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▼ 春のアオリイカ・誤った常識と真実
- ジャンル:ニュース
今年はコロナの感染拡大による外出自粛により、これまで春イカを釣りに行けませんでした。
関東での春イカシーズンも終盤になってきましたが、今年も春イカを釣らずには終われない!という情熱を込め、僕がこれまでに経験してきた色んな事象から見出した、春イカの新常識?真実を書いてみようと思います。
まず声を大にして言いたいのは・・
春のアオリイカ釣り=産卵のために浅場に上がってきた個体を狙う
これは間違いであると僕は思っています。
ではこの誤った認識はなぜ生まれたのか?
なぜ春は産卵時期であると同時にショアからのアオリイカ釣りの最盛期となっているのか?
理由は、
「ショアから狙えるラインまでアオリイカの回遊ルートが伸びる時期」と「産卵の時期」が重なっているから
だと思います。
この説を推す根拠は、産卵に適している場所とアオリイカがたくさん釣れるポイントの構成要素が異なりすぎているということです。
1つずつ行きましょう。まずは「産卵場所に求められる構成要素」について。
最初に声を大にして言いたいのは、春のアオリイカが産卵する場所は岸沿いの藻場という常識は誤っているということ。
アオリイカが好んで産卵するのは、
水質が安定している海域の水深10m前後に存在する、流されたりしないしっかりした構造物
です。
もはや藻である必要もありません。
僕が見た例なんですが、房総半島のとあるエリアではソフトコーラルが主な産卵床になっていたりします。
他には海底に打ち棄てられて半分埋まって固定されているようなロープなんかもあるあるな産卵床ですね。
でもなぜか共通項は「柔らかい物」。硬い物には卵鞘がくっつかないのか・・?
話が逸れましたが・・・
こうした産卵場所のうちだいたい何割が、ショアからキャストして届く範囲にあるか皆さんご存知ですか?
僕は房総半島・伊豆半島のアオリイカの有名ポイントで数年にわたって何度も素潜り・スクーバダイビングをして、アオリイカの卵がどんな場所に多く産み付けられているのかを見てきました。
先程述べた要件も、僕が自分で潜って見てきたものから見出したものです。
そこで見てきた範囲で言うならば・・アオリイカの卵が多く見られるスポットのうち7~8割は、ショアからでは到底届かないラインに存在しています。
産卵だけが目的なら、アオリイカはショアから届くラインにまで上がってくる必要は無いわけです。
ではなぜ春のアオリイカはショアから届くラインにまで上がってくるのか?
それは、春のアオリイカが良く釣れるポイントの構成要素によって説明できます。
以下の複数の要素が重なれば重なるほど1級ポイントです。
というより、1級ポイントというのはそもそも要素が重なり合ったピンポイントに存在するものですよね。
全部を挙げると多すぎるので主なものに絞りますが、有効な要素は・・
・地形変化
・小河川や流れ込みによる淡水の流入
・藻
・流れ(潮通し)
といったところでしょうか。
これが何を意味しているかというと・・これが今回言いたい2つ目の要素、春のアオリイカが良く釣れる場所の構成要素を一言で表せる、
ベイトが多い場所
ということなんです。
そしてこういうベイトが多い場所というのは、ショアライン沿いに多いものなんですよね。
これを満たしていれば水質が不安定な場所であっても、水深が2mであっても、構造物に乏しいサーフであっても春のアオリイカは釣れます。
ここで指すベイトというのは、俗に言う「雑魚」たち。ベラの仲間、メジナ、ハゼの仲間、甲殻類、などなど。
イワシ等ももちろん食われているんですが・・イワシ等にはアオリイカの天敵である青物が良くついていることもあってか、イワシに固執するような場面はあまりないですね。
条件を満たす場所をさすらいながら、目についた食べ物をつまんでいる感じでしょう。
そしてショアラインに回遊ルートが伸びるかどうかを左右する最後の要素は水温。
回遊ルートがショアからの射程圏内に伸びてくるかどうかは、この水温にかかっているんですね。
春という時期は、アオリイカが成熟して卵を産むタイミングと水温が上昇してショアラインまでの回遊が始まるタイミングが重なる時期なんです。
仮に海水温が冬場も下がらなかったら、産卵の時期か否かに関係無く、アオリイカはきっと年中ショアから狙えると思いますよ。
駆け足での説明になりましたが・・
「産卵場」という意識を捨て、先程の「条件を満たす場所をさすらいながら、目についた食べ物をつまめる」
という条件を満たす場所と時間を特定することに心血を注ぐようになってから、僕の春のアオリイカの釣果は飛躍的に増えました。
もちろん、産卵に適した場所と捕食に適した場所が近接していたり、それがショアから届く範囲にあったりするポイントもあったりします。
しかし重要で意識すべきなのは、
エギを通そうとしている場所はアオリイカが捕食に来るに値する条件を満たしているのか
なんですね。
アオリイカを釣るという目的を達成するだけであれば、産卵云々はいったん考えの外に置いておいても大丈夫です。
たまたま産卵の時期が重なっているだけということにしておきましょう。
シーズン終わりも近いですが、皆さんもこんな感じの穴場ポイントを探してみてください!
