プロフィール
fimoニュース
プロフィール詳細
カレンダー
検索
最近の投稿
タグ
アーカイブ
▼ 冬の夜釣りに潜む『寒』という危険 効果的な防寒対策とは
12月も半ばを過ぎてだんだんと寒さが厳しくなってきました。
寒さに比例するように釣果も厳しくなる季節でもある反面、関東では早ければ12月後半には姿を見せ始めるバチやアミ、はたまた寒中の良型を求め、『さあ!本番はこれからだ!』と毎夜偵察を繰り返している ”ヘビー”な アングラーも多いのではないでしょうか?
今回の編集部ログでは寒中の危険性と対処法について調べてみました。
【背後に忍び寄る寒さの危険性】
寒さの中で遠のく意識、瞼の裏に浮かぶ家族の顔・・・
まるで映画で観るような遭難シーンですが、現実の低体温症とはどのような症状が現れるのでしょうか?
まずは『偶発性(一次的)低体温症』と呼ばれる低体温症の定義から(註)。
”(前略) 自律的な体温調節の限界を超えて寒冷環境に曝され続けたり、何らかの原因で体温保持能力が低下したりすると、恒常体温の下限を下回るレベルまで体温が低下し、身体機能にさまざまな支障を生じる。(後略)“
註:他に『二次的低体温症』という、他の疾病・疾患の合併症を原因とする低体温症があります。
例えばお腹が冷えることで下痢をおこしやすい人がいます。
実はこれも低体温症の初期症状とされており、腹部が冷えることで消化器官の働きが鈍るためと言われています。
一緒に釣りに行くと必ずトイレに駆け込む人、又はソル友さんがいませんか?
【低体温症の具体的症状】
お腹を下して右往左往するくらいなら笑い話で済みますが、実際の症状としては体温が35度以下になった場合より段階的に下記のようになると言われてます。
①軽度 35度~32度
・震え
・気力の低下
・欠陥が収縮して血の気が失せる
②中度 32度~28度
・筋肉が硬直し始める
・錯乱し意味不明の行動・言動を発する
・呼びかけに応じなくなる
・不整脈
③高度
・痛みにも反応しなくなる
・自発呼吸の停止
万が一の場合は多少なりとも体調の悪化を自覚した時点で納竿とするなど自己管理が重要です。
【それだけじゃない寒さの怖さ】
また上記のような意識レベルの低下が無くとも長時間おなじ姿勢で身体を冷やした結果、筋肉や腱が硬直して身体を動かしただけで肉離れや腱断裂といった大怪我を負うケースもあるようです。
大潮上げ潮の真っ最中に帰ろうと岸に向いた瞬間、ブチンと音をたてて歩行困難に陥ったとしたら・・・(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
その場で時折、足踏みをしたり、余裕があればストレッチなど適度に身体を動かすことで、身体のコリや血行を改善し怪我に対して充分に予防出来ます。
熱中症や波なども含め、釣りに夢中になりすぎない事はあらゆる面で安全を高めます。
【充分な寒さ対策を】
防寒対策を怠ると大変なことは判りましたが、普段行ってるの防寒対策をより効果的に行う術はないか調べてみました。
①重ね着
防寒対策でこれに勝るものはありませんが、より暖かさを持続させるにはコツがあるようです。
1枚目(インナー)
できれば吸湿発熱繊維(○ートテック)など肌に密着するもの。
2~3枚目(ミッドインナー)
インナーとの間に空気の層を作って遮熱出来るようサイズに若干の余裕を持たせると良いそうです。
4枚目(アウター)
寒風を防ぎ、体温を逃がすことのない冬用のレインジャケットや、保温性の高い中綿タイプのジャケットがお奨めです。
パズデザイン・テスター小助川さんがスタッフブログにて効果的な防寒コーデを紹介していますので参考にしてみてください。
http://www.fimosw.com/u/zappazdesign/6ej2whuzr9ivdu
②三つの『首』を温める。
首筋、手首、足首は動静脈が集中ている部位ですが、他の部位と違って皮膚が薄く、脂肪も付きづらい為にもっとも外気に触れることで体温を奪われやすい部位と言えます。
すると人間の身体は冷えた血液を全身に循環させないよう筋肉を収縮させることで内臓の冷えを防ぐのだそうです。しかしこの性質で末端へ血行が更に悪くなり手足の冷えが促進してしまう悪循環が発生します。
画像:photoAC
そのためこの3箇所を保護し、血液の循環を良くすることで体温の低下を防ぐことが出来ます。
