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ゼネラルエレクトリック

  • ジャンル:日記/一般
こんにちは!小笠原母島の建設業者、東一興産の森山です。
今日は休日なので地磯へ釣りと穴タコとりを予定していたのですが、読んでいる本がおもしろかったので予定変更して家にこもっていました。
その本は「GE帝国盛衰史」というタイトルです。

皆さんはGE(ゼネラルエレクトリック)という会社をご存知でしょうか。
私は最近読んだ「ビジョナリーカンパニー」という本のなかでこのGEが企業理念をしっかり持ち、理念に忠実に行動して成長していく、まさに"ビジョナリーカンパニー(未来志向企業)"ということで持て囃されていたことからこの会社のことをしりました。

このビジョナリーカンパニーという本は1994年に初版が発行された古い本なので、現在のGEの状況を調べてみたところ、なんと経営状況の悪化から解体、分社化していました。
GEは20世紀末には"世界で最も価値がある"といわれるほどの優良企業で、アメリカを代表する工業系コングロマリット(複合企業)でした。それが2000年代頃から坂を転げ落ちるように崩壊していきます。例え世界最大の大企業でさえも判断を誤れば奈落の底に落とされる。ビジネスの世界の非情さに背筋が凍る思いです。

ちなみに近年の凋落具合が激しい日本の東芝はGEと深い関係にあります。戦前にはGEが東芝の株を保有して役員の派遣を行っており、技術移転もしてもらっています。
要するに東芝はGEを師としてその背中を追って成長してきたのですね。
この2社が似たような時期に事業解体の憂き目にあっているというのは、なにやら運命の皮肉を感じます。
ちなみにGEが「ストレッチ」、東芝が「チャレンジ」という名目で経営陣が現場に過度な数値目標を求めた結果、不正会計による見せかけの利益のかさ増しが常態化していたという点でも似ているというのが私の中で強く印象にのこりました。
なお、東芝の不正会計のなかで一番有名なのは、ある個人が次期社長を狙うという私的な目的のために自分の管轄している部署の会計上の利益が上がっているように操作したというものです。これにはすごく嫌悪感を覚えます。
全体のことより個人を優先する人を上級職に就けてはいけないという教訓ですね。
ちなみにその人はうまいことやって社長の椅子に座ることができました。不正会計が発覚した後も刑事罰は受けていません。

話は大きく脱線しましたが、とにかく今日の結論として言えるのは、企業経営は一寸先は闇ということですね。
その闇に飲み込まれないためには常に自分自身と会社が変化していかなければなりません。
上記のストレッチにしてもチャレンジにしても好景気下では会社の業績を伸長させるのに一役買ったのでしょうが、不景気に転じるとそのエネルギーは逆噴射し、不祥事として世間に表出して会社を崩壊させる直接的な原因になりました。
普通に考えれば、同じ製品を不景気の状況で景気の良いときと同じかそれより多く売れといわれても難しいと思うのですが、東芝にしてもGEにしても高い目標を設定し、それをクリアしていくことで会社が成長していったという成功体験が忘れることができなかったのでしょう。
つまり、2社ともいつまでも好景気時の成長が忘れられず、不景気の状況下で守勢に回るという時代に合わせた変化ができなかったということなのだと思います。
ですから、人も企業も過去の成功は忘れ、常に時代や周囲の状況に合わせて自己を変化させていく柔軟性が重要なのです。
企業経営にあたっては常に危機感を持ち、謙虚な心で常日頃から自省を繰り返していかねばなりません。

9/8本文を少し書き足しました。

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