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山田 大輔

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バチシーズン、良型を選んで釣る壱方法論。



「バチ抜け」

ザックリ言ってしまうと、
多毛類(イソメや、ゴカイ類)が産卵行為の為、
水底から出てきて産卵を行う事。



大潮の下げの時合に一斉に水面一面に浮かび上がって、産卵をしながら流されて行くという地獄絵図。。。。

いや、生命の神秘。。。






私の地区では1~3月頃がそのピークになるのだが、
早い地区では、10月。
遅い地区では、5月くらいまで。

地域によってその時期はバラバラ。
むしろ、バチ抜けが無い地域も有るようですね。




丁度産卵を終えて体力の回復に必死になっているシーバスにとって、

「動き回る事なく容易に食せる」
と、言う事で大人気のベイト。


時期によって高速で泳ぎ回っている
「クルバチ」
秘密の大技「メガバチ」と呼ばれるパターンも有りますが、今回は普通のバチ抜けのお話し。



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釣り方としては、
大潮周りの、河川や水路等の下げが効いた時合に

「表層をシンキングペンシル等で流して行く~」

という感じがポピュラー。



しかし実際、表層に大量のバチが確認出来る時とは、月にして何回も無いのが現実だったりする。



実際は、バチは小潮の時でも流れてるし、
日中でも流れている。
それが、その時に抜けたのか?
それまでは解らない。

夜に抜けたのが残っている場合も考えられるし、
出遅れた「奥手」のバチなのかも知れない。

抜けていても、表層まで浮かない時も多々あるようだ。





このように今の時期、バチだけをみても
「常に居る」「けど何処にいる?」
という意識をして戦略を考えていくと、

「大潮周りの下げ。表層命!!!」だけの戦略では
勿体無い!
中層~ボトムまで、丁寧に探っていく事が大切。

と、言う事になる。


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しかし、サイズや、コンディションを選べないのが難点。

こんなときは、「ボトム」に的を絞って攻めていくと、大型と出逢える確率が上がりますよ。






そして、ここからが今回の話のキモ。


この時期バチばかりに捕らわれてしまうと見逃してしまいがちな事が1つ。





このベイトの薄い厳寒期。


エサにありつきたいのは、シーバスばかりでは無い。


例えば「イナッコ」等の魚も
こんなイージーなベイトを見過ごすハズがない。

当然、バチ抜けエリアに寄ってくる。



さぁ。ベイトが増えてくる。



どーする?シーバス。





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食べれるモノなら、魚が良い!





よく、「釣った魚がバチを吐いた」
だから、ベイトはバチで決まりね!

と、言う事を聞くが、
それはそれで大正解だけど、


「Fミノーで 釣った魚がバチを吐く」
なんて事も多々ある事から
やはり、以外とそんなに単純な事でもないのであろうと、思う。







特に基礎体力の有る大型程、
栄養価の高いベイトを求める。



アフターの疲れが癒えてきた個体や
元気が良い個体。



すなわちコンディションの良い魚程、

小さいバチを沢山食べ続けるなら、
1匹でお腹一杯になれるベイトを狙っていく傾向が有るようですね。







勿論、バチが居ればバチを食べ続けるしかないのでしょうが、
ベイトフィッシュが居る場合は
確実にそっち(魚)を狙っていきます。





そろそろ、ハクサイズのマイクロベイトも
出てくるので、
それらのベイトフィッシュを見つけた場合は、
「どちらのコンディションの魚を狙うのか?」
と、言う事で使用するルアーのタイプも変わってくるのでしょう。



このベイト付きのシーバスは、
バイトも深く、フロントフックにシッカリとバイトしてきますよ。



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BlueBlue Shalldus20
(市販プロトタイプ)
キンキラシラス
3月発売予定

ベイトを狙っているコンディションの良い個体を狙う場合は、Fミノーや、
シャルダスの様なシャローブレード系で狙う。

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出来るなら、アフターのベイトを追い回すまで回復してない個体は釣っちゃいたくない。





じゃあ、全部シャルダスで行けば良いのか?
と、言ったらそう簡単には行かないのが難点。




特にこの時期、シーバスが河川等に侵入してくる範囲は、潮回りの大小によって変化してくる様に感じる。


大潮周りでは、シーバスは汽水域まで入ってくるが、小潮回りの潮では海水域までで止まってしまう傾向がある。
(必ず!ではない。わかるよね。)





