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▼ 【RATA釣行記#09】スタッカート91インプレ
- ジャンル:日記/一般
- (Tulala, スタッカート91, Staccato 91 MSS-HX, シーバス)
暑いと冬が待ち遠しくなるんですけどね〜。
どうも。
昨年から自分の釣りに導入している"スタッカート91"。
ツララさん所のヤーツですね。
使い込んでみて、使い心地も理解出来てきたのでインプレとして残しておこうと思います。
その前に現在の自分のスズキ釣りにおけるタックルセッティングを書いておきます。
誰かの参考になれば幸いです。
【スピニングタックル】
ロッド
アピア : ジェイルブレイカー92
ツララ : スタッカート91
リール
ダイワ : セルテート4000c
ライン
サンライン : キャリアハイ6 / 1号
サンライン : システムショックリーダー 16lb (ナイロン)
サンライン : カットイン 20lb
【ベイトタックル】
ロッド
フィッシュマン : ベンダバール89
ツララ : コローナ89
リール
ダイワ : スティーズATW HLC
ライン
サンライン : キャリアハイ6 / 2号
サンライン : ステートクラッチ 30lb
⬛︎スタッカート91の舞台
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ロッドの特性や性質、キャパなんかに関してはメーカーさんや、作り手の"工藤さん"のページを見てもらった方が早いと思うので、それはコチラに貼っておきます。
工藤靖隆さんfimo←
ここからは、あくまで自分なりの思う事です。
この数年間様々なメーカーの様々なスペックのロッドを使ってきましたが、自分好みだったロッドはどれも所謂、"ピンシャキ系"でした。
感度ビンビンのパリッとしているイメージですね。そういうロッドばかり使っていたので、正直スタッカート91に初めて触れた時は、え?なにこのグニャグニャの竿?と言う感覚。
トラウトの方では、グラスだったりのかなり柔らかいロッドを使うので、そういった竿がどんな特性があるのかは理解しているつもりではあったのですが、前に一度サクラマス用のロッドでシーバス釣りにチャレンジした事もあったので、その柔らかさはシーバスには不向きだと勝手に決めつけ、それからはずっと"ピンシャキ系"ばかり使っていました。
コローナ89 と出会った時にその考え方は逆転してしまったので、スタッカート91が出るとわかった時は、ワクワクしながら待っていたのですが、最初に振った時はやはり、"柔らかい"が先にきました。
スピニングロッドで、シーバス用でこんなにも"ムッチリ"したロッドを他に触った事が無かったので、正直魚を掛けるまではグニャっとしているなぁと言った感じでしたが、魚を掛けてから、その考えと言うか"感覚"は全く別の意識に変わります。
先にも言った通り、トラウトロッドでシーバスサイズをかけた時、結構大変だったのを覚えています。自分が使ったロッドがそうだっただけなのかもしれませんが、"寄せる"事に関して結構手こずる印象でした。
スタッカート91は、この"寄せる"事に関してしっかり機能してくれるので、80cmクラスの魚でも"楽に"と言うと間違いかもしれませんが、きちんと曲げ込んで寄せてこれる竿でした。
よく竿の説明で聞くフレーズに、"掛け調子"と"乗せ調子"とかあると思うのですが、スタッカート91は"乗せ調子"の方になるかと思います。お陰さまでスタッカート91は、自分の中でバラし率がかなり少なくなったと思っていて、食ってきた魚は"ほぼほぼ"獲れてしまう、めちゃくちゃ楽しいロッドです。
逆に言うと、俊敏さが求められる"こちら側から掛け"にいかなければならない相手となると、ジェイルブレイカー92の方に軍配が上がるのは当然の事だと感じます。
使い分けで言うと、じっくりやるスローな展開の釣り。(巻く速度ではありません)の時、フローティングミノー(14cm程度まで)やシンペン、小型のプラグ類等の時は、スタッカート91。
飛距離、感度、少々無茶のきく重量感のあるプラグ(40g程度まで)の時は、ジェイルブレイカー92。
という感じで使い分けています。
なぜ先に手持ちのタックルにベイトタックルを書いておいたかと言うと、これら以外の重さのあるプラグや、極端にストラクチャー周りを叩く際はベイトタックルを使用しているからです。