ネックウォーマーや手袋などを使って保温力を高めると共に、使い捨てカイロで加熱することで寒さの中でも格段に快適になります。
ただし使い捨てカイロの多くは化学反応(酸化)を利用しているためウェーダーの奥(ブーツのつま先)では酸素供給がされず、あまり効果的にカイロを発熱させることが出来ません。
この為、足の付け根あたりを温めるようにしてから、靴下やタイツを重ね履きしたうえで脚部を常に動かす事で身体全体を温める効果があります。
画像:素材ライブラリー
【ほかにもいろいろあった寒さ対策】
極寒の中、少しでも快適に過ごそうとする猛者たちのブログを見つけてきました。
モバイルバッテリー使用のヒートインナーベスト / マッドさん
http://www.fimosw.com/u/lega003/ihcxyro4vrd6vt
寒さ対策 / takahiroさん
http://www.fimosw.com/u/taka0127/fandk3rzg7d5an
真冬の釣り・・・・ウエアで防寒 / jokerさん
http://www.fimosw.com/u/kazutaka/f2veekk65rrhub
皆さん、やはりいろいろ工夫されているようですね。
ここで掲載させて頂いた以外にも『これぞ最強!』という防寒対策を講じている方は是非コメント欄にてお知らせください(^^)
【まとめ】
防寒を怠り、咄嗟の判断や行動が取れず事故に繋がっては本末転倒です。
普段の生活を健康に過ごせてこその釣りという楽しみ。
体調管理をしっかりとこなして風邪や怪我などでジアイを逃すようなことが無いようにしたいものですね。
文 ナカヤマ
編 コウノス
編集部オリジナル記事一覧
寒さに比例するように釣果も厳しくなる季節でもある反面、関東では早ければ12月後半には姿を見せ始めるバチやアミ、はたまた寒中の良型を求め、『さあ!本番はこれからだ!』と毎夜偵察を繰り返している ”ヘビー”な アングラーも多いのではないでしょうか?
今回の編集部ログでは寒中の危険性と対処法について調べてみました。
【背後に忍び寄る寒さの危険性】
寒さの中で遠のく意識、瞼の裏に浮かぶ家族の顔・・・
まるで映画で観るような遭難シーンですが、現実の低体温症とはどのような症状が現れるのでしょうか?
まずは『偶発性(一次的)低体温症』と呼ばれる低体温症の定義から(註)。
”(前略) 自律的な体温調節の限界を超えて寒冷環境に曝され続けたり、何らかの原因で体温保持能力が低下したりすると、恒常体温の下限を下回るレベルまで体温が低下し、身体機能にさまざまな支障を生じる。(後略)“
出展:Wikipedia
註:他に『二次的低体温症』という、他の疾病・疾患の合併症を原因とする低体温症があります。
例えばお腹が冷えることで下痢をおこしやすい人がいます。
実はこれも低体温症の初期症状とされており、腹部が冷えることで消化器官の働きが鈍るためと言われています。
一緒に釣りに行くと必ずトイレに駆け込む人、又はソル友さんがいませんか?
【低体温症の具体的症状】
お腹を下して右往左往するくらいなら笑い話で済みますが、実際の症状としては体温が35度以下になった場合より段階的に下記のようになると言われてます。
①軽度 35度~32度
・震え
・気力の低下
・欠陥が収縮して血の気が失せる
②中度 32度~28度
・筋肉が硬直し始める
・錯乱し意味不明の行動・言動を発する
・呼びかけに応じなくなる
・不整脈
③高度
・痛みにも反応しなくなる
・自発呼吸の停止
万が一の場合は多少なりとも体調の悪化を自覚した時点で納竿とするなど自己管理が重要です。
【それだけじゃない寒さの怖さ】
また上記のような意識レベルの低下が無くとも長時間おなじ姿勢で身体を冷やした結果、筋肉や腱が硬直して身体を動かしただけで肉離れや腱断裂といった大怪我を負うケースもあるようです。
大潮上げ潮の真っ最中に帰ろうと岸に向いた瞬間、ブチンと音をたてて歩行困難に陥ったとしたら・・・(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
その場で時折、足踏みをしたり、余裕があればストレッチなど適度に身体を動かすことで、身体のコリや血行を改善し怪我に対して充分に予防出来ます。
熱中症や波なども含め、釣りに夢中になりすぎない事はあらゆる面で安全を高めます。
【充分な寒さ対策を】
防寒対策を怠ると大変なことは判りましたが、普段行ってるの防寒対策をより効果的に行う術はないか調べてみました。
