
・流れのヨレや反転流
・通すコースとスピード
・レンジコントロール
・無波動が理想


要点が多いように思うかもしれませんが要点があるって事はそこを押さえれば釣果に近づくと!




そんなにしっかり丁寧に狙わなくても活性の高い日だったりワームや小さいルアーを投げれば釣れるんですが、しっかりと丁寧に狙えばダイビングペンシルでも釣れます




流れの向こう側の止水にルアーを着水させてタダ巻きで流れの手前まで誘導

ルアーをダイブさせて強い流れの中に突入

強い流れに逆らいながら横切るようにジャークしてダイブさせながらドリフト


ちょうどボトムに地形変化があり流れがヨレる所でルアーを止めて浮上させます



ここかな?って所で止めてルアーの浮上を待ってると浮上する前にラインが走ってヒット♪




大きいのも




小さいのも♪



上手くコースを通せるとマッチザベイトしてないルアーでも当たる



つまり大きいルアーなんかで釣れた時は上手く魚を刺激できたって事になるのでなかなかいい満足感が得られます(^^)






画力の話は聞きたくない。。。


赤いところがチャンスゾーン

・ゾーンが狭いほどチャンス!
・ゾーンが狭い=通すのが難しいけど濃度が濃い!


予測変換の酷さに萎えたので終わります(笑)




来年の春にでも試してくだせー。

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