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ALPS処理水の海洋放出で思うこと

  • ジャンル:日記/一般

私は東日本大震災以前より、原発は非常に危険だと考えていた。
そして3.11でその危険性が決定的になったわけだが。

さて、今話題の「ALPS処理水」だ。
ALPS処理水についてはもはや説明不要だろう。

で、騒がれているトリチウムだが、色々メディアを見ていると、ちょっと誤解している人間もいるようだ。
このトリチウムは福島第一原発からのALPS処理水にだけ含まれいるのではなく、現在稼働している原発(少なくとも日本では)からも海洋放出されている。
もちろん基準値以内に処理されているのは言うまでもないが。
当然稼働時の柏崎刈羽原発からも放出されていた。

なので、今更何故トリチウムで騒いでいるのか分からない。

むしろ個人的にはALPSで処理されているとはいえ、トリチウム以外の放射性物質のモニタリングに力を入れ、数値を正直に公表してもらいたいものだ。

また、原発はもちろん火力からの温排水もやはりそれなりに問題があるように思う。
3.11前には原発だけで年間1000億tの温排水が放出されており、この量は日本の河川の総流量の1/4に相当するというデータもある。
原発・火力から放出される温排水は元の海水温より約7℃も高くなっている。
温排水が近年の日本周辺の海水温の上昇の大きな要因とは考え難いが、多少は影響しているように思う。
また温排水は復水器でタービンを回し終えた蒸気を水に戻すために使われる冷却水(海水)なので、仕組み上直接放射性物質の含まれる蒸気には触れないが、資料によると様々な要因で多少ながら放射性物質を含んでいるとも言われている。
つまり温排水はないに越したことはないのだ。
温排水は釣れると馬鹿丸出しではしゃいでいる釣り人には、もっと色々と勉強してもらいたいものだ。


現在様々な発電方法があるが、発電効率は概ね以下のようになっている。

・水力発電 約80%
・火力 約55%(天然ガス・石炭の平均)
・風力 約20~40%
・原子力 約33%
・太陽光 約20%
・地熱 約10~20%
・バイオマス 約20%

やはり以前このブログでも書いた「水力発電」に頼るのが最善なのだ。
そして人口を減らしつつ、省エネに取り組みながら、上手に火力やその他の再生可能エネルギーを組み合わせれば、間違いなく原発はいらなくなる。
これも以前書いたが、原発は放射性廃棄物の適切な処理方法も決まっていない(※恐らく地層処分になりそうだが)等の問題と危険だらけの発電方法なのだ。
こんなものない方が良いに決まっている。


大きな改革はもちろん個人でもできる小さな改革の積み重ねがないかぎり、決してこの地球環境や我々人間が豊かに暮らす基盤は良い方向に向かわないのだ。

 

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