徳島シーバスバトル2019 その1(県南ヒラ)


一部に熱狂的なファンを持つSさん


通称 ホモ





彼好きな魚: 青物

好きな狙い方: 沖に向かってフルキャスト

好きなポイント: 大場所

好きなルアー: 大きくて重いもの






そんな彼が始めて自分で大会を主催した

もちろん青物大会





大会の内容は誰にでもチャンスがあって誰も抜け駆けできないような彼だからこそ思いつく公平なルールでした



メンバーは彼と交流があり彼が倒したいと思う人たち




色々ありましたが私の大会ではないし閉会式兼忘年会がまだ終わってないので詳しくはまた機会があれば







その大会が終了して次はワイルドフィッシュの鳴門シーバスバトル2019だなと釣り仲間と熱くなってました





数日後、ワクワクしながらシーバスバトルの日にバーベキューしたいなーと思いつきメイン講師である加地親分にLINE


ワカメ「今年のシーバスバトルもバーベキューしますか?」

加地さん「今年大会ないよ」




…いやだぁぁぁああああああ!!!








冬の楽しみオワタ





そんな事がありまして辛い日々を送ってた私にホモ氏から呼び出し

ホモ「釣具屋いこーぜー」



どうせまたヘビーシンキングミノーの中からオススメを聞かれるのかと気を重くしながら向かいました






到着して軽い挨拶をしながら出れなかったシーバスバトルに思いを馳せながらシーバス用ミノーを物色してると


ホモ「なぁシーバスの大会せん?」



ぴくっ…





自然とルアーを漁る手が止まり無言で思考を加速させます




(こいつ正気で言ってんのか?主催してた大会が終わった直後で閉会式すら終わってないのに?てかシーバスの釣り方知っとんかな?もしかしてシーバスバトルが無いのを知ってるのか?まさかな…このホモが由緒正しき大会の情報なんて把握してるはずない。けどこれはチャンスなんでは?上手くホモを担いで大会を開催させればこの冬も楽しく過ごせる可能性が…おいおいワカメ何を期待してるんだい?相手は二者択一を必ず間違えるホモだぞ?いや、それならそうとこちらで誘導して…まぁまぁ落ち着いてくれよ、とりあえず彼の話を聞いてみようじゃないか)






ワカメ「ど、ど、ど、ど、どんな大会?」







ホモ「ヒラ釣りたいんよ」



ビクッ!!







僥倖!歓喜!拍手喝采!

脳内でアメイジンググレイス流れてます





詳しく話を聞くと青物大会の主催をキッカケに以前よりも釣行頻度が増えた釣りに対して少し真面目になってみたら楽しかったと


早い話がおかわりが欲しくなったんですね





で釣りたい魚を考えた結果、自分の力でヒラスズキを狙って釣りたいと

けど無謀なのはわかってるから行くキッカケとか理由を作る為にも大会にしたいと




バカ息子が立派なこと言うて涙堪えるお母さんの気分




よし、ほなとりあえずヒラ用のルアー見ながら話そうな!



ホモ「なーなーこれめっちゃ良くない?」

手には8cm30gのヘビーシンキングミノー




ワカメ「さっさと元のとこに戻してきなさい」

人がちょっと甘い顔したらすぐ重いルアー探す





そこからどんな大会にしたいか聞いてみると本人はヒラスズキを狙いに行きたいと


シーズン的には徳島を代表するパターンである鳴門の北西シーバスも始まる





「県南ヒラスズキと北西マル」



これで勝負したらめちゃくちゃ楽しそう!!




風が強まれば強まるほどチャンスな爆風パターンVSサラシ大好きヒラスズキ





やろう!!!



メンバーはどうする??




ホモ「え?このままやけど?」




どうやら青物メンバーをそのまま参加させるお考え(考えたとは言ってない)




北西もヒラも両方やるアングラー数名に連絡して意見を頂戴すると、そんなカッコいい大会なら縛りルールにしてウェイインされる魚は全部価値ある魚にしてしまおうと





ルールその1: 河川、人工物、海峡筋禁止



つまり出てくる魚は全て沿岸の磯かゴロタかサーフの魚!





