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25th 考え過ぎて泥の沼

寒さに凍えながら、今日も川に浸かるいつものルーティン。


指の感覚はすぐに奪われて、魚を釣ることよりもルアー交換が一番必死。笑


ハイシーズンの賑わいも落ち着き、厳しくもホットなシーズンが静かに開幕です。


◇水温と鱸


前回のブログで低水温になると鱸は低活性になり、また河川から抜ける。という話をさせてもらいましたが、それをもう少し掘り下げて、低水温がもたらす鱸の行動について書いてみたいと思います。


と、その前にちょっと中学理科の復習。


恒温動物と変温動物について


恒温動物

僕たち人間をはじめ哺乳類など(例外あり)がこれにあたり、外気の温度変化に影響されにくく体温を一定に保つことができる動物をいいます。体温を保つために体内のエネルギーを消費することで熱を生成し、エネルギーは食べ物を食べることで補給します。なので、動かなくてもエネルギーを消費するので、常にエネルギーが必要になります。


変温動物

両生類や爬虫類、魚類などがこれにあたり、外気の温度変化により体温が変化する動物をいいます。自ら熱を生成することはできず、太陽の光や暖かい場所に移動することで体温を維持します。体温維持にエネルギーが必要でなく、動かなければエネルギー消費を抑えられます。体温を保つことが難しいため、恒温動物に比べ温度変化に弱いです。


と、簡単にまとめるとこんな感じです。はい、それでは本題に入ります!


「自己防衛行動」

鱸は変温動物であるため、適水温を下回ると生き抜くためにエネルギー消費を抑えようとして、活発的に動くことが少なくなったり


体温を維持するために適水温を求めて、比較的水温の安定している下流河口域付近や水深のあるボトム付近に身を置くようになります。


また、体温維持にもエネルギーが必要でないため、ベイトの捕食行為も積極的には行いません。結果、低活性となります。


「繁殖行動」

鱸は秋のハイシーズンを終えると産卵へと移行していきますが、この行動にも水温が大きく関係していると言われています。


鱸などの繁殖行動は人などとは違い、季節的なものや何らかの刺激を受けておこるとされており、調べるととすぐ出てくると思いますが


水温15℃ 塩分濃度33.8PSU


これが鱸の産卵を促す数値と算出されています。


水温が下がることで産卵を促す刺激となります。結果、河川内から鱸が居なくなります。


補足(たくさんの生物たちはそれぞれ体内時計を持つ言われており、生物の周期的な行動は環境変化などに加え、これの影響も大きく関わるとされています。鱸の産卵に関しても、水温が産卵に向かう数値に達しても一斉に産卵に向かわず少しずつタイミングにズレが生じるのは、その周期的なものが関係しているように考えられます。)


「捕食行動」

これは少し間接的ですが、鱸の行動には常にベイトの存在があり、そのベイトの有無によって行動が大きく左右されます。


メインベイトとなる小〜中型の小魚が溜まるポイントには高い確率で鱸が着いており、それを捕食しているわけですが、では、そのベイトは何に寄せられ、何を捕食しているのか。


そこに影響してくるのが「プランクトン」です。


プランクトンとは、水中の中に存在し、遊泳能力を持たず漂いながら生活している微生物の総称で、水中の生態系の食物連鎖ピラミッドの底辺に位置する存在です。


このプランクトンを詳しく説明し始めると話が長くなりそうなので今回は割愛します。笑


簡単に言うと、このプランクトンは水温の上昇で沸いたり増殖したりし、逆に低水温時には発生しにくい状態となります。結果、これが連鎖しベイトが居なくなる、身を潜めることで鱸も居なくなるし、反応が悪くなります。


まとめ


僕ら恒温動物は、言えば温度変化に鈍感で、多少の温度変化では生きるうえでなんら支障はありません。ですが、変温動物は違います。温度変化にとても敏感で、生き抜くために行動が刻々と変わっていきます。


それほど水温(温度)というものは鱸の行動にとっても大きく関係しており、そうなると、鱸を追う僕らシーバスアングラーも水温はすごく重要なファクターのひとつとなってきますよね。


◇選択肢


それでは、その重要となる水温を考慮したうえでポイントを絞ります。(低水温期の現状と消去法で絞るまでもないかもですが。笑)


