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誰も知らない「釣り名言」2


長いこと釣りをしていると、時として「名言」が生まれ事がある。





渓で釣りをしていると、そこそこ遭遇するのが、○○○の存在。

屋外で○○○することは、予想できない渋滞の発生時やトイレの無い山中などでは緊急処置として許されることもあるが、これは極めて稀有なケースで、基本的には軽犯罪法にあたるとのこと。

更に調べていくと、場所によっては刑法142条の「浄水汚染」(付近に飲料水として使用されている井戸や水源地などがあった場合)、同第261条「器物損壊」(他人の所有物が汚染された場合)

等々。

生理現象とはいえ、場所はなるべく選びたい。


特に渓を登っていると、遭遇確立は他の釣りと比べてグンと上がるのだが、それが人間のモノかどうかは紙の有無で知らせてくれる。

この美しい渓を汚してるとも考えられるのだが、人間が大自然に帰る事が「美」の一部と捉えるならば、取り残され○○○は「芸術品」なのかもしれない。
一般的な「美」と言うものの価値観を変えて産み出されたモノを「芸術」と言うらし
が、この場合が当てはまるかどうかは、永遠の謎だ。
せめて「埋める」などの処置をしてほしいと切に思う。



いつしかの釣行での話をしよう。

渓を登り、アマゴとの楽しい戯れの中、ブツを発見してしまった。
十数分後に、歳は60位だろうか一人の餌師が下ってきた。

昨日降った雨、そして乾燥した紙。
平日のこの湿気た渓に、私を含めて半径300m以内には、おそらく2人しかいない。
私はというと、コンビニで出しきってから入渓しているし、○○○をして記憶に無いと言うには、まだ老化の若輩者としての誇りがある。


犯人はこの中にいる。


スレ違うまであと数秒か。
いつもなら、爽やかな挨拶の後、釣果確認をする場面だ。

ミソサザイの爽やかなさえずりの中、男性が近づいてくる。
西部劇のガンマンが対峙する時の空気とはこうゆう感じかなのだろうか?
ピアノ線を何本か張ったような、緊張感が走る。
額の右端から汗が伝う。
ちょうど頬骨を通過した辺りだろうか、一瞬鋭い視線が交錯する。

ヤバいっ殺られる。

自分の本能がそう叫び、すぐさま視線をそらした。

そしてスレ違う刹那、男性からその独特な脳波の中に発せられた言霊


「俺は埋めねぇよ」


テレパシーと言うものを、初めて体感した。

いや、もしかしたら意識のアンテナが頂点に達し、勝手に頭の中で作り出した幻聴だったかもしれない。

それでも私はガクっと膝をつき、過ぎ去ったベテラン釣り師のオーラに敗北を認めた。

お気に入りのミソサザイが、私のサムシングを感じたのか、ハッとしたように翔び去って行った。

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「俺は埋めねぇよ」
「名言」それは、カッコいい物では無く、人生の素人から、ふとした瞬間に発せられる、何気ない一言から生まれるのである。



ロッド : fishman beams blancsierra                           limited

リール : abu garcia revo alc bf-7 

ライン : rapinova0.6号
リーダー : premium max4

ルアー : Many many







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