こんにちは、茨近県のフィールドスタッフの佐藤雅樹です。
先日よりジャッカルステーションにて
霞ヶ浦水系のシーバス実釣動画が放映されましたが
皆さんご覧になられましたでしょうか?
https://youtu.be/MbKOz_rWLB4?si=Wxe1x1lGim4iU-l6
今回はロケの模様の解説や
動画内で解説しきれなかった部分をご紹介していきたいと思います。
| 晩秋~冬下流域に集まる霞ヶ浦水系のシーバス
今回の実釣では晩秋の霞ヶ浦水系が舞台です。
バスフィッシングのメジャーフィールドして名高い霞ヶ浦水系で、今シーバスフィッシングが人気となってきました。

霞ヶ浦水系でシーバスが釣れるようになった一因については、以前お話しした記事を参照していただければと思います。
さて、今回は霞ヶ浦水系の中でも川筋の最下流エリア常陸利根川周辺。利根川と霞水系をつなぐ川ですがなぜこのエリアを選んだかと言うと、産卵を意識し下流域に落ちてきたシーバスの魚影が濃いエリアだからです。
通常川にいるシーバスは産卵のために外洋に落ちるのですが、霞ヶ浦水系は利根川との境に大きな河口堰があります。これによりせき止められたシーバスが多く、晩秋から冬のシーズンは下流域での釣果が多いです。
また、エサとなるイナッコもこのエリアは多く、ベイトとリンクさせやすいと言うのも好釣果の一因と思われます。
| 浅く根掛かりしやすいエリアではジナリシリーズの出番
今回メインで使用したルアーは根掛かり回避性が高いバイブレーションのジナリ・ジナリHW。
霞ヶ浦水系でシーバスを釣るにはベイトの存在は欠かせません。
そこで手っ取り早くベイトの存在をサーチできるバイブレーションが有効なのですが、問題は根掛かりの多さ。
比較的水深の浅い霞ヶ浦水系、杭や崩れた護岸ゴロタ等バスフィッシングエリアならではのストラクチャーの多さ。
アウトメタルシステム搭載のジナリシリーズであれば根掛かりを気にすることなくストレスフリーにサーチができます。
臆する事無くベイトの当たるエリアをジナリでサーチすることでリアクション気味にシーバスのバイトを引き出します。
| 活性の良し悪しで選ぶカラー選択
開始直後はジナリHWのグリキンを選択。
独特の濁りの霞ヶ浦水系ではグリキンカラー等派手なカラーに強くバイトが出ることが多いのですが、朝一まだ冷え込みの強く活性の上がっていない状況だったのか反応はあまり得られず。
そこで比較的ベイトに近いカラーのイナッコカラーに変更して探っていると日が上がり少し暖かくなり徐々に反応が返ってきます。
しかしアタリはモゾっとしたものが多く、ストラクチャーにコンタクトしたのかバイトなのか少しわかりづらいものが多い。掛かりどころもエラ付近などしっかりと咥えた状態ではない物が多い。
魚の反応が徐々に良くなってきた所でグリキンカラーに変更。するとカラーをアピール系に変えたとたんバイトの出方が大きく変わりました。
イナッコやストラクチャーにコンタクトしてルアーが姿勢を崩した瞬間にでるバイトが強烈なものに。
しっかりとルアーを口でひったくり、ひるがえるようにしていく為、フックの掛かりもバッチリです。魚の活性に合わせたカラーの使い分けも重要です。
| ジナリ・ジナリHWの使い分け
今回ジナリHWを中心として展開しましたが、オリジナルのジナリとの使い分けとしては、動画内でも話しましたが単純に飛距離が欲しいときはHWを選択します。
実釣中は常に向かい風が吹いている状況でオリジナルジナリよりも飛距離を出したかったので、ウェイトのあるHWモデルを使用しました。
もう一つはレンジとスピードの使い分けです。
オリジナルよりもウェイトのあるHWは当然、巻いてくるレンジ感がオリジナルよりも下がります。
より深いレンジ攻略にはHW、少し上のレンジはオリジナルという使い分けもできますし、HWモデルと同じレンジをゆっくり巻くのにオリジナルジナリなどの使い分けもおすすめです。
同じバイブレーションでも、こう言ったレンジとスピード感の使い分けはシーバスフィッシングでは魚に近づく重要な要素となります。
| 動画内でお伝えしきれなかった重要なファクター『風』
動画内で説明しきれなかった霞水系シーバスで重要な釣る為の要素として『風』があります
止水域で流れが無い為、潮回りで活性が変わる事がないので、風によって水面だけでも水が動く事がシーバスの活性を上げる重要な要素となります。
特に実釣中のように『向かい風』の状況は、自身のいる岸際にベイトが風によって寄せられるなどルアーの射程圏内に魚が集まってくるチャンスです。
ベイトの有無・ルアーカラー・風など実釣動画とこの記事で見聞きしていただいたものをぜひ実釣の際には活かしてみてください。
寒さの厳しくなる季節ですが霞ヶ浦水系のシーバスフィッシングは今がチャンスです。
ぜひチャレンジしてください。
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