項目をあげるならこんな感じ。


・外気の影響を受けにくい水深のあるポイント。

・温かい海水の流入があるポイント。

・温排水、流れ込み、支流などからの合流ポイント。


ざっとですが、これを中流域下で考えたとき、どこを思い浮かべますか。僕は真っ先に河口を思い浮かべます。


地域差、河川状況ももちろんありますが、同じように河口を思い浮かべる人は少なくないのかなと思います。


でも、そんな誰もが現状を考えたうえで簡単に思い浮かべるポイントって、ハイシーズン時の橋脚明暗みたいな感じで、人が落ち着いたと言ってもポイントに入れなかったりするものです。(時間に制限のあるアングラーならなおさら)


時合い待ちができたり、先行者さんが帰るのを待って入ったり、時間に余裕があればまた違ったことを思うのかもしれませんが


釣りができる時間は、なるべく河川に触れてたい(浸かっていたい)、なるべくいつでもポイントに入れて尚且つ通い詰められるポイントがいいと思う僕は


項目であげたことが全て当てはまらなくても、ひとつあるとか、見込みがあるとか、見方によったらそう見えるとか、そんな第二、第三的なポイントを選びます。


どうせ釣るには難しいこの季節、入れるポイント入って通い詰めよう作戦!


◇狙う個体


この時期、鱸を狙ううえで聞こえてくるのがアフターシーバス。


アフターシーバスと聞くと、産卵を終えて体もボロボロ、痩せ細ったものを想像するかもですが、狙うのは産卵初期に抜けていった前半組。


早い時期に産卵を終えた個体は、早い段階で河川に戻り、河口付近で体を慣らしながら回復していってることが(願望も含めて)予測されます。


また、回復してくると、潮に乗って下流河口域のある程度の広範囲を回遊しながら、流れてくるベイトや浮いてくるマイクロベイトなどを捕食し始めるイメージです。


そんな、ちょっとスイッチの入った回復個体を狙っていきます。


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ベイトが浮いてきたタイミング。


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これはヒラになりますが、ぶっとい流れの境目で誤爆多発。


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流心の中、弱ったメッキを丸のみ。(変温動物は温度変化に弱い。をあらためて実感した一匹)


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ベイト依存というより流れ依存。特等席に居た個体。


これは釣果だけを切り抜いてるもので、釣れない日の方が断然多いですが、厳しいなりにも何か見えてくる、答えが返ってくると、通い詰めた分だけ嬉しいです。


こんな感じで特定の個体を狙うわけですが、そんなとき僕なりに考えてることに「回遊ルートとタイミング」があります。(自論を含みますのでご了承を。)


回遊ルート

名の通り、潮の流れに乗って鱸がグルグルと回遊する道のことで、ここを通りベイトを捕食したりするわけですが、その道すじならどこでもいいかというとそうではなく、この回遊ルートには、ただ本当に通るだけのところと、一旦、足を止めるところが存在し、その足を止めるポイントに、よりいい個体が着きます。そんなポイントを狙います。


タイミング

鱸が回遊しベイトを捕食するのに手助けとなるものと、ベイトが流されたり浮いてくる現状をつくるものとがあり、両者とも潮の流れが効くことによって発生します。一定速で潮が動いてる状態でもそれはありますが、あまりパッとしません。ここで言うタイミングとは、瞬間的に流れが走り、その流れに厚みみたいなものを感じるときのことです。そういう時は、特定の個体からの反応がよく、また見えないけど感覚的にベイトが浮いてる気がします。


◇研ぎ澄ます


結局のところ、それが正解なのか、じゃないのか。関係しているのか、そもそも関係ないのか。なんて事は分かりませんが


その河川の地形や潮の流れるの状況、また地質環境など、その河川の癖やベイトの癖を知ること、感じることは


河川状況を見て予測を立てる、ゲームを組み立てるうえでとても大切なピースになってきます。


これは人から教えてもらう事でも知ることができますが、実際に通い詰めることでしか分からない部分や感覚的なものも僕はあると強く感じています。


だから、上記の選択肢で言った、できるだけ通い詰めれるポイントを選びます。


釣りの仕方や楽しさは人それぞれですが、通って感覚を研ぎ澄まし、


経験と予測+感(第六感)


そんな頭をフル活用して、鱸との距離を縮めてく釣りも疲れるけど、楽しいものです。


なんたって考えること、妄想することは自由だし、そこから生まれる可能性は考える分だけたくさんあると思います。


もしかすると、今、言われている鱸のシーズナルパターンや行動も未来は違う考えに変わってくるかもしれないですよね。(ビッグベイトシーバスなんて、いい例じゃないかな)


さて、そんな事を考えながら、今日も働かない感を頼りに鱸探し行ってきます。


おわり


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