【ともやなぎの魚箱】ルアーで友釣り　友釣りの難しさは時期の進行スピードが早いのと。

鮎は年魚
言葉の通り１年で生涯を終える魚です。
人間の平均寿命が８０年だとしたら、鮎は人間の８０倍のスピードで成長・老化が進みます。
かなり雑な表現ですが、感覚的には
人間の１か月が鮎の６年半
人間の１週間が鮎の１年８か月
に相当します。

鮎釣りの難しいところ
・刻々変わる河川の環境（垢の状態など）
・天候的な要因（水位と水温）
・日々成長が進む鮎
この不安定な要因が絡みあって
『おいしい状況は長く続かない』と言えます。
本当に１週間でガラっと変わってしまう状況に翻弄されます。
先週は良かったからっ！といって、同じパターンをトレースするとドツボにハマります。

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この日は、まんまとドツボにハマった日でした。

先週は非常に調子がよく、良型が連発した瀬にエントリー

この日も
・同じ瀬
・同じルアー（流鮎）
で攻めると、６時半の開始から１時間で３発と、まずまずの発進。

逆に、この３発があったせいで、このパターンに執着してしまった。
先週は１０時ぐらいをピークに活性がガンガン上がって、バシバシ掛かるパターン。
しかし、この日は一向に活性は上がらず、上がっていくのは気温だけ。
うだる暑さと、魚からの反応も薄く、人間の活性と集中力は底辺の底辺。
時速２匹レベルでポツポツ掛かるものの、１１時を過ぎた段階で、全く反応が無くなりました。

で、もうダメや～、帰ろっと思った矢先
ふと目に着いた瀬尻のドン深のトロ場。

舟から一番元気なオトリを出して、ハナカンを通し、フラフラ泳がせると・・・

ゴンﾂﾝ、ギラ！っと、たまらないアタリを頂戴しました(*‘∀‘)
下手くそな泳がせ釣りでも、あっさり掛ってしまった。

この野鮎をオトリに、更に１匹を追加！

帰り際の短時間で２連発！
帰宅タイムリミットが迫っており、これにて納竿です。

実はこの瀬尻の深トロは、先週も攻めてはいます。
しかし一切の反応が得られなかった深トロでした。
先週は調子が良かった瀬、反して反応が得られなかった深トロ。

結果論ですが、せっかく、ルアー中心で友釣りをしているのですから、そのフットワークの良さを最大限に生かすべきなのです。

この日は早々に瀬に見切りをつけて、深トロへ移動すればよかったです。

しかし、良かった記憶を振り払い、違うパターンを試すのって、なかなかできません。

これが鮎釣りの難しさだと私は思います。
その変化スピードが、他の釣りよりも早くて複雑です。
先を予測して、釣り方をシフトする必要があります。
友釣りに年の功が生きるのは、何年も友釣りをすると、過去の経験が蓄積できるからだと思います。

まだまだ友釣り歴が浅い私です。
年輪や地層のように、経験を重ねていきたいと思います。

この日は早朝から正午までやって、何とか１０匹でツ抜け達成。