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春の雨

  • ジャンル:釣行記
早く街を抜け出したいのに、LEDに変わりつつある信号は赤く光る。
混み合う産業道路入り口の渋滞を避けるために国道へ抜けようとすると、こちらのほうが車が多く、同じリズムのハズなのに早く聞こえるウインカーの音。
フックを取り替え。。
たばかりのルアーボックスを忘れてUターンする。

心踊る気持ちが越えると、空回りする素行に苛立ちが出てくる自分の性格を知っているので、深呼吸した時と同じ気分になるよう車内でゆっくり動く空気を入れ替えながら、ギターのカッティング音を聞く

''ツッチャン''''ツッチャン''

と、レゲェのリズムは心地良い。
なんとなく知る歌詞を口ずさみながら、ハンドルを握る人差し指でリズムを取る。
当然、ウインカーのリズムはいつもと同じだ。笑
しょうもない苛立ちが急に恥ずかしくなり、上唇をすぼませる。

車を湾奥へ走らせる。
''あそこで捕まったら今日はそんな日なんだな''
と思わせる、10号線の途中のほんとうに必要なのか首を傾げたくなる信号が、見事に赤くウインクする。笑


■干潟■

干潟は生命感満載。
たくさんのベイトフィッシュに、動く水面。
小魚が水を切り、モジリ、跳ね、騒ぐ。
しかし、片道だけで5~6匹の大小いる赤い輩が鋭い目付きでメンチを切ってくる。笑

鱸からの反応は乏しいものの、タイミングを合わせれば何かが起きそうな気配。
目を凝らして通い続けて、なにかを見て置きたい。
赤い輩に風穴を空けられても助けてもらえるよう、沖に繰り出す時はHな男か、せっかちな仲間にお願いをしよう。笑

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■足元を釣る■

雨が降り海に恵みの淡水がこばれれば、横歩きするピースは、竿1本以内に黒い輩に襲われる。

白い道糸が弛んだ次の瞬間、鋭く竿先が突っ込み、糸が鳴る。

沖に糸鳴りが響けば、マダイ。
岸際に糸鳴りが響けば、コロダイ。
斜め下へ響けば、クロダイ。

沖堤防まで足を運べば、イシダイも混じる。
縦のシマシマはなかなかヒットしないけど、鋭い糸鳴りが響く度、ドキッとアドレナリンがでる感覚がわかる。
25年連れ添う落とし駒は、親指でブレーキがかかりながら逆回転をして、俺をフォローしてくれる。
ガン玉の僅かな重りでゆっくり回転をする落とし駒は少し癖持ちで、
''グルンッ''''グルンッ''
と片減りしたような回り方をする。
長く連れ添った者?物?同士にしかわからない癖。
どこか居心地が良かったりするのは僕だけだろうか?笑
だから、金属製の太鼓リールは使わない。
俺の''落とし駒''は、生まれは同じ年代の木製道具なのに、廃れず、渋く、カッコ良くなるばかりだ。笑

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※過去pic

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