こんにちは、酉抜です。

前回の開発記ではバイブのフック絡み検証について触れました。
今回はその後の改良について書きたいと思います。

次の写真は改良後のプロトになりますが、スナップの動きを制限して、前ラインアイでの使用時に後ろラインアイに引っ掛かりづらくしました。



ラインアイがボディに埋め込まれるような形状になっているので、フックとラインが近づきにくくなっています。

この改良で多少は良くはなっているはずですが、動きを再度確認してみると、フック絡みの大きな原因はフォール姿勢にありそうだと感じました。

フックが絡みやすいプロトはフォール時の姿勢が、頭を真下にしてリーダーにまとわりつくようにボディをひねりながら落ちていました。
これでは自分からリーダーを拾っているようなものです。

そこでウェイト配置を変えて、フォール姿勢がより水平に近づくプロトを組立ました。

これでフック絡みを減らすことができましたが、今度は狙いのアクションから少し離れてしまいました・・・。


写真上プロト：アクションは良いが、フォール絡みが多い。
写真下プロト：アクションは狙いから少し離れているが、フォール絡みは少ない。

毎回作り直す度に良くなることはないのですが、狙い通り良くなる部分もあれば逆に悪くなる部分もあって、なかなか思うように進まないのが辛いですね。

次はラインアイやウェイトを微調整して、アクションを整えていきたいと思います。



前開発記から今日までのプロト組立数：11
今年のプロト組立数：271