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『ロッド修理 カーボンロービング偏』

修理待ちのロッドが2本になっちゃったので、溜め込む前に着手です。
1本は、主力ロッドなので優先して修理しないとね。

「ラブラックスAGS 87LML」のトップガイドです。
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キャスト時に当ててしまってリングが割れました・・・。
画像は既に古いスレッドと接着剤を除去した状態です。

リングサイズは殆ど同じですが、ガイドのタイプが違います。
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中古で買ったロッドなので元々純正では無く交換されていた様です。
もしくは、製造ロットによって違うのかは解りませんけどね。

今回使うガイドは、新品では無く同時進行して修理する90MLからの転用です。
90MLは、ソリッドティップ仕様にしたのでトップガイドがそのまま使えません。
ティップ先の太さが1.8mmから1.3mmになりますからね。

ぴったりですね。
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トップガイドは接着で十分ですが、流石にこのままって訳には行きませんね。(笑)

ついでに、グリップに一番近いガイドも修理します。
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一旦ガイドを外して、付け直します。
カーボンガイドですが、交換の要領ば普通のガイドと変わりません。
以前にも交換しているので、多分大丈夫な筈です。

一応、外す前にマーキングしときました。
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最終的には、リールガイドを基準にセンターを確認してから仮接着をしますけどね。

今回は、ガイド交換では初の試みです。
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一般的なポリエステルのスレッドでは無く「カーボンロービング」でガイドを付けてみる事にしました。

ガイドにスレッド糸の代わりに使う事も前提で
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1Kの細い物を購入しました。
太い物を買ってほぐして使っても同じなんですけどね。

ソリッドティップを継いだ部分の補強の為に買いましたが、使ってみる事にしました。
上手く行けば、普通のスレッドより強度が出そうな気がします。

前回はコーティング用のエポキシ樹脂の粘度が高過ぎた為か?上手く浸透しなかったので薄め液で少しだけ粘度を下げました。
冬場は、只でさえ硬化時間が長くなるので普段より工程に時間が掛かってしまいますが仕方ありませんね。

エポキシのコーティング剤は、少量は作り難いので毎回余ってしまいます。
今回も、なるべく同時進行で使い切りたかったんてすがフィニッシャーが1セットしか無いので無理ですね。


やはり、薄め液で希釈すると硬化時間が長くなりますね。
普段より長めに放置です。


コーティング作業は二度手間になりますが、上手く行くかな?
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エポキシ樹脂を浸透させてから一週間硬化させました。

この状態でも十分強度がありそうです。
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このままコーティングするつもりでしたが、他のガイドに合わせて銀色のスレッドで装飾します。

トップガイドの方は、飾り程度に巻きました。
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コーティングもUVレジンで簡単に済ませちゃいました。( ̄∇ ̄*)ゞ
トップガイドは、接着剤を塗って差し込むだけで十分ですからね。


完成です。
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今回は事前にカーボンロービングの使用方法をネットで調べたましたが、テープを巻いて樹脂を絞り出す工程は省きました。

樹脂の粘度を下げたので、染み込んでいると思います。
余分な樹脂を拭き取る程度としました。

カーボン繊維特有の「鈍い光沢」が良いですね。
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これで強度も出ていれば「アリ」ですね。
しかし、市販ロッドで一般的では無いので何らかのデメリットがあるのかも知れませんね。


デメリットが「コスト」だけなら、良いんですけどね。(笑)

作業中に気なった事が一つ有りました。
ポリエステルのスレッド糸に比べると柔軟性が無いのでガイドの足に巻く時に角が立っていると折れるようにカーボンロービング切れてしまう事がありました。

対策としてはガイドの足の角をヤスリで丸くしてやる必要があります。
普通の金属製のガイドの足ならそんなに気にする必要は無いかも知れませんけどね。

ここら辺の作業性の悪さも採用されない理由なんですかね?


完全硬化を待って実釣テストです。

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