要は、なんでもかんでも投げれる訳では無いし、どこでもここでも使える竿では無いですよって事を言いたかったからですね。
自分の釣りは、基本夜の河川。ナイトゲーム主体で組み立てるシーバスゲームです。そうなるとオープンであれば飛距離、小場所であればパワー。という風に以前は考えていたのですが、ここ数年投げているルアーは殆ど変わらず、投げる為の道具に対する考え方が変わってきました。そうすと今まで行っていたフィールドが少し変わった視点から見れるようになったと感じています。
たとえオープンだったとしても、必ず飛距離が必要では無い場合もあります。飛距離より操作性だったり、手前で食ってきた時にでも曲がりこんで絡み取るような柔らかさだったり。そんな事を教えてもらえた様にさえ感じています。笑。
スタッカート91の飛距離は、はっきり言ってピンシャキ系のロッドには及びません。プラグが重くなればなるほど、投げ難くなるので飛距離を求める釣りには不向きだと感じます。
コローナ89の時にも書いたと思いますが、軽いテイクバックで凄く簡単に竿を曲げ込めるので、気持ち良く投げる事が出来ます。
魚が掛かってからのやりとりは、ピカイチで楽しい竿です。適度に曲がり込み、力を込めてリフトしていったとしても、フックが曲がったりせず魚を寄せてくる事が可能です。
自分はダイワの4000番手のリールを乗せていますが、特に違和感は感じず良い相性だな〜くらいに思っていますが、3000番のリールでもイイかもしれません。
このロッドに関しては、ガイドセッティングが独自の"ストローガイドセッティング"というものが搭載されていますが、ソレに関しての良し悪しは、わかりません。変に聞こえるかもしれませんが、"気になりません"の方が正解かもしれないです。
勝手な見解で感じるのは、おそらく竿のブランク自体は、Lスペックくらいのかなり柔らかいロッドではあるものの、ストローガイドセッティングにより、ガイドの数が普通のロッドに比べてかなり多く搭載される事で、LともMとも呼べない不思議な感覚に陥ってしまうのでは?とも思えます。コレに関しては専門的な事だと思うので、自分はかなりの素人意見です。
⬛︎シーバス釣りと鱸釣り。
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前にも書いた気がしますが、シーバス釣りのイメージと鱸釣りのイメージが少し異なるって話。現代っぽいというか、デッカいルアーをベイトタックルでバス釣りみたいにスタイリッシュに釣っていく様なイメージのシーバス釣り。スピニングタックルであれば、ピンシャキロッドでバンバン飛距離出して、テクニカルに魚を出すイメージです。
一方でトラウトの延長線上にある様な、"古き良き"を重んじた感じの、スズキ釣り。
曲げ込んだ竿に、魚を出来るだけ暴れさせないようにいなす感じのイメージで釣るウェーディングゲーム。
※かなり個人的なイメージで書いていますのでご理解下さい。
どちらかと言えば、スタッカート91は後者の方の現代版といった印象の竿に感じます。かなり個人的な意見ではありますが。
ザ・スズキ釣り用の竿。みたいなイメージです。
コローナ89のインプレを書いた時にも書いた様な気もしなくも無いですが、コローナ89はビックベイトとかが投げれる様な竿とは違うタイプのベイトロッドです。※投げれなくも無いですけど。
どちらかと言えば、用途を選ぶウェーディングゲーム主体のビックミノーなんか(スピニングで投げるには重たく感じる程度)を投げる為のモノだと認識しています。
スタッカート91も14cm程度までのミノーや、10cmクラスのシンペンを投げるのに丁度いいタイプのスピニングタックルの様に感じています。
どちらも時代に逆行しているとうか、シーバス釣りと言うよりは、スズキ釣りの竿を現代のマテリアルで作るとこうなるってのを具現化した釣具の様に感じてしまっています。
なので、そんな気分を味わいたい人にとっては恰好の道具だと思われます。
自分はシーバス歴が浅いので黎明期の頃の事はタイムリーに知りませんが、その頃がスズキ釣りだったとしたのであれば、リールもラインも、投げるルアーも作りが変わっているはずで、それに見合ったその当時の感覚の竿作りを現代で作ったとしたら?
スタッカート91はそんな気分の竿だと、自分は勝手に感じている次第です。
※めちゃくちゃ浅い知識の上で、自分が感じた事を勝手に書いておりますので、その辺はご理解ください。笑。
つづく。
- 2022年1月8日
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