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伝説の魚1

  • ジャンル:釣行記

 この数年、ジョイクラフトの取材や撮影で、奥利根湖へ船を浮かべる機会が増えた。
この湖は関東最北にある巨大なリザーバーで、あの利根川の最上流域に位置する。
 
数百km下流(と言っても川全体では中流)では遡上したスズキを狙い、夏の足音が聞こえれば足しげく通ったりもするのだが、その一つの水の流れを楽しむという意味で、スズキはいないけど奥利根湖へ行くのはいつも楽しみにしている。
 
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本当に美しい湖。
 
この湖へ初めて行ったのは、もう15年以上前になる。
関東各地のリザーバーで大きなブラックバスを追い求めていたときに、友人の船で釣りをさせてもらった。
 
今はもう、この湖ではその魚は狙っていない。
どうしても、命をゴミ箱へ捨てる気が起きないから。
 
最近ここへ来る時は、撮影対象としてキノコとか山菜がメインになるのだが、少しの空き時間でロッドを出させてもらっている。
 
狙っているのはイワナ。
 
ただ、今までに数回のチェイスを見ただけに終わり、いまいちどうしたものかなぁ・・・と攻めあぐねていた。
 
そもそも、そういうルアーをもっていっていないという事もあるのだけど、基本的にキャスティングでしか狙っていないという事も一つの理由かもしれないなと考え始めていた。
 
というのも、ダムサイトの管理事務所でおいちゃんに話を聞くと、朝一から船を出す人たちはそれなりに釣果を上げていると言うのだが、そのやり方は100%がトローリングによる釣果だった。
 
う~ん、トローリングかぁ。
 
実はその釣りの奥深さは多くの人から聞かされてきた。
カジキを狙ったトローリングもレイクトローリングも、その道のトッププレイヤーと話をする機会が多く、非常に戦略的なその釣り自体には興味を持っている。
 
キャスティングの釣りこそがルアー釣りの王道と思っている人は多いと思う。
そもそも釣りに1番も2番もないのだが、線の釣りでのマネジメントの難しさ(効率として確立できる釣り方)は、実は釣りをやりこむほど迷宮入りしやすい罠でもある。
私がウェーディングで飛距離による優位性を否定するのもこれに当たるんだが、トローリングというのはその釣りの最高峰の位置に当たるのだ。
 
数年前に、「相模湾をはじからはじまでルアーを引けば、どんだけ魚が釣れるのか」を試したら、ノーバイトを食らったことがある。
 
機動力を得るほどにじつはフィールドの広さがアングラーを苦しめるのだ。
行ける場所で最善を尽くすという普段のバンクフィッシングとは、根本的にその難しさが違う。
ゆえに、絞り込む釣りが大事なので、きっとレイクトローリングは楽しいだろうなと思っている。
 
ただ、道具が何にもねぇという事実はあるとし、本当のレイクトローリングをやったことがないので、いまいち奥利根湖でそれをやる気は湧かないでいたし、「自分がバンクフィッシングが好きだ」というのも確かにある。
 
そんな話を外房でヒラスズキを釣りながらタケさん(偏屈なヒラリーマンではあるが、実はブラウントラウトの日本記録保持者であり、レイクトローリングの世界やトラウトミノーではかなりの有名な人だったりする。)としたら、「じゃぁ今度行こうよ。工藤さんの好きな川のトラウトとセットで出来る場所あるから」と誘ってくれた。
プラン的には、流入河川のニジマスやイワナをオカッパリでやり、移動はすべてトローリングをしながらという話しで、その場所は、新潟と福島の境にある「銀山」と呼ばれるリザーバーだった。
 
のちに色々と調べると関東ではかなり有名なフィールドという事を知った。
もちろん、場所も名前も知っている(リザーバー好き)が、畑違い(わしはトラウトアングラーではないw)なジャンルなもんで、その意味を理解もせずに「うん、良く判んないけど、そこでレイクトローリング教えて!」と答えた。
確か今年の1月ごろだった。
 
その後、フィッシングショーだのイベントだのでいろんな人に話を聞いたら、解禁にそこへタケさんと行くことが、どれだけ重大なことなのかを知った(笑
伝説の大イワナとか、なんかすごいんですけどw
 