モンスターサイズが出る確率や爆釣があったりする確率が高い穴場ポイントは、関東で僕が知っているだけでもまだまだたくさんあります。
僕が見つけ切れていなかったり、カバーできていないエリアにもきっとまだまだあるはずです。
インスタグラムやってます。
https://www.instagram.com/hiroaki_taketomi/
関東での春イカシーズンも終盤になってきましたが、今年も春イカを釣らずには終われない!という情熱を込め、僕がこれまでに経験してきた色んな事象から見出した、春イカの新常識?真実を書いてみようと思います。
まず声を大にして言いたいのは・・
春のアオリイカ釣り=産卵のために浅場に上がってきた個体を狙う
これは間違いであると僕は思っています。
ではこの誤った認識はなぜ生まれたのか?
なぜ春は産卵時期であると同時にショアからのアオリイカ釣りの最盛期となっているのか?
理由は、
「ショアから狙えるラインまでアオリイカの回遊ルートが伸びる時期」と「産卵の時期」が重なっているから
だと思います。
この説を推す根拠は、産卵に適している場所とアオリイカがたくさん釣れるポイントの構成要素が異なりすぎているということです。
1つずつ行きましょう。まずは「産卵場所に求められる構成要素」について。
最初に声を大にして言いたいのは、春のアオリイカが産卵する場所は岸沿いの藻場という常識は誤っているということ。
アオリイカが好んで産卵するのは、
水質が安定している海域の水深10m前後に存在する、流されたりしないしっかりした構造物
です。
もはや藻である必要もありません。
僕が見た例なんですが、房総半島のとあるエリアではソフトコーラルが主な産卵床になっていたりします。
他には海底に打ち棄てられて半分埋まって固定されているようなロープなんかもあるあるな産卵床ですね。
でもなぜか共通項は「柔らかい物」。硬い物には卵鞘がくっつかないのか・・?
話が逸れましたが・・・
こうした産卵場所のうちだいたい何割が、ショアからキャストして届く範囲にあるか皆さんご存知ですか?
僕は房総半島・伊豆半島のアオリイカの有名ポイントで数年にわたって何度も素潜り・スクーバダイビングをして、アオリイカの卵がどんな場所に多く産み付けられているのかを見てきました。
先程述べた要件も、僕が自分で潜って見てきたものから見出したものです。
そこで見てきた範囲で言うならば・・アオリイカの卵が多く見られるスポットのうち7~8割は、ショアからでは到底届かないラインに存在しています。
産卵だけが目的なら、アオリイカはショアから届くラインにまで上がってくる必要は無いわけです。
ではなぜ春のアオリイカはショアから届くラインにまで上がってくるのか?
それは、春のアオリイカが良く釣れるポイントの構成要素によって説明できます。
以下の複数の要素が重なれば重なるほど1級ポイントです。
というより、1級ポイントというのはそもそも要素が重なり合ったピンポイントに存在するものですよね。
全部を挙げると多すぎるので主なものに絞りますが、有効な要素は・・
・地形変化
・小河川や流れ込みによる淡水の流入
・藻
・流れ(潮通し)
といったところでしょうか。
これが何を意味しているかというと・・これが今回言いたい2つ目の要素、春のアオリイカが良く釣れる場所の構成要素を一言で表せる、
ベイトが多い場所
ということなんです。
そしてこういうベイトが多い場所というのは、ショアライン沿いに多いものなんですよね。
これを満たしていれば水質が不安定な場所であっても、水深が2mであっても、構造物に乏しいサーフであっても春のアオリイカは釣れます。
ここで指すベイトというのは、俗に言う「雑魚」たち。ベラの仲間、メジナ、ハゼの仲間、甲殻類、などなど。
イワシ等ももちろん食われているんですが・・イワシ等にはアオリイカの天敵である青物が良くついていることもあってか、イワシに固執するような場面はあまりないですね。
条件を満たす場所をさすらいながら、目についた食べ物をつまんでいる感じでしょう。
そしてショアラインに回遊ルートが伸びるかどうかを左右する最後の要素は水温。
回遊ルートがショアからの射程圏内に伸びてくるかどうかは、この水温にかかっているんですね。
春という時期は、アオリイカが成熟して卵を産むタイミングと水温が上昇してショアラインまでの回遊が始まるタイミングが重なる時期なんです。
仮に海水温が冬場も下がらなかったら、産卵の時期か否かに関係無く、アオリイカはきっと年中ショアから狙えると思いますよ。
駆け足での説明になりましたが・・
「産卵場」という意識を捨て、先程の「条件を満たす場所をさすらいながら、目についた食べ物をつまめる」
という条件を満たす場所と時間を特定することに心血を注ぐようになってから、僕の春のアオリイカの釣果は飛躍的に増えました。
もちろん、産卵に適した場所と捕食に適した場所が近接していたり、それがショアから届く範囲にあったりするポイントもあったりします。
しかし重要で意識すべきなのは、
エギを通そうとしている場所はアオリイカが捕食に来るに値する条件を満たしているのか
なんですね。
アオリイカを釣るという目的を達成するだけであれば、産卵云々はいったん考えの外に置いておいても大丈夫です。
たまたま産卵の時期が重なっているだけということにしておきましょう。
シーズン終わりも近いですが、皆さんもこんな感じの穴場ポイントを探してみてください!
モンスターサイズが出る確率や爆釣があったりする確率が高い穴場ポイントは、関東で僕が知っているだけでもまだまだたくさんあります。
僕が見つけ切れていなかったり、カバーできていないエリアにもきっとまだまだあるはずです。
インスタグラムやってます。
https://www.instagram.com/hiroaki_taketomi/
- 2020年6月20日
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