潮回りによっては、海水域で勝負をしなくてはいけない時もあるのだが、
ここで厄介なのは、
「シーバスの意識」の問題。



河口などの海水の濃いエリアでは
バチも沢山抜ける。

バチが多い。


すなわちコンディションうんぬん以前に
シーバスのベイトに対する補色モードが
バチを「つるっ」と食べるだけのスローで弱いモノになっている場合が多い。



「バチの残像」に捕らわれているシーバス相手にはやはり細いルアーが強い。

バイトも後ろからの「ツイバミバイト」
が多発する。



残念ながらシャルダスではバイトは沢山取れるのだか、なかなかフッキングに持ち込むことが出来ない。

この課題は、今後も諦めずに研究していくつもりである。


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そんな混在エリアでコンディションの良い個体を狙っていく場合、


1つは地形と流れの強さ。

この時期の大型個体は
ある程度の水深と、
流芯近くの流れの適度に弱いエリア。

もしくは上げ潮、潮止まり前後、等の
「弱いタイミング」


流芯から流れてきたベイトが
フワフワ溜まってくるポジションに
居る。

年間を通して、完璧なポジションに着く
大型なのだが、
今の時期は、「ソコより少し緩いエリア」
を、狙ってみると、面白い。





全盛期と少し違うのは
「シーバスの体力が無い」事。

それはアフターである事が大きいし、
低水温の流芯ではポジションの維持がツラいだろう。と。

特に産卵後のデカイのの気持ちになって考えてみると、
もう究極に

楽して生きていくわ
byデカイの

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と、いう事になっているハズ。




そして、
この「バチ等がフワフワ流れてくるエリア」

とは、小型のベイトフィッシュが溜まりやすいエリアでもある。



この様な「バチと美味しいベイトフィッシュが溜まって居る場所」

これが、「大型シーバスの居る場所」
と、いう事ですね。

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ソコに対するアプローチはデッドスロー。




リトリーブスピードも勿論。
「ゆっくりと、送り込む」事。





流れが弱いエリアをシンペンで責めると
レンジコントロールがブレやすく、
リトリーブスピードが早くなりやすい。



そこでチョイスして欲しいのが、
今月末にようやく発売される
Blooowin!80S



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デッドスローでもシッカリとアクションをしてくれるBlooowin!80S。

ジャークの飛びもキレッキレなのだが、

今の時期は、スローリトリーブが断然強い。

そのスローな沈下速度と、ダブルアクションを活かして欲しい。


手元にアクションが伝わらないくらいのリトリーブスピード。

「置いて流す」

これこそが
「マジック・スピード」



ゆっくりと流されてきた
弱ったベイトの演出を簡単に演じてくれる。



私のフィールドで使うとき
Blooowin!は、
「バチにもベイトフィッシュにも化ける」
ルアーだと認識している。

そして、
ベイトフィッシュを意識した量型シーバスを、選んで釣る


と、いうメゾットの
この時期のこの釣りの強力な武器になっている。





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使い方は、

信じられないくらい巻かない

これがポイント。

重くて細見のシンペンでは沈下していってしまうような
超デッドスローでも、「誘い」として機能してくれるのがBlooowin!80S


手元にアクションが伝わらなくても
基本設計がシッカリとしているから
超デッドスローでも、アクションが
死なない。

加えて、スローリトリーブで発生するダブルアクション。

これが、水流の変化で微妙に可変するのだろう。

ルアーフィッシングにおいて

この「自然の影響を受けてナチュラルに可変する」
と、言うのが「生命感」の演出に
大きく影響する。

当然、バイトも増える。


そのコントロールは、ラインメンディングやロッドワーク、リトリーブ技術で微調整していくのだが、

それは、発売後に追い追い書いて行きたいと思います。


先ずは、皆様御自身でBlooowin!80Sを
体感して欲しいです。



タイムリーなシーバスシーズンに
発売が間に合いました。(ーー;)


Blooowin!80S

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是非
「置いて流す」

この釣果力を体験してみてください‼






長々となりましたが、
それでも、相手は自然界。
一筋縄ではいかないから面白い。
当然
場所が違えば、魚も違うでしょう。

攻略方法も1つなんて事はあり得ません。


それを探していくのが、ルアーフィッシングの楽しみ。

私自身も更に釣り込んで行きたいと思ってます。




本当にルアーフィッシングは、楽しいですね。





BlueBlue
http://bluebluefishing.com/m/

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