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モノローグ


【プロローグ】

元に戻ろうとする力と離れようとする力。
或いは、集まる力と出る力。

万物の運動がそうである様に、私の仕事復帰もまた必然の流れ。
いずれはホワイトホールのごとく、コアに到達すれば弾けてしまうのだろうか。

因みに、銀河系の自転は2億5千万年だとか。
太陽系は4週目らしい。
壮大だ。

社会復帰してからというもの、釣りに行けないまぁ忙しい毎日を過ごしている。

それはそれで良いのだが、どこかで反発する力が働く。

圧縮された力を解放する為に釣りに向かうと言うのは、気持ちは良いものの、自分の釣りは、その為のモノではないからして何となく複雑だ。

仕事のストレスではなく、釣りに行けないストレス。

とどのつまり、集まる真ん中は結局同じと言うことか。

仕事に身体が馴れてきた所で、久々にロッドを握ってみることにした。

実に1ヶ月以上ものブランク。

前日の準備にワクワクで寝付けず、オッサン小学生状態になっていたが、仕事の疲れなのか知らないうちにグッスリ眠っていた。
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【エピソード1】

朝3時、目覚ましがなる。
早く起きるのも久しぶりの感覚。
雨が降っているのか、ベランダを叩く音が聞こえる。
部屋からでも判ると言うことは、それなりの雨だろう。

ソワソワと準備をし、釣友を迎えにいく。
最近はどのコンビニエンスストアにも、ドリップコーヒーが設置してあり、これを朝飲むのが気持ちいい。
目を覚ますには十分すぎるアイテムだ。

コーヒーをすすりながら、一路釣友が発見した竿抜けポイントへ。
今回は何時もより、すこし遠出。
道中、車内での釣り談義のお陰で、目的地までの2時間はあっという間だった。

入渓地点の近くに車を止め、秘密の入り口へ到着。

竿抜け区間というのは、その名の通り人が入ってなく、当然エントリーしにくい所。
恐ろしい角度の谷を下っていくのもザラ。
いわゆる渓流の藪こぎはシーバスのとは大分ちがう。
こんな所を良く見つけたモノだと、感心しながら降っていく。
ベテランアングラーのもつ嗅覚だけが成せる技だ。

エルドラドに引き寄せられて苦労して降りれば、楽園がまっている。

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イメージ的には、源流のチョイ下な渓相

お初な渓はワクワクが止まらない。

オープニングヒットは、少し時間がかかった。
記念すべき初渓の一匹目は
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いつの間にか破れていた。
道中の崖で、何かに引っ掻けてしまったのだろう。
ネットは残念だが、こんな時の私の考え方として「身代わり」という思考を良く当てはめる。
これから身に起こるかも知れない不幸を、全部引き受けてくれたのだと。
いささか、田舎の宗教チックではあるが、物に対する感謝が倍増すると言うものだ。
逃げた魚はデカくはなかったが、電光石火のスピードでエクストリームに消えていった。



【エピソード2】

どうも反応が悪い。
このところの雨のせいか、若干水温が気になっていたが、ゲータースタイルで入渓していた釣友が、小刻みに震えだしたのを見て確信した。

今日は遅い。

最初は、アマゴの反応がスピナ-で得られたのだが
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すぐに無反応に。

ミノーチェンジしたが、中々出ない時間が過ぎる。

このような源流近くでは、ミノーを引ける距離がすこぶる短い。
岩の隙間の強烈な流れの中、50cmの距離をどう引くか。
イメージしたコース、トゥイッチの刻み等々。
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強い流れの中の短い距離をしっかりアピールさせるには、シンキングミノーを。そして、リミテッドの性能は欠かせない。


しばらく遡上すると、水温も上がりだし、美味しそうな小規模のバックウォーターが現れた。
こんな所でのイワナは、フローティングが面白い。

アマゴよりトゥイッチを深めにジャーク。
アマゴは、ハイピッチのトゥイッチ、イワナはターンターンピタッを繰り返し。
このピタッの時にバイトが多い。
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たまに足元まで来てバイトシーンが目視でき、メンタル的には、つま先立ちになっている。
悶絶と言うヤツ。

フローティングの釣りはクセになる。
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渓相がキツくなれば、またシンキングミノーへのローテーション。

飽きない程度に、この後も数匹遊んでくれた。



【エピローグ】

こんな山中に、そこそこの定食を出す店があると。
釣友がネットでネンミツに調べて、定休日ではないことを確認し、腹ペコ状態であのねのねの原田並みに鼻の穴を広げて向かってみれば、臨時休業の札。
田舎あるあるに、ずっぽりはまる。


本日のメインルアー。
アンフォールドのK-50s
初めて使ったけど、
好みのヒラを打ってくれる。
今回の釣行では、性格を知るために一番多用した。
良いルアーだ。
大好きなスピナ-には反応が浅く、ほぼミノーでのゲーム組み立てとなった。

はじめての渓だったが、普段の渓相とはまた違った趣のある所であった。
途中、もみじイチゴの群生に遭遇し、少し分けてもらった。
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山の釣りの良いところだ。
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そして、渓流の石や岩。
この石の質を見れば、判る人には判るだろうか。
地域によって石質が違い、浅くではあるが石にも興味がでてくる。
今の私には、タモリさんが神に見えている。

もう、帰る時間だ。
明日からは、あの忙しい毎日に戻るのだ。
帰る道中、近隣の川をチェックし帰路に着いた。

ぼつぼつシーバスも気になるところ。
たまには、潮に浸ってみようか。

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また、来ます。


ロッド : fishman beams blancsierra                           limited

リール : abu garcia revo alc bf-7 

ライン : duel armardF 0.4
リーダー : nylon




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