まぁ、でも私にとってはただの釣り友達が、やったことのない釣りを教えてくれるというだけの話し。
楽しむ以外の余計な要素はない。
 
という事で、釣りの仕方だの準備だのの打ち合わせを繰り返すうちに、ちょっとミノーを一本創りたくなったの10日前からフィールドのイメージをしながら削り出した。
 
それを見ていた凪チンが、「僕もルアー、作りたい!」と言い出したのは」嬉しい誤算♪
 
バルサを削る前にまず教えておきたい事がある。
 
『もの創りは、設計があってこそ』
 
別に、私がバルサに線を引いて、その通りに削ればルアーなんて簡単に作れる。
でもそれは凪チンのルアーとは言えなくなってしまうのだ。
 
何を作りたいかを、まずは絵に描こう。
 
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大事なのはペンの速度。
曲線をイメージしながら、そして失敗を恐れずに、何本も何本も線を引く練習をした。
 
良い感じになってきたところで、ルアーの絵を描かせる。
 
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この線が、凪チンがはじめて描いたルアー。
 
今日はもう遅いから今度一緒に作ろうね、と言って自分のルアー作りに没頭した(笑)

だって、時間がないんだもん!
 

実はこの段階で、大いなる問題が発生していた。
この何日かで数本作ってスイムテスト。
OKならばアルミ張って、色ぬって仕上げれば間に合うなと考えていたところ・・・
 
夕方にスイムテストしたら、「なんか違う気が」してしまったのだ。

薄々とその理由は分かっていて、今回から2液エポキシ接着剤と基盤リップを導入したのが原因。
 
イメージより、ブランクが太い。
 
いやね、シーバスならいいよ。
でもトラウトはなんか違う気がした。
家に帰り、とりあえず一回コーティングして乾燥するルアーの姿を見て、もう一回考えた。
 
今、月曜日の20時。
明日は出張で帰ってこれない。
金曜夜出発なので、最終コーティングは木曜の夜。(ほんとはそれもダメだけどねw)
う~ん、今から削って間に合うんだろうか。。。
テストする時間もないから一発勝負。
ただ、サイズ的にはタピオスの時に散々テストしたデータがあるので、よっぽどおかしな事をやらなければ、「泳がなかった」という事はない。
 
23時に画を引き直した。
25時にワイヤー&シェイプ終了し、一発目コーティング。

即乾燥させたいのでエポキシを指で塗りたくり、とりあえず寝る。

翌朝早く起きて400番を当ててムラを取り、ウレタンドブ漬して出社。

その夜は出張で死ぬほど呑んだww
水曜日は株主総会に出て、酒も飲まずにさっさと帰宅し、400番で水研ぎして着色。

ホントはハルシオンに行って塗りたいけど絶対に間に合わないので、必殺手抜きで嫁様のマニキュアをパクってハケ塗り!

さすがマニキュア、超速乾性。
1時間後には1000番で水研ぎができる(笑)
 
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マニキュアでここまで出来ればOKでしょ!

さてこの先をどうしたものか。
アルミ張るには、もう一回ドブ漬けして幕を作り、目を抜いて・・・・なんてやってたら、今夜には張ることはできない。
この後にリップを付けて再シェイプしてコーティングもある。
 
と、ちょうどそのタイミングでタケさんから電話があったので、色々とハンドメのやり方を聞く。
 
結論、アルミホイルをやめてアルミテープにすれば、一晩分のコーティングを省ける・・・かもしれない(笑)
ちなみにタケさん、「普通ミノーはどんなに頑張っても1週間から10日はかかるよ。4日でじゃ絶対に無理でしょw」と。
 
いやいや、売り物じゃねぇから良いのよ(爆)
 

今回はまさに初めて尽くし。
 
セルロース→ウレタン
アロンα→2液エポキシ
ポリカーボリップ→基盤リップ
エアブラシ→マニキュア
アルミホイル→アルミテープ
スイムテストなしのぶっつけ。
最悪、現場でリップ削っての調整か?

もちろん行く場所も初めてで、レイクトローリングも初めて。
 
いや~、ほんとに大丈夫だろうか(汗)
でも、今回ほど前準備が楽しい釣りは、そうそうねぇぞww

川はハルシン既存ルアーで準備万端♪

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今、木曜日の23時30分。
最後のディッピングを終えて、このログを書いている。
と、とりあえず、乾くまでなんもできないので、今日は寝ます。
 
伝説の大イワナ、釣れたらいいなぁ(爆)

続く

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