①重ね着
防寒対策でこれに勝るものはありませんが、より暖かさを持続させるにはコツがあるようです。
1枚目(インナー)
できれば吸湿発熱繊維(○ートテック)など肌に密着するもの。
2~3枚目(ミッドインナー)
インナーとの間に空気の層を作って遮熱出来るようサイズに若干の余裕を持たせると良いそうです。
4枚目(アウター)
寒風を防ぎ、体温を逃がすことのない冬用のレインジャケットや、保温性の高い中綿タイプのジャケットがお奨めです。
パズデザイン・テスター小助川さんがスタッフブログにて効果的な防寒コーデを紹介していますので参考にしてみてください。
http://www.fimosw.com/u/zappazdesign/6ej2whuzr9ivdu
②三つの『首』を温める。
首筋、手首、足首は動静脈が集中ている部位ですが、他の部位と違って皮膚が薄く、脂肪も付きづらい為にもっとも外気に触れることで体温を奪われやすい部位と言えます。
すると人間の身体は冷えた血液を全身に循環させないよう筋肉を収縮させることで内臓の冷えを防ぐのだそうです。しかしこの性質で末端へ血行が更に悪くなり手足の冷えが促進してしまう悪循環が発生します。
画像:photoAC
そのためこの3箇所を保護し、血液の循環を良くすることで体温の低下を防ぐことが出来ます。
ネックウォーマーや手袋などを使って保温力を高めると共に、使い捨てカイロで加熱することで寒さの中でも格段に快適になります。
ただし使い捨てカイロの多くは化学反応(酸化)を利用しているためウェーダーの奥(ブーツのつま先)では酸素供給がされず、あまり効果的にカイロを発熱させることが出来ません。
この為、足の付け根あたりを温めるようにしてから、靴下やタイツを重ね履きしたうえで脚部を常に動かす事で身体全体を温める効果があります。
画像:素材ライブラリー
【ほかにもいろいろあった寒さ対策】
極寒の中、少しでも快適に過ごそうとする猛者たちのブログを見つけてきました。
モバイルバッテリー使用のヒートインナーベスト / マッドさん
http://www.fimosw.com/u/lega003/ihcxyro4vrd6vt
寒さ対策 / takahiroさん
http://www.fimosw.com/u/taka0127/fandk3rzg7d5an
真冬の釣り・・・・ウエアで防寒 / jokerさん
http://www.fimosw.com/u/kazutaka/f2veekk65rrhub
皆さん、やはりいろいろ工夫されているようですね。
ここで掲載させて頂いた以外にも『これぞ最強!』という防寒対策を講じている方は是非コメント欄にてお知らせください(^^)
【まとめ】
防寒を怠り、咄嗟の判断や行動が取れず事故に繋がっては本末転倒です。
普段の生活を健康に過ごせてこその釣りという楽しみ。
体調管理をしっかりとこなして風邪や怪我などでジアイを逃すようなことが無いようにしたいものですね。
文 ナカヤマ
編 コウノス
編集部オリジナル記事一覧
- 2017年12月19日
- コメント(1)
コメントを見る
fimoニュースさんのあわせて読みたい関連釣りログ
fimoニュース
登録ライター
- 37th 形のない答えを探して終…
- 2 日前
- pleasureさん
- 釣りのためのデータサイエンス…
- 5 日前
- BlueTrainさん
- ヤリエ:グリーブと万博
- 12 日前
- ichi-goさん
- 乗っ込み戦線異状アリ
- 17 日前
- rattleheadさん
- 私のシーバス(?)ロッドの偏…
- 27 日前
- ねこヒゲさん
本日のGoodGame
シーバス
-
- 某運河 ★ まずまずの展開
- デューク
-
- 鳴門 磯マル釣行❗ ん~ん納得
- グース
コメント失礼します。
今回記載されている内容は外的な防寒対策ですよね。
自分はサーフィンもします。サーフィンでは服を着込む対策は不可能(笑)
なので自分が熱源をつくる!ということで内的な防寒対策をします。
それはしっかりカロリーのあるものを食べてから海に入る。
釣りもサーフィンも何が起こるかわかりません。食べていることで体温、体力の維持にも関わって来ますので外的、内的な防寒対策両方を心がけています。
最強な防寒対策ではないですが、内的な防寒対策をプラスされることをオススメですね☆
髭ナース
鹿児島県