プロフィール

Uma

千葉県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2025/7 >>

1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

検索

:

ジャンル

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:54
  • 昨日のアクセス:185
  • 総アクセス数:26959

QRコード

対象魚

フックぶっ刺さり事件

こんにちは

去年のフックぶっ刺さり事件をご報告します

晩秋の大潮

河川下流域の橋脚明暗を下げ潮に合わせて少しずつ沖にウェーディングしていました

当日は反応が渋く、干潮1時間前の流れが緩んだタイミングでようやく反応が出始めました
時刻は深夜1:00ごろです

もう岸から300mは沖に立ち込んでいます

そして教科書どおり明部から暗部にsasuke75ssを流し込んだ瞬間に深いバイト!
ドラグ調節しながら慎重に寄せましたが、どうも様子がおかしい
50cmを超える元気なニゴイ君でした

フロントフックがネットに絡まっています
また、リアフックはニゴイ君のおちょぼ口にガッツリ入り、トレブル3本ともしっかりフッキングしています

左手に持ったフィッシュグリップで掴んでから、まずネット側のフックを外すことにしました

変に絡んでプライヤーではうまく取れないため、指で外すしかありません
指でフックを触った瞬間にニゴイ君が大暴れし、右手中指の第一関節の上のぷっくりしたところにカエシまで刺さってしまいました

ニゴイ君・sasuke・中指が完全に一体になっています

左手はフィッシュグリップを握っているので、両手とも塞がっています

プライヤーを持つためフィッシュグリップを外してニゴイ君を水に浮かべてしまうと、魚が暴れて地獄絵図になります

脳みそをフル回転するも妙案は浮かばず、やむを得ずニゴイ君と合体したままで300mを岸まで引き返し、ニゴイ君を陸に置いてフックを抜くことにしました

しかし、ここからが悲惨でした…
ウェーディングで帰る途中にニゴイ君がたまにブルンブルンと暴れます
その度に「イヤン、やめて」と少女のような声で懇願しますが、ニゴイ君は聞く耳持たず

結局、岸についてニゴイ君をコンクリート護岸に横たえた時は、右手中指の奥までフックが刺さり、返しが皮膚を破って外に出てきていました

これではプライヤーで一気に抜けない可能性があります
うまく一つ目の皮膚を突破しても、もう一枚の皮膚に返しが引っかかるかもしれないからです

その場合、自分の精神状態を適正に保つ自信がありませんでした
つまり、チャンスは一回!
一発で抜き切ること!

大きく深呼吸をして、目を閉じます
フックのカーブに合わせて、プライヤーをひねり抜くイメージを強く脳に擦り込みます



3、2、1、うりゃー!



抜けた。。。。

恍惚が全身を覆います
指からはボタボタと出血していましたが、心は草原を駆ける白馬のように軽やかです

その後、帰路につきましたが、不思議なことにじわじわと多幸感が溢れてきました

「ああ、ニゴイ君をぶら下げて夜間病院に駆け込むことにならなくて本当によかった。。。」

買おうか買わまいかずっと悩んでいましたが、翌日、スタジオオーシャンマークのフックリムーバーをついにポチりました

コメントを見る