禁止にした場所で釣れる魚に価値がないとは思ってません


けどゴロタやサーフは魚の位置がコロコロ変わって釣れるタイミングやエリアを予想する事が難しくゲーム性は高いしやはりカッコいいです




ちなみにヒラスズキは倍率を1.1倍にしました






この話をしたのが11/20の19:30

その日の夜にLINEグループを作って11/23 0:00からスタート(笑)



多分ホモの前世は猪か林修






期間は12:31の23:59までなので時間は十分にあるんですが北西もヒラスズキも中毒性が高い釣りなので早く行きたい



(荒れろ荒れろ荒れろ荒れろ荒れろ荒れろ荒れろ荒れろ荒れろ荒れろ荒れろ)





願いが通じたのか大会初日からガッツリ荒れてくれました♡






ウキウキしながら用意をしながら誰か一緒に行かないかとLINEをピコピコ


荒れた日の磯は本当に危ないのでしっかり荒れる日は1人で行かないようにしてます





人の好き嫌いをしてるわけじゃないんですがヒラスズキのポイントは秘匿性が高くて普段そのエリアをやってない人を簡単に連れて行くのはマナー違反



なかなか見つからないなー





本当に見つかりそうになかったけど入りたい場所の候補が危ない場所ばかり





悩んだ挙句お師匠様に連絡

「ooのxxに釣りに行こうと思うんですが週末は釣りに出られますか?もし誰とも約束してなくて釣りに出る予定でしたら一緒に行けたらなと」


お師匠様「お疲れ様です。結構波が出る予報なので細かいポイントは当日決めますか!楽しい釣行になればいいですね」




いやっほーーーーーーーーー


もうこの時点で楽しいし釣果なくても楽しい♪





久しぶりに師匠と釣りだー♪





大会初日、荒れ始め、しっかりした波高、時期、ベイト、水温、師匠

色んな条件が重なりもう楽しくなるのは確定(^^)




だがしかし、先日ヒラロッドを売却してしまい新しいロッドの納品待ちなので竿がない




急いで兄に電話して週末にヒラロッドを使う予定がないか確認して放置されてるワイルドフルコンタクトを借りてきました




ルアーセレクトはどんな条件にも対応できるようにディープもシャローもトップもちゃんと用意してウエットスーツにいい匂いがするファブリーズかけて






ハイシーズンに場所が取れなかったら辛いなーと思い夜のうちに現地に向かい待ち合わせ場所で車泊




「コンコンっ」




薄く目を開けると数十cmの距離にお師匠様


脊髄反射で飛び起きてそのままドアを開けてハキハキと朝の挨拶をしました





朝が苦手で口癖が「先に行っといて」と「慌てるような時間じゃない」な私



家の寝室よりも海沿いの方が気持ちよく寝れるんですよね




でも今日はそんな事なくスッと起きる

(ヤバい、今何時や?寝過ごした!?いやそもそも待ち合わせの場所と時間ちゃんと決めてなかったような…)




そのままトランクを開けていい匂いのするウエットを翻して清潔感アピールしようと思ったら

















そこにあるはずの磯靴がなかった。




急いで自分の足元を確認すると某ピンク色の薬局チェーンで買った、中にフワフワがついてるクロックスの偽物


ふざけやがって…






色んな糞プランが湧いては消え湧いては消えする中で見慣れたケースがポツンと

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!?






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僥倖、歓喜、2度目のアメイジンググレイス




ウエットに比べて機動力は悪いですが多少なり慣れた場所ですし暑いのと臭いのと動きにくいのとちょっと水が滲みてくるのを我慢さえすれば磯に立てる!!!



