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▼ 勝利? 連敗??
- ジャンル:日記/一般
先ずはこちらをお読み下さい。
↓
http://www.fimosw.com/u/funa/w3bym16uzfnfef
正直、自分もちと興味が湧いた。
自分が普段使っているのはトレブル13と19の18本パック。
とある店で安売りしてるので、そこのセールの時に纏め買いしてる。
(正直に書くと、友人に買ってきてもらってるが(爆))
普段は問題無いが、バランス系のルアーだと、やはりセンターバランスは魅力。
んで、彼が本格的に販売するのであれば、買おうかと。
が、何せこれまで連敗を続けている様子なので、冗談でコメしたら、マジに送ってきてくれた。
これがそれね。
俺がfimoフックに求めていたのは。
会員限定でこれやれば、フック欲しさに会員になる輩が居る→会員増える→スポンサー喜ぶ。
纏め売りになる→多く買われる→生産量が増える→原価下がる→利益増える。
良いフックを安く買える→交換頻度が上がる→掛からなかった魚が掛かる→釣果上がる
ほら、WIN-WIN-WINだ。
もう過ぎた事を言っても仕方ないけどね(笑)
まあ、出来れば
こんな形で出荷してくれれば、針同士が当たってのポイント潰れが無くなって、より良いとは思うけど。
入荷があんな形だから、ありのままで出荷するってのも潔いとしておこう(笑)
で、このままでは貰い乞食になってしまうので、リターンをせねば。
もしこれがST-46と同一であれば、ふな氏の勝利は確定。
自分で使うもよし。人に売るもよし(って、既に第一ロットは完売らしいがw)。
元ルアーに付いてる事が多いフックなので、なんだかんだ言って愛用者は多い。
本物が実売価格@80円程度という事を考えると、運賃を考えても@40~50円で売れば充分買い手は居るだろう。
しかしこれが、「ただのネーミング」だとしたら…いや、これ以上は言わないでおこう(笑)
それは、彼の過去ログを見てくれれば解るだろうからw
という事で、早速検証に入る。
以前久保田さんが、fimoフックの検証をやった事があったが、正直あれが一番正しい。
それに、数年前にソルストでフックの分析をやった事があり、そこに立ち会っていた。
そのやり方が一番なのだが、顕微鏡は持っていても、拡大鏡は30倍までのしかない。
そこで、違うアプローチでやっていこうと思う。
先ずは見た目。
表面処理(メッキ)を見ると、ほぼ同一の素材を使っている様子。
色は判らんが、光沢等に関してはかなり敏感なんで、ほぼ間違いない。
次に溶接だが、これは全くもって一緒の方法。
ただし、物によっては溶接ムラがあるが、使用上特に問題にはならない程度。
最後に形状。
本物と、ふな氏が購入した偽物(便宜上、こう書きますw)を横に並べてみた。
右が本物、左が偽物。
形状は正直全く一緒。ただ、溶接の歪みが判るでしょ?
ただ、人間の目ってのは、以外に曖昧な物。
#6に関しては昔の物を使ったので、今のと若干形状が違うと思う。
(昔のは、今ほどワイドゲイブではなかった)
ここ数年、ST-46#6はバーブレスしか買ってなかったので、ちと参考外にして下さい。
因みに、バーブレスだとかなりのワイドゲイブです。
最後に線の硬度。
これは外注先に頼んで判断強度を調べて貰ったが、担当者曰く
「殆ど一緒だね。強いて言うなら偽物の方が若干硬いかな?」との事。
破断時の数字を聞いてみたら
「同じかどうか調べてくれとしか言われてなかったから、(数字は)覚えてねぇや」
う~ん、我ながら詰めが甘いぜ(爆)
と、ここまでくると「本物?」と疑いたくなってくる。
何せ出所はかの国。本物の偽物が平気で出回る。
これ、何かというと、有名ブランドのOEM先が、同一製品を横流しするという物。
それを個人で行う事もあれば、会社自体が行う事もある。
正規販売店に並んでないだけで、紛れもなく中身は本物だ。
ここまでの状況をみると、その可能性が大きくなってきた。
そこで感覚での針先チェックをしてみる事に。
すると、あくまで自分基準であるが、面白い結果が出た。
上の表の3番目がそれで、これだけだと「ああ、こんなもんか」で終わるのだが、ある偏りが。
1つ1つ書くのは手間なので簡単に書くと、#8は①・#6は②と③(特に②)に基準以下が集中した。
そこで、拡大鏡で針先を見ると、明らかに甘い方は先端処理が甘い。
甘いというより削り過ぎ(?)なのか、先端の角度が大きくなっている。
輸送時の針同士のぶつかりで潰れたのかとも思ったが、それでは一方的な位置の偏りが説明出来ない。
という事で、これまでの検証での憶測。
当初は、検品ではねられた物を流してると思っていたが、予想以上に問題ないフックがあったので、その線は却下。
STのパッケージを見ると、[PRODUCT OF JAPAN]の文字が入っている。
MADE IN JAPANでないという事は、現物を他国で作らせ、最終検品か仕上げ(パッケージングも含め)を日本でやってるのではないかな、と。
形を見るとほぼ確実にSTであり、使っている鋼線もほぼ一緒。
鋼線が現物支給か現地調達かによるが、STの製造ラインを使って製作し、それを流してるとしか思えん。
か、元からあの製品があって、カルティバがそれの国内流通を押さえたか。
正規品に関しては、ふな氏と同じ状況で来た物に対し、国内で検品後箱詰めして出荷。
となると、不良品率を含めて、あの金額はそれなりに妥当となる。
(つかむしろ、ふな氏の方が ボッタくられ 割高になってるのではないか)
そりゃ当然、発注量が違うから当然だが。
まあ、経験上国内品でも2箱(16ヶ)に1ヶ位は「ん?」ってヤツがあるから、そう考えると検品のクオリティに関しても疑問が出てくるがw
一昔前ならば、このフックは最高峰の物だったが、今となってはごく一般的なクオリティ。
となれば、そこまで針先の鋭さを求める製品でもないし、消耗品としてこまめに交換する事を考えれば、アリなんじゃないかな、と。
って事で結論。
今回のふな氏の賭けwは勝利と言えるでしょう。
しかし、次の輸入でも同じ物が来るとは限りません。
なので、購入される時は、その辺を良く確認した上で、自己責任でお買い上げ下さいw
- 2016年6月4日
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