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▼ ライコ132F/アカメチューン
こんにちは!
兵庫の岡田優樹です。
今回は高知でのアカメ釣行について書いてみます。
|注意事項
高知県ではアカメは注目種として指定されています。
以下の点を守って釣りを楽しみましょう。
●釣ったアカメは再放流しましょう。(キャッチ&リリース)
●無用な殺傷はやめましょう。
●販売目的のアカメの捕獲はやめましょう。
●捕ったアカメを他の地域に持ち出さないようにしましょう。
●他の地域で捕ったアカメを持ち込まないようしましょう。
高知県HPより
https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/2018032000132/
|2週連続となった高知釣行
先週はライコ132Fでバイトがあったものの、フッキングが決まらずにバラしてしまいました。
その悔しさと、再現性の確認を兼ねて今週も高知へ。
ライコ132Fが販売されてから、約一年が経過しました。プロト時代からたくさんの試作を使ってきて、年に数度の高知遠征でもよく投げてきました。
ライコの強烈な波動は明暗のミノーやシンペンで反応を得られない気難しい鱸から反応をとったりするなど、好感触を得てました。
しかし、アカメ狙いではチャンス自体も一晩に一度あるか無いかなので、試す事も難しい日々が続いていました。
数少ない経験の中ですがアカメに特に有効と思えるアクションとそのシチュエーションを見つけたので下記に書きます。
|ライコ132F/アカメチューンについて
昨年はキャッチこそ無かったものの、バイトは何度かあり、見えてきたものがあったのでアカメに特化したチューニングをしてました。
■フック…フロント#1 リア#2
■リング…#6程度 ※強度は70lb程
ミドルフック&リングはアクションのバランスの観点から装着無し。
他にも重りを貼ったり、フックサイズなどをチューンしましたが、ライコの強い浮力を活かしつつフックサイズはあげたいというバランスの中でこのセッティングになりました。
ちなみに、ラインセッティングですが、PE4号+フロロ80LBでもアクションは破綻する事がありません。
太糸を使ってもしっかりとアクションするのもライコの強みですね。
チャンスが少ない中で得られた感覚として、ライコのレンジを入れた早巻きでのタイトウォブリングアクションがアカメの捕食本能に刺激するのでは…?と感じました。
ただ、このアクションだけではバイトまで持っていくのは難しく、+αの要素が必要で、流れの変化で自動的にアクションをつけるor巻き速度を変えて変化をつけるのが有効的なのでは、、?と考えてました。
そのライコが持つアクションを殺さないで、フックを大きくしたのが今回のセッティングです。特に有効なシチュエーションとしてはコノシロパターン、ボラパターンです。
■コノシロパターン
ライコの開発時にメインにテストしたパターンです。アカメでも釣れないはずが無いと思ってます。
■ボラパターン
25〜40センチ、時には60センチほどのボラが一斉に飛び跳ねて辺り一面ジャグジーになるような状況です。
中でもライコは25〜35センチほどのボラがベイトになっている時に強いように思います。
大量のボラの中からルアーを選んでもらうにはルアーのサイズ感も大事ですが、ボラに負けない波動の強さも大事だと思ってます。それに加え、アカメはシーバスよりも強波動を好むような気がします。
シーバスでは波動は抑える方向で考えますがアカメの場合はある程度の強さがあった方がバイトしやすいイメージです。
|ポイント下見後の実戦へ
初日の夜にある程度ポイントを見て回って状況チェックを行い、迎えた二日目の夜。
一箇所目は不発で、二箇所目。
潮は下げ後半で流れが絞れてきて、ベイトも溜まりやすくなる場所です。
数時間ほどは無の時間でしたが、干潮間際でベイトがざわつきはじめました。
水深は浅い場所と深い場所が混在してるので、レンジが入るルアーは扱い辛く、ライコのような表層をキープできるルアーが使いやすい地形です。
沖で急にボラが異様なざわつきが発生!
ボラが一斉に四方八方に飛び出します。
すぐさまライコをフルキャスト!
