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有明鱸について

私の地元の大河である筑後川、シーバスアングラーにも馴染みのある川だと思います。

大分県の九重山を分水界として有明海にそそぐ長さ143キロの九州最大の1級河川です。

筑紫次郎(つくしじろう)と呼ばれるように坂東太郎(利根川)に次ぐ暴れ川であり、昭和28年には死者147人、被災者数54万人の水害を起こし、発電ダムである夜明ダムも決壊した程の暴れ川です。

また、有明海は干満差が最大6mにも及ぶ東京湾より大きな九州最大の湾です。

この特殊な環境と中国と大陸灘で古代につながっていた為か大陸系遺存種が存在する。
エツ、ヒラ、アリアケシラウオヤマノカミ有明海産スズキワラスボムツゴロウ、ハゼクチ、タビラクチ、コウライアカシタビラメ、デンベエシタビラメ(ウィキペディアより)
有明海固有種としてはアリアケヒメシラウオというのがいるらしい。

クルメサヨリも有明海固有なのかと思っていたら、名前がクルメと付いているだけで全国にいるらしい。

アリアケヒメシラウオ・アリアケシラウオは絶滅危惧ⅠA類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)としてレッドデータブックに載っている。

絶滅危惧ⅠB類(近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの)にムツゴロウ、ヤマノカミ、

絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)にアリアケギバチ、タビラクチ、ワラスボ、ハゼクチがある。
そして絶滅のおそれのある地域個体群(地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高いもの)に有明海産スズキが上がっている。

驚く事に、有明海独特の魚達のほとんどが絶滅の危惧に瀕している。

エツ、ヒラ、くっぞこ(シタビラメ類)も多い魚ではない。

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本題の有明海産スズキは、環境省からも独自の種として認識されているように、固有種であり、巷で言われているような、養殖用の中国等の大陸スズキが逃げ出して繁殖した大陸スズキがマルスズキと交配してできたハイブリッドであるというのは間違いだと思っている。

養殖がされ始めたのが1990年程であり、有明海産スズキはそれ以前から居ることからもハイブリッドでないことは確かだろう。
8千年前中国大陸と繋がっていたころのタイリクスズキが水位の上昇や地殻変動で有明海に取り残され、独自の進化を辿ってきたのが有明海産スズキだと考える。

ヒラスズキも、対馬で釣れる個体と平戸で釣れる個体は顔つきが違うと感じている。
それだけ長い月日をかけて環境に適合してきたスズキ達を今、自分たちは釣っている。

有明鱸という呼称は、BlueBlueのテスターの関根さんや地元のアングラーが発信し始めた言葉であり、公的には有明産スズキであり、
学術的にいえば、大陸系遺存種のスズキであろうか。マル、ヒラ、タイリクの荒っぽい区分をすればタイリクだと思う。

私も、「有明鱸」と呼び方は大好きだ。

だからこそ、この有明鱸を大事にしたいと思っています。(なら釣るなよという意見はいつかまた別の機会に)

日本人も北方型蒙古系民族と南方型蒙古系民族と分かれるらしいがDNAレベルの話であるように、タイリクだろうがアリアケだろうが当の魚達には「知ったこっちゃない、だだ生きて行くだけだ」と言うような気がしますがね。(^^;;

だだ、そういう独自の歴史を生きてきた鱸がいる事を知って頂きたいと願っています。

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