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▼ 椿と榊
- ジャンル:日記/一般
- (釣小説)
シュ~・・・・ピ、ピ、ピピーッッッー!
かん高い音が台所から、細く筒状になった槍となって、耳の奥に突き刺さる。
ハッと起き上がり、お気に入りだったハズのシャツの袖で、だらしなく垂れたヨダレを拭きコンロの火を止める。
明日は早朝からの釣行。
いつでも寝れる態勢を取りつつ、去年台湾で買ったプーアル茶を飲もうとしていたのだが、火をかけたまま、すっかりオコタで寝入ってしまっていた様だ。
時代が進み、便利な湯沸し器は星の数とはいかないものの、それなりの流通はあるのだが、このテのヤカンで湯を沸かし、音を止めに台所に小走りする。
この中途半端な滑稽さがたまらないのだ。
せっかく沸かしたので、目を擦りながらプーアル茶を飲み、寝ることにした。
早朝の起床は、サーフの釣りと何一つ変わらない。
あの旬の浜の、恐ろしい程のアングラー数に比べると、100分の1以下であろう平日の渓流。
焦ることは何もない。
ゆっくりと車のキーを回して、ゆるやかな気分でアクセルを踏む。
解禁直後から比べて、ずいぶんと日が早くなってきた。
釣友の家を出る頃には、すでにうっすら明るい。
暗いうちから現場を目指す、あの独特のワクワク感はどうしても薄れる。
明るい事で、もはや早起き感も薄まってしまう新聞配達員さんを横目に、ハンドルを握る。
山深くタイヤを滑らす。
本日の入渓地点は、近隣民家に車を止める為、顔見知りのおばちゃんに声をかけにいく。
が、今日も留守のようで、玄関に一礼をして置かせてもらう事にした。
かなりの高齢。元気にしているだろうか?
入渓地点で小さな小魚を見た。
どうだろう?サイズにして3cmほど。
つい、1ヶ月前には生命感のない川相だったのだが、増水後の水溜まりには結構な数が群れていた。
水温も上がり、確実にベイトフィッシュが増え、ネイティブの反応も良くなる。
正体を突き止めようと、タモで掬おうとするが、これまた上手くいかない。
子供の時分は、あれだけ簡単に掬えたものだったのに。
50才の反射神経に、人生の終焉が程よく近づいているのを、ほんのりと感じた瞬間でもあった。
そうこうしてるうちに、アミにムカデの様な生き物が入った。
孫太郎虫だ。
蛇蜻蛉の幼虫で、恐ろしい容姿をしている。
蜻蛉とあるが、カゲロウのような感じの虫で、キレイな川にしかおらず、清冽な水質の指標生物でもあるそうだ。
結局、小魚の正体は解らずじまいだった。
数匹のネイティブアマゴと、時折混じる放流モノに遊んで貰いながら、渓を上がって行くと、この細い渓流の空間を鳥が結構なスピードで飛び抜ける。
縄張りだろうか、ある一定の距離を付かず離れずついてくる。
鳴き声からすると、ミソサザイと思われる。
濃い色の榊の枝葉に止まると、あの地味な色が良く映える。
ふだん見慣れない鳥を見ると、マニアでなくとも嬉しいものだ。
私の中では、渓流で耳にする一番美しい鳴き声に思う。
暫くすると、上流から鮮やかな赤色の花が流れてきた。
椿の花かな?
先程の鳥が停まっていた榊とは、同じツバキ科だそうだ。
見たことは無いが、榊の花は小じんまり白い花が咲くとの事。
高級な油の原料になったり、神様の行事に使ったりと日本人には欠かせない。
なんとも忙しい木達だ。
同じというか、似た者同士、はたまた同じ穴のムジナという表現が合っているのかどうか、彼らは同じ科で、同じ土壌で、いがみ合うこと無く、それぞれが素晴らしいパフォーマンスを発揮し、しっかり共存している。
素晴らしい事だ。
そろそろ放流魚も、あらかた餌師に持ち帰られ、残るはナーバスな天然モノとの対峙となってくる。
膝をついて、低い態勢でのキャストも多くなる。
釣り上がり、脱いだウェーダーのアンダーパンツが、ガッツリと膝部分から濡れていた。
タイムリーにアホ~ッとカラスの声が山に鳴り響く。
こんな山奥でも、腹立たしい言葉を発する声の主を眺めながら、ウェーダー片手に暫く苦笑いを浮かべていた。

ロッド : fishman beams blancsierra limited
リール : abu garcia revo alc bf-7
ライン : rapinova0.6号
リーダー : premium max4
ルアー : Many many
- 2021年4月19日
- コメント(6)
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