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4ヵ月ホゲ

  • ジャンル:釣行記
気がつけば師走。
時々駆け抜ける風、時々やってくる寒波。
三寒四温。四寒三温?
そんな言葉は無いが、キンキンの、''キ''しか感じられないゾ。季節君。
温度差が大きすぎて回りの人間は風邪気味だから、最近ナノレベルで暴始めた細菌達、きっと忙しい師走だろう。笑
早く冬が来て欲しいと願う一方、時間が去る事を今年は歓迎できない。
新元号で騒ごうが、良いこと、嫌なことに一喜一憂しようが、確実に時間は去るのだけど。
あと3ヵ月。
この土地の空気をまだまだ感じていたい。


■堰上■

僕は毎年、釣りの目標を必ず決める。
叶う、叶わない。
叶った、叶わなかった。は別の話しで、いろんな意味で人は変化し続け柔軟に生きる方が面白いと思っているからだ。
釣りを始めて25年。
ずっと変わらず続けてきた事だが、10代の目標は可愛く、20代の目標は青く恥ずかしい物ばかり。
釣歴25年。数値的には長いがそんな''気がしてる''だけだ。
けどそこに一生懸命になれていた時間はとても充実してたから文句はない。
30歳になった今年も、これからの釣りも

''目標を掲げる''

っと言うとこだけは頑固に、行動は柔軟に、今後も続けて行くつもりである。

そんな今年の夏、僕の目標は堰上の鱸を追うことだった。

某河川、某所。
主には水深があって
支流とぶつかっていて
急に浅くなっていて

聞くだけでドキっとするようなポイントと場所を11ヶ所まで絞り、タイミングや気分、下見した時の感覚で打ちに行く。

バイトが出たことも、出るかもわからないポイント。だから、
風が~とか
潮が~とか
無い。
腐らず通う事。
0→1にする事。
もはや、魚を釣りたいのか、頑固に通うだけなのか、訳がわからなくなっている。笑

そんな俺の味方は
仲間の激励。←一番効く。笑

とにかく堰上に登るためには水量が必要と考えた。
居ないことを確認した上で、鱸と共存している魚が堰を上った指標として、その周辺エリアに鯔が入った事を確認する事。
鳥はベイトが濃い事を意味するから、濃い雑木林だろーが、クモの巣だろうが上等だ。
''川ベイト''を特に念頭に入れ、通常の川の感覚で挑んだら何もわからないだろう。と読んだ。
今年は水害を伴うほど雨が降った。
雨が数日離れても水量は落ちず、この釣りにはもってこいの条件だ。

6月から本格的に始めたこの釣り。
とにかくポイントに回り、とりあえず振った。
デイ中心。とんでもない小場所でも、姿勢をよろけながらでも、PA93で打つ。
打って打って打ちまくった。

確実に変化が訪れたのは、7月中旬。
大大雨後の濁りと水量が残り、堰上だがやや下流域を、湿気でびしょびしょになりながら、長い間、人の手が入っていないと思わせる川沿いを歩いていると、パーン。っと魚が落ちる音がした。

「鯔!鯔鯔!」

俺はこの日、日本で一番''鯔''に興奮した男だろうと断言する。笑
アウトサイドのインレットとは言いがたい水溜まりには、小さいイナッ子も目視できた。
良いぞ。近いぞ。
思わず「鯔が入った!!」って興奮気味のラインを打ったが、鯔がいるなんてラインもらった所でどーにもならないよな。っと冷静になった時の恥ずかしさで暑さを潤す。笑

8月、9月は暑かったが、まだ鯔はいた。
日中あちこち動き回るのは自殺行為だった為、朝方中心に通った。
もう3ヵ月、鱸を触っていない。

11ヶ所と定めたポイントには、もう2周りを超えたが、鱸の反応はない。

■失敗■

僕の堰上チャレンジは、4ヵ月ボウズ。っと言う結果だった。
けど、鯔が入ったタイミングだけは掴んだ事が大きな収穫だと思っている。
いや、だいぶ強がっているだけだ。笑
魚を釣りたいから釣りをしているのだ、鱸を見たくて頑固になっていたのだ。
釣れなかったら、釣りに行かないのと一緒。
だけど変な達成感があるのは、ついに壊れ始めた現れなのだろうか?笑

熊本シーバスパーティー後、ある意味息抜きとなったものの、僕は通うことを辞めた。
いつからか湿り気が増えたウェーダーを修理しながら、なんとも言えない気持ちだった。
「また来れば良い」釣れない釣りをやりきった、謎の自信。笑
1級河川。水量がもっと多い、数十キロ上流の鱸を仕留めてやる。っと、俺の中で何かが灯った。

11月、しばらく竿を置いた。

次の目標も釣りに行く場所もはっきり決まっている。
しかし今年はまだ暖かい。
ガイドが凍るくらい空気が冷えてきたら、また釣りを開始しようと思う。
なんて思っている所、港湾を通い出すマブダチからの連絡。
目の前のあめ玉に弱い俺は今、港湾の鱸を必死で追いかけている。笑

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