ライコの遠投性能はビッグベイトでは届かない場所を広く探れるので、強い武器になります。
手元にブリブリとルアーが泳ぐ感覚があるくらいのスピードで20メートルほど巻いてきます。
ブレイクの手前で更にグリグリとハンドルを早く回すと、、、
強い衝撃とともに、ルアーのある位置のあたりで一斉にボラ達が跳ね出します
しかし、この魚は直ぐにバラシ、、、
それなりに良さそうなサイズだっただけに残念です。
フックを変え、タックルをベイトタックルに持ち替えて再度アプローチします。
少し立ち位置を変えてアップクロスにキャストし探っていくと、数投でまたまたドン!!!!とヒット!
指でスプールを押さえて確実にフッキングします。今度はバッチリ決まりました。
力強いダッシュと強烈なエラ洗いを凌ぎます。
アカメとのファイトですが、できるだけ怒らせないようにファイトを行うのがコツだと思ってます。
もちろん小さなサイズだと強引に寄せる事も出来るかもしれませんが、竿でじんわりと受け止めながら、やんわりとファイトすると急な負荷がどこかに掛かる事も少なくバレやラインブレイクも起こりにくいです。
特に大型のアカメは強引にいけばいくほど、怒ってダッシュしてどこかに擦れてブレイクなどをよく耳にします。
ですので、あまり大きくない個体でも練習だと思って、やんわりとファイトをする事が多いです。
今回は無事キャッチできました。
ランディング後はストリンガーに繋いで蘇生を行います。
アカメが元気になってから、機材やビニールシートを準備して撮影します。
撮影時もアカメへの負荷を最小限になるように配慮し、途中で何度も水中で休憩させるように行います。
苦労して釣った魚なので、キチンと写真に収めつつ、元気な状態でリリース出来るように魚を労ります。
今回は80センチ後半の顔は小さいけど、魚体は丸々と太ってたアカメでした。
この後は雨が強くなり、雷も鳴り出したので終了としました。
高知のアカメ釣りは先人達の努力と行動によって今があります。
釣り人なら一度は憧れるアカメという魚。
是非挑戦してみて下さい!
兵庫の岡田優樹です。
今回は高知でのアカメ釣行について書いてみます。
|注意事項
高知県ではアカメは注目種として指定されています。
以下の点を守って釣りを楽しみましょう。
●釣ったアカメは再放流しましょう。(キャッチ&リリース)
●無用な殺傷はやめましょう。
●販売目的のアカメの捕獲はやめましょう。
●捕ったアカメを他の地域に持ち出さないようにしましょう。
●他の地域で捕ったアカメを持ち込まないようしましょう。
高知県HPより
https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/2018032000132/
|2週連続となった高知釣行
先週はライコ132Fでバイトがあったものの、フッキングが決まらずにバラしてしまいました。
その悔しさと、再現性の確認を兼ねて今週も高知へ。
ライコ132Fが販売されてから、約一年が経過しました。プロト時代からたくさんの試作を使ってきて、年に数度の高知遠征でもよく投げてきました。
ライコの強烈な波動は明暗のミノーやシンペンで反応を得られない気難しい鱸から反応をとったりするなど、好感触を得てました。
しかし、アカメ狙いではチャンス自体も一晩に一度あるか無いかなので、試す事も難しい日々が続いていました。
数少ない経験の中ですがアカメに特に有効と思えるアクションとそのシチュエーションを見つけたので下記に書きます。
|ライコ132F/アカメチューンについて
昨年はキャッチこそ無かったものの、バイトは何度かあり、見えてきたものがあったのでアカメに特化したチューニングをしてました。
■フック…フロント#1 リア#2
■リング…#6程度 ※強度は70lb程
ミドルフック&リングはアクションのバランスの観点から装着無し。
他にも重りを貼ったり、フックサイズなどをチューンしましたが、ライコの強い浮力を活かしつつフックサイズはあげたいというバランスの中でこのセッティングになりました。
ちなみに、ラインセッティングですが、PE4号+フロロ80LBでもアクションは破綻する事がありません。
