着いた日
初日

あの階段を下りて
ポイントまでは一時間歩く。

まず景色で釣りしなくても腹一杯の状況

レンズ越しでは伝えれない
釣り人でなければ見えない景色

もちろんみんなに伝えようとデジカメで道中いい写真撮った。

でもこの写真はぜんぶiPhoneのもの。


もう竿振りたくて振りたくて
しょうがなくなり
地形変化を探して歩く
俺は冒険家トムソーヤ。謎

そして少し岬になっていて
面白そうな状況に出くわした。


そしてZを投げる


そしてすぐに
ゴゴっ
反応が、

そして同じコースをゆっくり通すと

iPhoneを器用に立ててセルフタイマー

幸先いいねぇーなんて独り言


え？デジカメどうしたの？




ヒラメとのファイト中



どうやら波打ち際に落として紛失。




またやってしまった

一発目釣って撮影する際

「さぁ〜デジカメ撮るか〜」


ない

始まりました。厄年の不幸な少年A

人生初のヒラスズキを撮るはずだった防水のデジカメも、海に流され紛失したら意味がねぇ！！！！


だからしょうがなくiPhone



一気に新島の海よりもブルーになる厄年の不幸な少年A


前々回のログでも不幸がありましたね。

一時間の道のりをぶつくさ言いながら
空元気で鼻歌歌っても気分が乗らないひとりぼっちの少年A。

そして「聖地」と呼ばれるポイントへ到達。

南の風全開！
荒波！
キャストできても20m!
勝負にならない！
でも負けない！
俺は釣るんだ！


荷物と一緒に
釣ったヒラメを二枚
持って歩いていた。

休憩をとるためヒラメの元へ


すると



居ない

周りを見渡すと

何やら鳥たちが宴を上げてるでわないか。

俺は叫んだ
「このやろー」

頭に血が登って

竿は丁寧に置いて
ウェーダのまま全速力で走った

ヒラメはガチャガチャになった姿だった。


一人で何やってんだ俺。

不運に不運が、そして不運が積み重なって。

ブルーどころかダークな気持ちに。

でもヒラスズキへの期待でレバレッジが効いてるので、ひたすらキャスト。



でも、この日は現れなかった。

また一時間かけて砂浜を歩く。

そしてこの写真を撮った場所へ

駆け下りたくなったこの階段も
帰りには心臓破りの階段。

拷問だ。ちくしょう

帰る頃には真っ暗で階段に座り。
綺麗な星空を眺めながら
不幸な少年は星に慰めてもらう。

「星に願いを」の状態。

ぶつくさぶつくさ
ヒラスズキが釣りたい
ヒラスズキが釣りたい
ヒラスズキを釣らせてください。

流星がながれる。

無垢な心に戻った僕に神様は微笑むのでしょうか。



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