ウエットだと前に立てるってわけじゃないですけどセットと言われる大きな波が来るタイミングにサッと移動できる事と疲労が溜まりにくい事は間違いなく安全であり結果的にほんの少し前に出る事が可能になります






師匠に磯靴を忘れたのでウエーダーになる事を伝えて安全第一でウロつく事を宣誓


「宣誓、僕たちは、磯ヒラマンシップに則り、安全に後退できるエリアにだけ立つ事を誓います」






ワカメ&師匠「では頑張りましょう」





基本的に荒磯のヒラスズキ狙いでは磯場の入り口でお互いの健闘を祈り合って二手に分かれます




立ち位置によってはお互いが釣りしてる姿が遠くに見えますが大体は大岩が邪魔をして見えないし波で声も聞こえない



相手が釣れたかどうかは合流後のお楽しみ





さてと、どーこーにしーよーおーかーなーーー



目の前に潮が若干通るワンドがあり立ちやすそうで水深もあってボチボチ良さそうなんですけど気分的に後回しに



多分もっと明るくなれば影になるだろうし波に対して裏なんで先に表の潮は速いしドッカンドッカン波が当たってる面をやりたくて移動




目の前にある岩に乗る為のルートを探します


岩の迷路をゴールからなぞってコースを探る




助走つけて飛べば乗れそうな位置の岩に乗る為に大岩を迂回してワンドを迂回して…キャストする前からクタクタ






明るくなってから撮影しました
こんな場所

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第1投目ルアーはいつものパイロットルアーで流れ見ながら徐々にピンをと思った1投目



1キャスト4バイト(笑)






絶頂!膝から崩れ落ちそうでした


あわわわわと言葉にならないけど口をパクパクして岩の上でなぜかアタフタしてました





ルアー交換か!?
いや完全なコイツを食いに来てたしコイツで間違ってない



もうちょいタイトにキャストして…





サッとルアーをレンジ入れてスローダウンさせて小さめのトゥイッチ2発入れて引き潮に当てたらドン






魚は小さかったですがロッドが借り物のパリパリロッドなので具合を確かめながら寄せる波を使って岩の迷路をスルスルと誘導

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ピチピチと元気なファイトを楽しんで難なくキャッチ

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まだ出そうだったのでピン打ちしやすいルアーに交換して更にタイトに狙うけどショートバイトが1発あるだけで出ない





理由を考えて予想してルアーをシンペンに交換

これは釣れるだろ!と動画撮影開始





今度はストラクチャーからわざと離して流されながら伸びたサラシを入って行く感じにドリフト



サラシで出来る影を明暗と見立てて橋脚明暗を攻める感じにオープンエリアでフラフラ〜からドン





上がってきたサイズはみんな口を揃えていう66cm

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エリアが大きく変わっても最近釣れてるのはみんなMAX65〜66cm




その後もシンペンのサイズダウンして50〜60を数本追加したけど釣り方もサイズも微妙なのでランガン





一ヶ所で釣れ続くのはいい事ですけど面白みは少ないですしサイズアップは期待できないかなと




大会のルールで1日にウェイインできるのが一本なので数よりサイズ!




目の前のポイント行くのに汗ダラダラで二ヶ所目が終わった段階でダウン




師匠が見える安全なエリアで装備を全解除して大岩に抱きついてクールダウンしながら師匠の釣りを見学

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やっぱ長くやってる人は絵になるなー


釣りの所作もですけど前傾姿勢で海を睨む姿はカッコいいです




その後は何ヶ所か下見しながら雑談して解散



近くでやってたミスターハングリーとミスタークロスキャストの視察に





けどこのトウゴロウ付きって8時を回ると難易度が跳ね上がってほんと釣れない





それでも可能性がありそうな濃いサラシや複雑な地形や影になる深場を狙うも釣れない



2人が根気強く狙ってる間に朝一のポイントに移動して朝連発したエリアを観察


ちょうど潮位が低い時間帯だったので地形を見てそこに魚が溜まった理由とかもし大きいのが居たらどこに着くか妄想しながら休憩





つい数時間前に自分が釣った場所の地形を眺めながら休憩って言葉にはできない素晴らしいひととき





満足したので帰宅




帰宅途中にミスタークロスキャストと

「腹減ったな、肉食いてー」

と急遽スーパー寄って肉とおにぎり買って炭おこしてバーベキュー



スーパーの牛タンを薄く切る技術にビビりながら疲れた体に肉はうめー!




結構遅くまでワイワイ騒いで楽しい休日でした。









あれ?今日土曜日?

明日休みやんけ!!!









目覚ましセットして2日目いってみよーw


続く

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