太糸を使ってもしっかりとアクションするのもライコの強みですね。
チャンスが少ない中で得られた感覚として、ライコのレンジを入れた早巻きでのタイトウォブリングアクションがアカメの捕食本能に刺激するのでは…?と感じました。
ただ、このアクションだけではバイトまで持っていくのは難しく、+αの要素が必要で、流れの変化で自動的にアクションをつけるor巻き速度を変えて変化をつけるのが有効的なのでは、、?と考えてました。
そのライコが持つアクションを殺さないで、フックを大きくしたのが今回のセッティングです。特に有効なシチュエーションとしてはコノシロパターン、ボラパターンです。
■コノシロパターン
ライコの開発時にメインにテストしたパターンです。アカメでも釣れないはずが無いと思ってます。
■ボラパターン
25〜40センチ、時には60センチほどのボラが一斉に飛び跳ねて辺り一面ジャグジーになるような状況です。
中でもライコは25〜35センチほどのボラがベイトになっている時に強いように思います。
大量のボラの中からルアーを選んでもらうにはルアーのサイズ感も大事ですが、ボラに負けない波動の強さも大事だと思ってます。それに加え、アカメはシーバスよりも強波動を好むような気がします。
シーバスでは波動は抑える方向で考えますがアカメの場合はある程度の強さがあった方がバイトしやすいイメージです。
|ポイント下見後の実戦へ
初日の夜にある程度ポイントを見て回って状況チェックを行い、迎えた二日目の夜。
一箇所目は不発で、二箇所目。
潮は下げ後半で流れが絞れてきて、ベイトも溜まりやすくなる場所です。
数時間ほどは無の時間でしたが、干潮間際でベイトがざわつきはじめました。
水深は浅い場所と深い場所が混在してるので、レンジが入るルアーは扱い辛く、ライコのような表層をキープできるルアーが使いやすい地形です。
沖で急にボラが異様なざわつきが発生!
ボラが一斉に四方八方に飛び出します。
すぐさまライコをフルキャスト!
ライコの遠投性能はビッグベイトでは届かない場所を広く探れるので、強い武器になります。
手元にブリブリとルアーが泳ぐ感覚があるくらいのスピードで20メートルほど巻いてきます。
ブレイクの手前で更にグリグリとハンドルを早く回すと、、、
ドン!!!!!
強い衝撃とともに、ルアーのある位置のあたりで一斉にボラ達が跳ね出します
しかし、この魚は直ぐにバラシ、、、
それなりに良さそうなサイズだっただけに残念です。
フックを変え、タックルをベイトタックルに持ち替えて再度アプローチします。
少し立ち位置を変えてアップクロスにキャストし探っていくと、数投でまたまたドン!!!!とヒット!
指でスプールを押さえて確実にフッキングします。今度はバッチリ決まりました。
力強いダッシュと強烈なエラ洗いを凌ぎます。
アカメとのファイトですが、できるだけ怒らせないようにファイトを行うのがコツだと思ってます。
もちろん小さなサイズだと強引に寄せる事も出来るかもしれませんが、竿でじんわりと受け止めながら、やんわりとファイトすると急な負荷がどこかに掛かる事も少なくバレやラインブレイクも起こりにくいです。
特に大型のアカメは強引にいけばいくほど、怒ってダッシュしてどこかに擦れてブレイクなどをよく耳にします。
ですので、あまり大きくない個体でも練習だと思って、やんわりとファイトをする事が多いです。
今回は無事キャッチできました。
ランディング後はストリンガーに繋いで蘇生を行います。
アカメが元気になってから、機材やビニールシートを準備して撮影します。
撮影時もアカメへの負荷を最小限になるように配慮し、途中で何度も水中で休憩させるように行います。
苦労して釣った魚なので、キチンと写真に収めつつ、元気な状態でリリース出来るように魚を労ります。
今回は80センチ後半の顔は小さいけど、魚体は丸々と太ってたアカメでした。
この後は雨が強くなり、雷も鳴り出したので終了としました。
高知のアカメ釣りは先人達の努力と行動によって今があります。
釣り人なら一度は憧れるアカメという魚。
是非挑戦してみて下さい!
- 9月26日 13:00
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